2023年12月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。

今月は一年の締めくくりの月、各地で「○○納め」ざんまい、あなたも今月は「2023年のわたし納め」と称してざっくり1年を振り返り、自分をねぎらっておいしいものを食べたり好きな服や小物を買って楽しく過ごしましょう。そうやって2023年の自分を成仏させる、「まあいいじゃん」「色々あるわな」「これも味」とつぶやき、「来年また頑張ろっか」と自分を鼓舞して新年を迎えてはいかがでしょう。

12月22日は冬至。北半球では最も昼が短く夜が長い日で、開運学では「陰の極み」ととらえます。陰極まれば陽に転ず、この日を境にまた日照時間が伸びてまいります。
冬至の夜は浴槽にゆずを浮かべてじっくり浸かりながら「一陽来復、一陽来復(=これからどんどん明るくなってくる)」と唱えるといいでしょう。

24日はクリスマスイブ、25日はクリスマス。別にキリスト教徒でなくてもチキンローストやシャンパンやケーキを前にすると気分上がりますよね、ひとりで過ごす人も複数で過ごす人も「メリークリスマス!」と叫んで楽しい夜をお過ごしください。

31日は大みそか。何かと気ぜわしい一日になるでしょうが土壇場であせるとつまずきます。12月に入ったら早めに用事を済ませ、時間と気持ちに余裕を持って過ごしましょう。

12月中にもよりの神社へ今年1年のお礼をしにいくと、「あれ? なんかいい感じ」と年末年始のツキが上がりますのでお試しください。

全員に共通の凶方位は東、南東、南、西、北西。吉方位はそれぞれの欄をご参照ください。それでは12月7日〜来年1月5日までの九星別運気と吉方位、軽やかにまいりましょう、それッ。

★一白水星・・・「突然の変化に追い立てられる前に、自分から好きに変化させてしまえ」と開運学では申します。どうせ変化するのがわかってるなら、その前に前倒しで自分から変化させるわけです。
一白は変化の波がドドドと押し寄せる予感、なりゆきに任せて行きたくない方向へ追い立てられるより、自分から分岐ポイントをスイッチオンして行きたいほう、明るいほうへ舵を取ってください。
吉方位は北。絶妙のタイミングで分岐器を作動させたいなら北へどうぞ。

★二黒土星・・・ジングルベルやウィーウイッシュユアメリークリスマスが街に流れるといやでも気持ちが追い立てられます。なぜどこへ行ってもアップテンポな曲が流れるかというとお買い物促進のため、「あれ買えこれ買え、早く、早く」というわけです。
二黒は周囲にあおられて地面から5㎝ほど浮いてるイメージ、そのまま空中浮遊するとイラン門もといいらんもんまで買ってしまいますから、朝一番に白湯(さゆ)でもすすって気を丹田に降ろし、少し腰を落としたナンバ歩きで進みましょう。
吉方位は北東。冷静になって無駄なもん買わんようにしたいなら北東へどうぞ。

★三碧木星・・・人間関係が寂しいというなら、もしかすると自分が放つ「香り」が原因かもしれません。ほら人って本能的に鼻で相手を嗅ぎ分けるでしょう、「この人は違和感がないから同類」「ん? この人違う」みたいに。チェックポイントは日ごろ使ってる洗濯洗剤や柔軟剤、ボディソープやシャンプー、ハンドクリーム、コロン。「もしやこれまずいかも?」と思ったらしばらく使わずに様子見てみる、人間関係がくるりと好転するかもしれません。
大吉方位は南西、吉方位は北東。自分の嗅覚を研ぎ澄ませたいなら南西、悩みから早く脱皮したいなら北東へどうぞ。

★四緑木星・・・「若いときの苦労は買ってでもせよ」は本当です。若いうちに痛い目にあっとけば知恵も耐性もつく、しかも開運学的に見れば先にマイナスを経験しとくとそのあと必ずプラスに転じる、つまり不運を栄養素としてぐーんと上に伸びていくわけです。もちろん心がひねくれるほどの苦労はしちゃいけませんけども。
さあ四緑のあなたお待たせしました、じきに圧から解放されて自由の身、あのとき踏ん張っといてよかったぁ〜と赤ワインに舌鼓を打つ日はそんなに遠くありません、よう頑張った。
大吉方位は北。知恵と力と勇気がほしいなら北へどうぞ。

★五黄土星・・・この12月にいつもと同じような生活パターンを繰り返してると、いつもと同じような新年をまた繰り返すことになります。来年こそはダイナミックに大回転したいというなら、時間の過ごし方を少し変えてみてください。
一番いいのは早寝早起き、「7時に起きるのつらーい」なんていっとらんと4時起き、5時起きに挑戦してはいかがでしょう。時間の使い方を変えると行動パターンが変わる、行動パターンが変われば気持ちが変わる、気持ちが変われば運気が必ず変わってまいります。古来、早寝早起きが推奨される原因をご自分で検証してください。
吉方位は北、北東。シュッと寝てシュッと起きたいなら北、克己心アップなら北東へどうぞ。

★六白金星・・・人間が動物と違うのは、お互いに力を借りたり貸したり協力し合って生きることです。もちろん計算もからみますが「あの人のために」という義侠心や「あの人が好きだから」というヒューマンな感情も加味されます。いずれにしても「人の間に生きる」のが人間ですから、一匹狼でいるより上手につき合ったほうがいいのです。
今月は人間関係の総決算月、周囲との和を大切にしてきた六白にはうれしいプレゼントがもたらされるでしょう。目に見えないもののありがたさをしみじみ味わう年末になりそうです。
大吉方位は北東、吉方位は南西。心の豊かさを味わいたいなら北東、人間関係をよくしたいなら南西へどうぞ。

★七赤金星・・・旅に出ると「ここも行きたい、あそこも行きたい、名所旧跡全部回りたい!」と気持ちがはやりますけども実際に行けるのは2〜3カ所、ほら1日は24時間ですし体力だって限界ありますから。頑張って全部回ったとしてもあとに残るのは疲労感、あんまり欲張らずターゲットを絞り込むのが旅のコツでありましょう。
さて七赤のあなたも今月はある意味人生の旅、あれもしなくちゃこれもしなくちゃついでにそっちもやらなくちゃとつんのめり気味になるでしょうが全部きっちりクリアしたら疲れますていうか無理、優先順位を決めてできることだけやりましょう。
無難な方位は北。気力、体力のバランスをとって効率よく動きたいなら北へどうぞ。

★八白土星・・・無心に行動してるときほどいい目が出やすくなるのは、頭・心・身体がまっすぐ伸びているつまりよじれてないからです。頭のいい人ほど計算を働かせたり我慢強い人ほど気持ちを無理やり抑えがちですけどもそれすると自分という宇宙がよじれてしまう、よじれて変形したり破れたりあるいはビッグバンを起こしたりします。
自分の心を宇宙の中心としてそこに頭と身体を沿わせるのがやはり一番ラクだし強いしいい結果が出ます。
八白は自分宇宙を信じて素直にいきましょう、よけいなこと考えずに好きな曲を口ずさんで踊りながら進めばやることなすことうまくいくはずです。
吉方位は北東。この年末を楽しく踊って過ごしたいなら北東へどうぞ。

★九紫火星・・・人の運は人間関係でわかります。あなたは今年、何人と知り合いましたか? そのうち運のいい人と悪い人は何人ずつですか? 「運のいい人ばかり」というならあなたの運もいいはずです、だって類は友を呼びますから。
もし「運の悪い人ばかり」というなら、その人たちはこんな特徴がありませんか。「グチや悪口が大好き」「素直じゃない」「うそをつく」「時間とお金にルーズ」「何かと人に頼る」「自分勝手」。人は自分の映し鏡、「あんなやつ大ッきらい!」とグチる前にご自分にも似たようなところがないかちょっと考えてみましょう。
吉方位は南西。運のいい人に出会いたいなら南西へどうぞ。

・・・はい、こんな感じです。これから寒さ本番、風邪など引かないよう身も心もあったかくしてお過ごしください。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。すてきな新年をお迎えください。

寝耳に水 2023年12月号


アントワーヌ★
さあいよいよ師走でございます、2023年はどんな年でございましたかお嬢さま。
お嬢さま☆あわただしい年だった! コロナが終わったせいか街へ出るとどこもかしこもすごい人だかり、みんな猛スピードで歩いてるし、少しの間も惜しんでスマホフリックしてるし、時間の流れるスピードがコロナ前より3倍アップした感じ。ちょっと疲れちゃったわあ。こうやってお城でのんびりしてるのが一番ラクちん。
アントワーヌ★今どきはタイパ(=タイムパフォーマンス)といって短い時間の間にどれだけ効率よく詰め込むかが重視されておりますからねえ、コスパ(=コストパフォーマンス)、スペパ(=スペースパフォーマンス)という言葉もございます。
お嬢さま☆あたしはブラックペッパーを利かせたペパロニピザのほうが好き!
アントワーヌ★(スルーして)小手先で合理化、効率化を図っても全体でならすと結局たいした差はありません。文明が発達しても人間の気力体力は増加しませんし、むしろせかせか動けばそのぶん疲れて逆にその後のタイパが低下しますから、自分のペースでほどよい加減に行動するのが一番なのでございます。
お嬢さま☆時間に追われてあくせくするのをやめれば、みんなの表情ももっとゆったり柔らかくなって余裕が出てくるかもね。時間勝負の仕事のときは別だけど。
アントワーヌ★せかせか急ぐのは貧乏性、お金持ちはゆうゆう人生の旅を楽しみます。そういえばお嬢さまはこのところゆったりのんびり優雅に過ごされてますけど、そろそろタロットをめくるお時間では? ゆうゆうとだらだらは別ものですよ。
お嬢さま☆わかってるわよ、おやつ食べたらやるわよ! 冬の脳はいつも以上にカロリー消費が激しいのよ。
アントワーヌ★ではラムレーズンをたっぷり入れたさつまいものパウンドケーキはいかがですか。生クリームをたんと添えて、熱々の抹茶入り玄米茶とご一緒に。
お嬢さま☆それよ! では今月もみなさんの運気を生まれ月別にタロットでチラ見してみましょう。

★1月生まれ・・・
集合意識を肉体という包装紙で単品パックしたものが個々の人間ならば、「共鳴・共感」「同調」「シンクロニシティ」の謎が解けます。
包装紙の透過性がいい、つまり感受性の鋭い人は周囲に流れる気を取り込みやすく、どうしても気分が流されやすくなります。いわゆるHSP(ハイリーセンシティブパーソン)と呼ばれるやつです。
目の前にいる人の感情が痛いほど染みるとか、暗いニュースを見ると気が滅入るとか、人混みを歩いてるとなんか疲れて頭痛がしてくるというなら、もしかするとあなたもそのタイプかもしれません。
身も心もピュアであるがゆえの特性なのですが、もし生きづらいというなら「煩わされるのはよそう」と決めて体表にバリヤー膜を張るイメージを持つ、鏡を忍ばせて周囲の気をはね返す、どうでもいい情報をシャットアウトする、色つきのメガネをかける、高級な生地の服を着る、粗塩をふった浴槽に浸かるなど、自分を守る工夫をするといいでしょう。
単品としてこの世に誕生したからには、自分で自分を守らないと誰も守ってくれません。守りをしっかり固めたうえで、年末を楽しくウキウキお過ごしください。

★2月生まれ・・・お金に対する価値観は親から譲り受けるものです。親が昭和世代なら「無駄遣いは罪」「とにかく貯めるが勝ち」がデフォでしょう。
ルミネとか行って「あれもほしい、これもほしいって思っちゃう私はぜいたくでいけない子。ここは我慢して末永く使えるあたりさわりのない中間ゾーンを狙っとこう」と考える結果、みんなが着てるような黒や紺やダークグレーのコートとか汚れが気にならないダークトーンのバッグとか買っちゃうわけです。だけどなーんかウキウキしないのはそもそも自分の好みの色やデザインじゃないからなンですね。物を買うのは自分への投資ですから、どうせ買うなら本当に買いたい物を買いましょう。
「古い価値観を見直してはいかがでしょう」とカードが告げています。もちろん収入と支出のバランスを考えたうえでのお話ですけども、「あの世にお金は持ってけない」「お金を使うにも旬がある」「お金は使ってこそ価値がある」「下手に残してもしゃあないやん」という考え方もあります。
「このご時世、何があるかわからないから」と財布のひもを締めたくなる気持ちはわかりますが、どうしてもほしい物がある、これ自分に必要なんだよなあと思うなら、いたずらに我慢しないで思いきって手に入れたらいいじゃんかと思います。

★3月生まれ・・・若いときは「自分の人生は自分で切り開く!」なんて気負ってても、年を重ねるうち「人生は自分の意志だけでどうこうできるものじゃないんだな」とうすうすわかってまいります。自分の意志が常に人生の中心軸にあるのはもちろんですが、そこに運や第三者の働きかけや大自然の采配など目に見えない要素が加わって絶妙にアレンジされてくるからです。
ですので自分の意志通りに進展しないからといって自我をゴリ押しするとたいてい悪い目が出る、だって筋がねじれちゃうから、なので本当に叶えたいことは自然のなりゆきに任せといたほうがうまくいくことが多いです。
ゆったり生きてる3月生まれはそろそろいい目が出るころ、自分も人も大事にしながらほんわか過ごしてるとじきにすべてがいい感じに整って回転し始める暗示です。
パワー全開にするよりミノムシのように秋風に身を任せ、すらすら揺られてハラ減ったら芋食べる、んでぷーとおならする、その推進力で根元からぐるんと一回転する、みたいな無我の境地でおりますと何もかもがうまく運ぶことになっています。

★4月生まれ・・・金運のよし悪しは本人の器で決まります。器が大きい人は大きな金運がドドドと押し寄せてきたときにたっぷり受け止められますが、小さい人は受け止められずジャージャーあふれ、器の底にはほんのちょっぴりしか残りません。
器の大きさは何で決まるかというとA)心の縦の長さ、B)心の横の長さ、C)心の高さとした場合、AプラスBプラスCが心の大きさとなるわけですってヤマトの宅急便か。
「あの人たくさんお金持っててずるい」とか「いいよなあ金持ちは」なんて人をうらやましがるのはむだなこと、それより自分の心の縦・横・高さを伸ばす努力をしたほうが懸命です。縦は許容力(包容力)、横は協調性、高さは向上心といいかえてもいいでしょう。人を許す、人と仲よくする、そして自分の意識を高く持つことで器がどんどん広がっていくわけですね。「許せない」「大きらい」「どうせ私なんか」が口癖の人は器が小さい、残念ながらお金に恵まれませんちゅうことです。
「じきにあなたの元に大きな金運が流れてくるでしょう」とカードが告げています。器をぐぐっと伸ばし広げてお待ちください。

★5月生まれ・・・「気を分ける」と書いて気分、自分の深奥からどんな気が切り分けられて出てくるかは、そのときの天気や温度湿度、五感で受け止めるものなど自分を取り巻く環境によって猫の目のように変化します。
ひとりでいるときはどう変化してもいいけれど、誰かがそばにいるときは、気分を自らコントロールする必要があります。特に職場ではそれが必須、じゃないと「気分屋」と噂されたり仕事自体がうまく回っていきませんし、プライベートなら「めんどくさい」「重い」「うっとうしい」と距離を置かれることになります。
「感情のバランスを保っていますか?」とカードがたずねています。辛い、苦しい、しんどい気分をそのまま垂れ流すと結局自分が損しますから、陰陽の変換装置を心に設置して状況に応じて切り替えてはいかがでしょう。
変換装置とは身につける物、食べる物、自分を取り巻く環境のことです。気分を上げたいときは明るい色のお気に入りの服を着て、おいしい物を食べて、好きな小物を持ってみてください。

★6月生まれ・・・「あーあ、なんかいいことないかな神さま」。こたつに寝そべったまま神に祈ってもその願いは叶わないでしょう、なぜなら「新しい展開を望むならまずは古い環境から抜け出せ」と開運学ではいうからです。ほしいものを手に入れるには、まずこたつから出ないとだめなのですね。
「新しい服がほしくてお店見ても全然いいのがない!」というなら自宅のクローゼットがぎゅうぎゅうで新しい服の入る隙がないということですし、もっと気の合う友人がほしいなら今の気の合わない友人から離れないと新しい誰かの入る隙間ができません。お金もそう、金運が停滞してるなら一度パーッと使ってみる、すると悪い金運が流れて新しい金運が入ってきます。
飽和状態で行き詰まってる、どんよりした毎日が続いてる、ワンパターンに飽きちゃったというなら、自分から何かを手放すことです。一番簡単なのは掃除、ほらちょうど年末ですし、不用品を捨てるチャンスです。身の周りをすっきりさせると、もさもさ茂った枝のような雑運が祓われて、代わりに新しい選択肢がにゅっと生えてきます。

★7月生まれ・・・「昔はよかったなあ、部活に燃えたし友達いっぱいいたし腹も出てなかったし」「あたしこれでも昔はお店のナンバーワンだったのよね」。
人はときに過ぎた日々を懐かしみます。たまに思い出してほんわかするのはいいですけども美化しすぎるのは危険、下手すると現在より過去にうつつをぬかす人生になっちゃいます。遠い日々にいつまでも縛られてると、過去にしか生きられない地縛霊になっちゃうぞう。
生きるとは「今この瞬間の時間を使う」ということ、自分の手で状況を変える、何かをつかみ取る、あるいは何もしないということです。過ぎた過去や未知の未来に過度な希望もしくは不安を抱いて時間を消費するより、今できること、楽しめること、ウキウキすることに費やしたほうがおトクというものです。
「時計の針を現在時間に合わせてください」とカードが告げています。遅れたり進んでるとタイミングの合わない人生になります、まずは腕時計や目覚まし時計など、現物の時計からチェックしてみてください。

★8月生まれ・・・「与えたぶんしか受け取れない」と開運学では申します。「これっぽっち」しかもらえないのはそれ以前に自分から与えてないからです。世の中って不公平に見えて実は公平、最後の最後にプラマイゼロになるようにできています。
ところが下手に前倒しして受け取っちゃうケースもたまにある、たとえば宝くじとかギャンブルとかですね。それで大金当ててもなかなか幸せになれないのは、あとの代償が大きすぎるからでしょう。お金も車もうかつに当たっちゃいけません、どうしてもお金を当てたいならそれなりにしっかり運を上げてから当てましょう。
もし「あせらず」「順当に」「無理なく」お金持ちになりたいなら、手元にかき込む前に知恵でも労働力でも何か人のためになるものを自分から放出するといいのです。するとそのエネルギーがお金に変換されて巡り巡って手元に戻ってくる、そしたらそれを貯め込まずにまた人のために放出する、そうやってぐるぐる循環させていくとどんどんスケールが増して小金(こがね)持ちから中金持ちへ、さらに大金持ちから富豪へとランクアップしていきます。年末の助け合い募金は人のためならず、募金したぶんやがて自分に還ってまいります。

★9月生まれ・・・「よーし、頑張ろう!」。張り切って始めたはいいものの、途中で「あれ? 何か違うぞ」「こんなはずでは」「これ辛いな」に変わってきたら要注意、そのまま頑張り続けるとストレスが溜まって運気を落とす原因になります。
単に辛抱が足りないのか本当にだめなのかを見分けるコツは体調です。眠れない、食欲がない、憂うつ、何もする気になれない、明日に希望が持てない、風邪が治らない、蕁麻疹が出る、帯状疱疹になった、高価なクリーム塗ってもお肌がしょんぼりしたままというなら頑張るのをやめてそこから離れ、少し休憩したほうがいいでしょう。
ありがちなのが仕事や家事や育児や介護のワンオペ、明らかにキャパオーバーなのに身を削りながら消耗戦続けてるとその先で待ってるのは破滅という名の落とし穴です。
もちろんそれぞれ事情は違うでしょうけども、やれるだけやってそれでも難しいなら、「もう無理!」と大声で宣言して猫か人の手を借りることです。
9月生まれは周囲から期待されて重荷を背負う予感、自分の成長や将来の幸せにつながるならレッツトライですけども、何のためにやるのかわからないなら勇気出してダッシュで逃げ出すほうがいいかもしれません。

★10月生まれ・・・深い気づきってたいていひとりでいるときに得られるものです。友達と「あのタコいやんなるンもー大ッきらい!」「いっそ刻んでキュウリとあえて酢のものにしてやっか、でもまずくて誰も食わねえな」「ちげえねえぎゃははははは!」なんて白玉あんみつ食べながら盛り上がってるときは人生の真理に気づかない、気づくのは誰もいない暗い道をひとりでとぼとぼ歩いているときです。
寂しいときや辛いときって「どうして自分はこうなんだろう」「どうしてこうなった」「じゃあこれからどうすればいいか」みたいなことを一所懸命考えるでしょう、今歩いてるイバラの道からどうやって脱出するか必死に模索するわけですね。で、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら前に進んでいく。途中で行き止まって立ち尽くす、疲れてしゃがみ込む、しばらく体育座りしてからふと顔を上げると今まで目もくれなかったところに何となく出口みたいなのがあるわけです。立ち上がってふらふら歩いて扉を押すとはいおめでとう扉の向こうにスパコーンと回答が出現しています。
何か悩みを抱えていますか? 大丈夫、答えは自分の深奥にある、悩んで悩んで悩み抜いた先に出口が見つかります、ていうか悩み抜くまで出口は現れないことになっています。

★11月生まれ・・・最近スマホでもテレビでもやたらと「群馬」という文字が目に入ってくるなあと思ってたら、いきなり群馬のおばさんから「来月あんたの甥っ子の結婚式。そう群馬の式場。来れる?」と電話がかかってきたことありませんか。これをシンクロニシティと申します。ちゃあんと伏線が張られているのですね。
誰が伏線を張ったのか? 守護霊か、ご先祖か、あるいは違う世界線にいる自分自身か。いずれにしてもこの現象が起こったら素直になりゆきに従うといいでしょう。甥っ子の結婚式に喜んで参加すれば、そこで運命の人に出会えるかもしれません。「今度食事に誘ってもいいですか」「お仕事お願いできますか」「へえ焼きイモがお好きなんですか、来週うちの別荘で全国焼きイモ味比べ大会開くんですけどお時間あったらいかがですか」。
家にいたら絶対出会えないような人ととんとん拍子で話が進むかもしれませんよ。理屈だけじゃ割り切れないのが人生、「伏線を無視したり、人からのお誘いをむげに断らないでください」とカードが告げています。素直になりゆきに従うと、頬をつねりたくなるような展開になるかもしれません。

★12月生まれ・・・直感で「これだ!」と選択したものの散々な目に遭い、がっくり肩を落としたことありますか。実はこれよくあること、人って見たいものしか見ませんから。ピカピカきれいな表側に目がくらんでその裏側をチェックするのを忘れる、もしくは怠るわけですね、
たとえば家を購入するときや職場を選ぶとき、恋人や友達を選ぶとき、「きっと大丈夫だろう、大丈夫に決まってる」とついつい楽観的になりがちですが、見てくれがいい案件ほど実はひと筋縄じゃいかなかったりします。
今日のランチを決めるくらいなら失敗しても打撃は少ないですけども、人生を左右するほどの大案件はうかつに失敗できません。そういう場合は「大文字のキャッチコピーより小文字のスペックこそじっくり読む」「信頼できる人に相談する」「時間をかけてじっくり考える」など、面倒ですが慎重にちみちみ進めていくしかありません。
あなたが今抱えている案件は・・・そうですねわりと大きめかもですね、「答えが吉でも凶でも自分が選んだのだから悔いはない」と思えるまでは答えを出さない、あるいはずーーーーっと迷いが続くようならやめとくのが正解です。

・・・はい、こんな感じです。1年で最も活気のあるにぎやかなこの季節、みなさんお忙しいでしょうがどうぞ風邪など引かないよう気をつけて、ウキウキワクワクお過ごしください。それでは今月も元気に楽しく行ってらっしゃい!

2023年11月の九星別方位と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
11月8日の立冬を過ぎると冬が駆け足でやってきます。冷えは万病の元、胃腸が冷えると踏ん張りが利かなくなりますから、今からしっかり寒さ対策しておきましょう。

11日は一の酉、23日は二の酉&勤労感謝の日。神頼みがよく効く月ですから、神社に詣でて金運アップなどお願いしてみてはいかがでしょうか。

全員に共通の凶方位は北東、南東、南西、西、北西。吉方位はそれぞれの星の欄をご参照ください。

★一白水星・・・2024年は新しい変化の流れが旧来の川にドドドと勢いよく注ぎ込む年。川の底に堆積したものが強制的に新しい水に巻き込まれて流れていく、つまり心機一転巻き返しができる年なのです。
今までダメだった人もよかった人も一斉に同じスタートラインに乗りますから、「昔、失敗しちゃったなあ」「あの人に勝てるわけないよなあ」などよけいなこと考えず自分のペースで自分なりに走り出せばOKです。不要な縛りは徐々に自然にはずれていきますから、なりたい自分に転生するチャンスです。
コツは今から「理想の自分」を想定しておくこと、でないと来年も今までと同じ系統の自分になっちゃいます。現状維持したい人は別ですがもっと幸せになりたい、今の不幸から脱したいという人はなりたい自分の姿をしっかりイメージしときましょう。
一白は遠慮は無用、「お金もっとたっぷりほしい」「引っ越して日当たりのいい家に住みたい」「女将になって実家のおんぼろ旅館を復興させたい」でも何でもOK、描かない夢は永遠に叶いませんけども描いた夢はやがて叶うことになっています。
吉方位は北、南。周囲と円満にやりたいなら北、バリバリ働きたいなら南へどうぞ。

★二黒土星・・・新しいことをするとき、もしくは新しい物を扱うときってポカミスが発生しがちです。原因をひと言でいうと「慣れてない」、つまり自分と対象物の気が噛み合っていないのです。たとえば新しい職場で上司と間違えて「よろしくご指導願います」なんてお客さんに話しかけちゃったり、買ったばかりのスマホを落っことして画面に蜘蛛の巣が張っちゃうとかですね。これは鬼門の気が作用してる証拠、鬼門とは北東のことで、夜明けの時間帯を意味します。ほら夜明けって闇からいきなり薄明るくなるでしょう、「激変」のパワーが働くんですね。なので新しい環境に移ったときは、目が慣れるまでむやみに動かずしばらくじっとしてるといいんです。
二黒は新天地で思うがまま動きたくてうずうずしてるかもしれませんがちょいお待ちください、「はじめの一歩の失敗は高くつく」と開運学では申します。やっていいことといけないことの区別がつくまで、しばし様子見といきましょう。
吉方位は北、南。カンを働かせたい、鼻を利かせて状況を見分けたいなら北、たとえ間違えたとしてもへこたれないガッツがほしいなら南へどうぞ。

★三碧木星・・・バーは薄暗く、ファミレスは明るい照明がこうこうと点いています。お酒をちびちびやりながらじっくり考えごとをしたい、誰かと深い話をしたいときは視界が不透明で落ち着いた環境が適していますし、サクッと食事を済ませたい、打ち合わせしたい、アイパで作業したい、仲間とバカ話したいときは周囲がパキッとよく見えてにぎやかな環境が適しているわけです。前者を陰、後者を陽としましょう。
陰の環境に身を置きたいときは内省的なとき、陽の環境に身を置きたいときは意識が外界に向かっているときです。どちらがいい、悪いはないのですが、環境を選択するときに気をつけないとツキが落ちることがあります。たとえば辛いことがあって泣きたい気分のときにうっかりファミレス行った場合、隣で元気のいい女子サッカーチームメンバーがナカタニのプレイ最高惚れるいやあモチヅキさんが守ってくれたおかげですよわはははお前らいっぺん結婚してこい! なんて盛り上がってたらなんか落ち着きません。逆に鼻歌でスキップしながら店のドア開けたらカウンターの向こうで子泣きじじいそっくりのママが野太い声で「いらっしゃーい、今日はあたし味噌汁に沈んだとろろ昆布みたいな気分。あなた飛んで火に入る夏の虫、あたしの世迷い言(ごと)じっくり聞いてくださる?」なんてもずく酢のお通し出された日にゃああなた、ふくらみかけた運気もしおしおのパーになってしまいます。
どこかに身を置くときは、くれぐれもご自分の陰と陽をしっかり認識することです。ちなみに今のあなたは「陽」です、お間違いなく。
無難な方位は東。勘違いを予防したいなら東へどうぞ。

★四緑木星・・・「答えは自然が教えてくれる」と開運学では申します。たとえば誰かにATMで送金しようとするとき、何回も払込用紙を書き間違える。これ「そのやり方、間違ってますよ」という暗示というか予兆なんですね。10枚くらい書き損じていざATMに向かうと「この用紙では払い込みできません」と出てしまう。やむなく窓口に行って高い手数料を払う羽目になるわけです。
間違ったことをするときってぼんやり不安や迷いがつきまとったり、やたらとミスが多かったり、横やりが入ったりするものです。
「迷ったらやめとけ」と世間でいうのは、たいてい失敗するからなんですね。原因は3つ、下調べが足りない、タイミングが合ってない、やらなくていいことをやってるのどれかです。そういうときはとりあえず出直すか、逆に厄落としのつもりで決行しちゃうか、あるいはいったん中止するといいでしょう。
四緑はこのところ迷いが多いですか、それ今すぐ決めなくていい案件じゃないでしょうか。ちょっと離れてみたとたん、スパッと正解が見つかるかもしれません。
無難な方位は東。自然に任せる心のゆとりがほしいなら東へどうぞ。

★五黄土星・・・夏休みの宿題って憂うつですよね、最初に片づけときゃあとが楽になるのはわかっちゃいるけどなかなかできません。遊びにうつつを抜かした結果、ラスト1週間で泣きながら架空の絵日記をつけることになります。
それと同じことが大人になってもしばしば起こります。やらなきゃいけないのに「面倒」「気が乗らない」「そのうち何とかなるだろう」と先延ばしにしてあとで泣きを見るわけです。たとえば明日飛行機に乗って長旅に出るのに深夜になってもまだパッキングしておりませんと。フライト時間は午前8時ですと。逆算すると夜明けに家を出ないと間に合いませんと。仕方ないから夜中の1時からいざ詰め始めてみると着替えが足りない洗面用具も切らしてる、やっとの思いで重たいスーツケース抱えて家飛び出してタクシー捕まえて、空港の手前ではいパスポート忘れましたと。
大きな案件ほど入念な下準備が必要です。五黄はこれからわりと大きなイベントが待ってる予感、「その場でチャチャッとやっつければいいや」と思ってると泣きを見ますのでご注意ください。
大吉方位は東、吉方位は北、南。壮大な案件をチャチャッとクリアしたいなら東、猫の手を借りたいなら北、おのれの気力体力を通常の3倍増しにパワーアップしたいなら南へどうぞ。

★六白金星・・・大谷翔平の「憧れるのをやめましょう」はけだし名言です。憧れて夢見てる限りはそこに至らない、至るには「ああなりたいなあ」じゃなくて「自分がそうなるのだ!」という強い意志と努力が必要というわけですね。
これ野球に限らずあらゆる夢や目標に共通、たとえば「40㎏台に憧れるー」「お医者さんに憧れるー」じゃいつまでたってもワナビーのままですが、実際にダイエットしたり医学部目指して猛勉強すればいずれ夢は叶うわけです。「思いは現実を動かす」の本当の意味は、ただぼんやり思ってれば自然に山の頂上にたどり着けるということではなく、頂上にたどり着く意志を持ち、その意志を心棒にしておのれが努力することによって現実化させていくということです。ほんわか夢見てりゃ叶うほど現実は甘くないもンね。
「六白は大きな夢を持つほど運が上がる」と開運学では申します。夢、持ってますか? 今月は努力が功を奏して夢が一歩現実に近づく暗示、やれる上限までもしくは上限を超えてガンガン頑張ってみてください。
吉方位は南。ちょっとの努力で大きな成果を得たいなら南へどうぞ。

★七赤金星・・・思い込みって怖いです。自分で気づかないまま「カードの限度額まだたっぷり残ってるから冬のコート買っちゃおう」(実は限度額まであと1万6千円)、「企画書の締め切りは来週の金曜だったな」(実は今週の金曜日)、「あの患者さんは右の耳に疾患あり」(実は左の耳)などと信じ込んでたりします。事前に「念のため」とチェックするか誰かから「それ違うよ」と指摘されれば難を逃れられるのですが、そのまま勢いで直進すると取り返しのつかないことになりかねません。
「世の中に絶対はない」「信じていることをたまには疑え」と古来申します。「絶対正しい!」と強く思い込んでることや、いつもルーチンでやってることほどわりと危険ですからみなさんもお気をつけください。
七赤は「まれに見る絶好調!」とご自分で思い込んでるかもですが浮かれて上向いてスキップしてると段差につまずいて転びます。「好調なときほど慎重に」「株が上がってるときほど腰を低く」「簡単なことほどていねいに」と心がけ、落とし穴を上手に除けながらお進みください。
大吉方位は東、吉方位は南。自分の姿を俯瞰してミスを防ぎたいなら東、危険察知能力を研ぎ澄ませたいなら南へどうぞ。

★八白土星・・・人の心は調理鍋に似ています。材料がさまざま投下されたら自分の熱量でコトコト煮込み、やがて「経験」という名の料理ができ上がるわけですね。おいしい料理もあれば何これ二度と食べたくないという料理もある、どんな料理ができるかはできてからのお楽しみというわけですが、一般的にツキが落ちてるときは苦みや渋みやえぐみの利いた味、無理して食べるとたまにお腹こわしたりします。逆にツキが上がってるときは甘みがほどよく利いてたりピリッと快くスパイシーだったりえもいわれぬ高貴な香りが立ち上ったりして、食べると元気がもりもり湧いています。
さてあなたが今調理している料理は何でしょうか、寄せ鍋もつ鍋きのこ鍋、水炊きしゃぶしゃぶチーズ鍋なんてのもいいですねってこれ筆者の願望じゃんか、もとい八白のあなたは・・・おや普通の鍋じゃなくて圧力鍋を使ってごった煮を作っておられる最中ですね。なかなか火が通らなくて大変そう、ちょっと水を入れすぎかな、水とは感情のこと、情が入りすぎるとくたくたの仕上がりになっちゃいますよ。はい重りがシュシュッと回って蒸気が出たら弱火にしましょう。重りが回っても強火のままだと蒸気の逃げ場がなくて鍋が壊れちゃいます。時間がきたら火を止めて自然放置、しばらくしてから蓋を開け、秋の味覚をご堪能ください。
大吉方位は東。料理を上手に仕上げたいなら東へどうぞ。

★九紫火星・・・クリスマスやお正月ってゴールドとかシルバーとかグリッターでラメラメなイメージがありますね、やはりハレの季節は街中に光が満ちて、いやでもウキウキした気分になってまいります。
これ人も同じ、運気のいい人、上昇中の人ってきらきら輝いてるイメージありませんか。突出して輝いてる人も「スター」っていいますし。あなたも運を上げたいなら、光を身にまとうといいのです。メイクの世界ではすでにみなさん取り入れてますけども、身にまとうものや持ち物も明るい光を放つ物がおすすめです。家に置く物や食器なども同様ですし、光を放つテレビやパソコン、鏡、金属製のドアノブなども常にピカピカに磨いておくと家の中が明るくなり、幸運が入りやすくなります。
九紫は今年色々ストレスありましたか、でも終わりよければすべてよし、ここであなたに開運のテクニックをお教えしましょう。テーマは「明るい輝き」です。メークや髪、身につける物や持ち物に光を取り入れたり、住まいの窓や鏡や床をピカピカにしてください。ああら不思議、下向きだった気持ちがどんどん上向いて「ようしやったる!」「カマンハッピー!」な気分になるはずです。
吉方位は東。掃除が苦にならない自分になりたいなら東へどうぞ。

・・・さて2023年もそろそろ残りわずかになってきました。ものごとは締めが肝心、あともうひと踏ん張りすればマイナスがくるっとプラスに反転します。というわけで今月も明るく元気にいきましょう!

寝耳に水・2023年11月号


アントワーヌ★
あれまお嬢さまったら少し肥えましたか、ドレスがパツパツでファスナーが上がりません。いつもお茶碗3杯のご飯が最近はどんぶり6杯になりましたからねえ。
お嬢さま☆ふふふすごいでしょう、こうなったらどこまで太れるか試してやる!
アントワーヌ★自暴自棄はそこまでに。体重を戻すのは簡単、野菜をたっぷり取って摂取カロリーを抑えるのです。取り入れたいのは寒天やこんにゃく、きのこなどほぼノーカロリーの食品、ご飯に混ぜ込んだりおかずの一品として適量食べたりおやつとしてお腹を満たしながら、徐々に食べる量を減らしていけばよろしいのです。
加えて運動、食っちゃ寝してたらミイラやゾンビだって太ります。カロリーを消費するためにも散歩をお楽しみください、お城の裏手にある森の紅葉が見ごろですよ。
お嬢さま☆栗があちこちに落ちてそうね! よし、これから栗拾いに行ってくる!
アントワーヌ★俊敏に長靴を履き軍手とトングとバケツを手にして飛び出していった。食べ物のこととなると動きが別人のように素早い、まあいいでしょう、いい運動になりますから。 
・・・3時間経過・・・
お嬢さま☆ただいまあ! 
アントワーヌ★まあすごい、栗が両手の大きなバケツに山盛り。ビクトリア朝風に天高く結ったお嬢さまの髪にもバンバン突き刺さっておりますよ、今年は豊作ですね。
お嬢さま☆これで栗ご飯、栗きんとん、マロングラッセ、パウンドケーキ、モンブラン、栗大福をつくってちょうだいな!
アントワーヌ★ああ高カロリーのオンパレード、やぶ蛇でした。まあよろしいか、どれも甘さ控えめでお作りいたしましょう。
お嬢さま☆栗は今が旬! 楽しまなくちゃ損だわ。それではおいしいものが出来上がるまで、今月もみなさんの運気をタロットで生まれ月別にチラ見してみましょう。

★1月生まれ・・・
人生の流れを決めるのは本人の性格と本人を取り巻く環境です。特に環境は大事、たとえていうなら調理鍋みたいなもンです。肉体にくるまれた魂がその中にぽんと放り込まれてじっくりくつくつ煮込まれるわけですが単純な片手のミルクパンもあればじっくり時間をかけたい寸胴鍋、短時間でぎゅうっと圧縮調理する圧力鍋もある、どんな鍋を使うかはそのときの流れと自分の選択で決まります。
さて今あなたが煮込まれてる鍋は・・・そうですね、運のいい人、目上、もしくはご先祖から受け継いだ質のいい土鍋のようです。豚バラ白菜鶏の水炊きおでんにもつ鍋何でもこい、ああこれからの季節にぴったりです。「基本に忠実に」「下処理をていねいに」の2点を心がけてきちんと使えば、最高においしい鍋が出来上がるでしょう。

★2月生まれ・・・薄暗い沼の縁でふらふらしてるときに「今日はお天気がいいわねえ、ほら雲ひとつないきれいな青空」なんて声をかけられたらハッと気を取り直すのが人間です。人は人に傷つけられたりもするけど癒やされたり救われたりもします。
さてあなたに朗報です。「職場もしくはプライベートで心温まる出会いがあるでしょう」とカードが告げています。イケメンや美人とは限らないですしファンファーレが鳴るような派手な出会いでもないかもですが、でもその人は胸に染みる笑顔であなたを暗い場所から明るい場所へ導いてくれそうです。
ウェブの巣に潜む人じゃなくて現実世界の人、このところ距離感が徐々に狭まってきた人、よく目の合う人がその人かもしれません。

★3月生まれ・・・世の中ってだめな部分もありますけどちゃんとしてる部分もある、つまり陰と陽がバランスよく存在してひとつの球として存在しています。陰の部分にばかり目を向ける人、陽の部分にのみ目を向ける人、どっちも無関心の人など色々いますが放っておいても地球はちゃんと回ってるので心配いりません。
大事なのは自分が今どうありたいか何をしたいかであり、「世の中が悪い」とか「社会はこうあるべきだ」なんて憤ってもあまり意味がない、だって怒ってもどうにもならないもン。「世の中」「社会」って障子に映った影絵みたいで実体がありません。
それより自分の幸せは何か、どうしたらもっと幸せになれるかを考えたほうが現実的ですし自分の工夫と努力で何とかなるはずです。
「あなたが本当にやりたいことは何ですか?」とカードがたずねています。大ざっぱなことを堂々巡りに考えて時間をむだにするより、目の前のできることをちみちみやってみてください。

★4月生まれ・・・ホントはうすうすわかってるんだけど、勢いとかなりゆきとか慣習で仕方なくやり続けてることありませんか。たとえばいやいややってる親戚づき合い、旧態依然とした仕事、いつまで飲み続けるんだろうと思いながら飲む降圧剤、結婚の話をそらす相手とのずるずる同棲。
ここでやめたら今までの苦労が水の泡と思うとなかなかふんぎりがつきません、じゃあ我慢することに何の意味があるかというと「流れを変えない」ことによるつかの間の平和と安定を得るため、でもその平和と安定はたぶん長く続かないでしょう。
「方向転換する勇気を持ってはいかがでしょう」とカードが告げています。「せっかくここまでやり続けたのだから」と思っても、じゃあその先に何があるの何もない、荒野に風がただ寂しく吹いてるだけです。いやいや続けてることはなるべく早く見切りをつけて、ぽかぽか日当たりのいい丘を目指してはいかがでしょう。

★5月生まれ・・・心には実体がありませんから方向性は自由無限、どこへでも飛んでいきますっていうか勝手に飛んでっちゃう、つまり何でもありなのです。「こんなこと考える私ってごう慢」「何もかもほしいなんてぜいたく過ぎる」「これ人に知られたら終わりじゃん」なんて考えなくてOK、だってそれが自分にとっての「自然」なのですから。ただそれを実際に行動に移すかどうかは別の話、自分を取り巻く環境における倫理や常識、ルールなどがからんでくるからです。
でも自分の抱く願望がそういう縛りを越えたところにあるなら話は別、自分で納得できてたぶん後悔しないならそれを実現させてもいいはずです。もしかするとそれが今生の課題かもしれませんし。
あなたが抱く最大の夢は何ですか? 「それを叶えるチャンスが訪れています」とカードが告げています。難しく考えなくても、今なら第一歩が踏み出せそうです。

★6月生まれ・・・「新しい化粧品を一式揃えたら新しいポーチに入れよ」と開運学では申します。古いポーチには古い気が残っていますから、うっかり新品を入れると昔の気が染みついてしまいます。それが幸せな気ならウェルカムですが、いやぁな気が残ってたらさあ大変、せっかく大枚はたいて買ったすてきな化粧品に残留思念がくっついてベビーピンクの口紅がディープパープルに、シアーブロンズのシャドウが10円玉色に、一番明るいファンデが残暑の日焼け色になったりします。1品や2品ならいざ知らず、この秋冬は新しいコスメブランドでイメチェンするんだ私というならポーチもリセットすべき、新品には無垢の力があるからです。
この話ポーチに限りません、新しい酒は新しい器に注ぎ、新しい職場では新しいルールに従い、新しい節目では背筋を伸ばして新しい身なりと心持ちで臨んでください。

★7月生まれ・・・人生って面白いもので、幸せになると不幸せが、不幸せになると幸せが時間差でやってきます。両者は表裏一体、ふたつ合わせて差し引きゼロというわけです。なので幸せはずっと続きませんし、不幸せもずっと続きません。ただ経験を積んでいくうちに不幸せを真正面から100%受け止めないコツがわかってくる、それを「知恵」と申します。「この試練は次の段階にレベルアップするための試金石」と腹をくくって対処もしくはじっと我慢の子でいると耐性がつき、次回同じようなことに直面してもあんまり動じなくなります。逆に幸せなときはお腹いっぱい楽しむ、と同時に次に備えて準備しておけばいいのです。ミネラルウォーターが10本手に入ったら2、3本不測の事態に備えて取っとくわけです。
7月生まれのあなたはじきにうれしいことが起こるでしょう、もちろん手放しで喜んでいいのですが「あれ? こんなはずじゃ」という思いがもし湧き上がったら、幸せのスープに浮かぶアク程度に考えて一緒に味わう、もしくは浮き上がるたびすくって放りましょう。

★8月生まれ・・・人間は自然界の産物ですから自然界の法則に則って生かされています。なので自然に反することをすれば痛い目に遭う、ひどい場合は自分の命がおびやかされることもあります。
じゃあ自然界の法則とは何か? 色々あるでしょうけども「無理しない」「自分にうそつかない」「置かれた状況を素直に受け入れる」、つまり自然体&受け身でいればいいのですね。もちろん頑張るときは頑張らないといけませんけども。そうすればアリナミン飲まなくても目肩腰の痛みから解放されて身も心も伸びやかでいられますし、難しいこと考えなくても勝手に一番ベストな流れに乗れるというわけです。
8月生まれのあなたは今手がけていること、もくろんでいることがなかなか進展しないでジリジリしてるかもしれませんけども、気ィもんでもどうにもなりませんよ、だってそうなるべくしてなっているのですから。「進展しないには進展しないわけがある」と思ってもう少しぽわーんと様子見ててはいかがでしょう。

★9月生まれ・・・「迷ったときは自分の奥の院をたずねよ」と開運学では申します。友達や知り合いは簡単なことなら相談に乗ってくれますが、本当に大切なこと、あなたの人生に関わる重要なことについては答えを出してくれません。だって責任持てませんし、万が一利害関係があったら本当のことなんか教えたくないからです。
自分の人生は自分持ちですからY字路で決断が必要なときは意識を外側から内側に向けて静かに心の奥の細道を進む、松島や ああ松島や松島やと口ずさみながら私の心って奥が深いのねえマーベラスと感動したその先で、奥の院がズドーンと現れてまいります。重い観音扉をぎぎぎと開けばはいそこに答えがホログラムのように浮き上がっています。え? そんなことできる気がしない?
じゃあ直感、自分のどこかでしぶとく存在感を放ってる感覚に意識を向けてみてください。直感とはあなたの奥の院から送信されたデータをキャッチする端末のようなもの、絶対にうそをつきません。

★10月生まれ・・・お金持ちと貧乏人の違いのひとつに「夢や目標を持っているか否か」が挙げられます。お金持ちは「これやりたい、それもやろう、そうだついでにあれもやっとこうかな」と自分の目標をせっせと追いかけ、結果的に金運があちこちから飛んできてまとわりつきますが、貧乏な人は「退屈な人生だなあ」とただぼんやりルーチンワークを繰り返すだけです。同じ行動半径の中で暮らしていると同じような金運しか得られない、つまりずーっと今のままちゅうことです。
じゃあそこからどうやって抜け出すのか。「自分はこの先どうなりたいか、そのためには今何をすればいいか」を考えて、今の3倍働くことです。今のままじゃたかが知れてるなら、今を越えないと他の世界に行けません。
「収入を上げたいなら、行動範囲を広げてみてください」とカードが告げています。あなたの好きなこと、得意なこと、これからもずっと長く続けられそうなことにヒントがありそうです。

★11月生まれ・・・「あのときあんなことしなきゃよかった」「あのひと言がよけいだったなあ」と後悔したことありますか。しかし後悔先に立たず、そのときは「それが正しい」と思ってやったのですから仕方ありません。
そのことで干された、省かれた、切られたといった苦い経験があるなら「きっちり代償を支払った」ということですから差し引きゼロ、むしろ問題はノーダメージでここまできちゃった場合です。人から怒りや恨みを買うとそれが業(ごう)となり、心身が重くなって運気が下がりやすいので注意しないといけません。
対処法としては業を上回るレベルの善行を積むことです。地道にコツコツ陰徳を積んでいくうちに業が体内から浮き上がり、ちょっとこすり洗いするだけで汚れがするっと気持ちよく剥がれてまいりますって大掃除の浴室洗剤か。
じきに年末ですし「その年の汚れはその年に落とす」もしくは「汚れに気づいたときが落としどき」と心して、せっせと陰徳を積まれてはいかがでしょう。

★12月生まれ・・・「この人なら何言ってもいいや」「この人ならこれくらいしても許されるだろう」。人に対してそう思ったり、逆に人からそう思われてうーんな扱いを受けたことありますか。もし「ある」というなら今すぐ止める、もしくは止めてもらったほうがいい、人に対するふるまいってクセになりやすいですから。
少々きついこといわれたり乱暴に扱われて喜ぶ人はひとりもいません。「もし自分だったらどう思うかな」と想像すれば「こういう仕打ちは相手に失礼だな」ってわかるものです。問題は相手からされる側になったとき、いつものように微笑んでいたら絶対に気づいてくれません。そういうときは相手の言動に一切反応しない、もしくはちょっとまゆをひそめてイヤな顔をする。普通の人ならその場で「いけね」と気づく、それでも気づかないなら「そういうのやめてもらえますか」と毅然といえばいいのです。「どうして?」と聞かれたら「不愉快ですから」。パキッとやり返すのは勇気がいりますが効果はてきめん、相手はもう二度とやらなくなるでしょう。それでも同じこと繰り返してくるならそれは運も頭も悪い人、一目散に逃げるが勝ちです。

・・・はい、こんな感じです。夏がどんなに暑くてもやっぱり秋はやってくる、ありがたいです。月がきれいですね、それでは今月も明るく楽しくさわやかに行ってらっしゃい!

寝耳に水・2023年10月号


アントワーヌ★
さあいよいよ10月、泣いても笑っても今年はあと3カ月。今年中にやりたいこと、やり残したことがあるなら今のうちにクリアしましょう。
お嬢さま☆つったってこう残暑が厳しくっちゃ何にもやる気にならないっての。日中ちょっとでも動くと汗がダラーだもの。
アントワーヌ★汗を流すのはいいことですよお嬢さま、目に見えるもの見えないもの問わず、体内の悪いものが毛穴から一気に流れ出ますから。ジムが流行ったりジョギングがすたれないのは汗を流すと身も心も軽くなるからでございます。
お嬢さま☆わたし運動系じゃないし。
アントワーヌ★ならばお掃除。お部屋の気が清まりますし、今からちょこちょこやっておけば年末の大掃除が小掃除で済みます。まずはこの床、足の踏み場がないのでお掃除ロボットが走れません。マンガにゲーム機に脱ぎ散らかしたドレスに三日坊主で放り投げたヴァイオリンになぜか一升炊きのご飯釜、はずむおいしさ ポポロンっていったいこれ何年前のお菓子ですか。
お嬢さま☆うるさいなあ、いつか食べるんだから捨てないでよ。
アントワーヌ★「いつか」は永遠にやってこないのですよお嬢さま、それより今を快適に生きることが大事です。捨てましょう、捨てて身軽になりましょう。
お嬢さま☆あっ! 大黒猫のクロリンドがタロットカードをくわえてこっちにやってきた。早くタロットをめくらなくちゃ。
アントワーヌ★うまく逃げましたね、まあよろしいでしょう。
お嬢さま☆今日のおやつは何?
アントワーヌ★バターと砂糖でキャラメリゼしたリンゴたっぷりのタルトタタンでございます。生クリームをたっぷり添えて、熱々のアールグレイで召し上がれ。
お嬢さま☆うひゃあ! 楽しみ。アップルパイは中にリンゴが入ってるけどタルトタタンはひっくり返してリンゴ面が上なのよね。では今月もみなさんの運気を生まれ月別にチラ見してみましょうっと。

★1月生まれ・・・
幸福と不幸の間には少し距離があります。それはあの世とこの世を隔てる三途の川みたいなもので、意を決して一歩踏み出さないと向こう岸に渡れません。幸せな人はものごとを上から客観的に見ることができるのでわざわざ不幸の国に渡ろうとはしませんけども、不幸せな人は視野が狭いので「あっちへ行ってもどうせ同じ」とその場からなかなか動こうとしません。でも本当は幸せの国って面倒の川を越えないと行けないことになっています。
「大きな好機が近づいています」とカードが告げています。幸せの国に足を踏み込むチャンス到来の暗示ですが、「面倒だからやめとこう」ともし思うなら、あなたは不幸のぬるま湯にじんわり浸かっているのかもしれません。

★2月生まれ・・・幼なじみといるとなぜほんわか安心できるかというと、利害関係がないからです。昔は同じ給食を隣同士で食べたけど今はまったく別の道を歩いてる、下手にリンクしないからこそ気を許せる、「そういえばあなたは昔からそういうとこあったよね」と合いの手を入れて気づかせたり納得させてくれたりします。
辛いときに悩みを打ち明けて忌憚のない意見をくれるのは幼なじみとか古い知り合い、「いつも同じような問題でめげてるよね」「大丈夫、いつも乗り越えてきたじゃん」「あなたならできるよ」と励ましてくれたり場合によっては知恵を貸してくれるありがたい存在です。
悩みごとがありますか? もし自分ひとりじゃ解決しそうにないなら、信頼できる人に話を聞いてもらうといいでしょう。もちろんランチ代はあなたのおごり、話聞いてもらうだけでも救われるもンです。

★3月生まれ・・・ジャンケン勝ち抜き大会で勝つコツは簡単、気合いを入れればいいのです。これジャンケンに限らずどんな戦いも同じ、「絶対負けない」「必ず勝つ」「悔いのない戦いをしよう」の呪文で勝利確率はかなり上がります。逆に「自分が勝っちゃったら相手に悪いなあ」とか「あとが面倒くさいなあ」とか思った瞬間に勝率が下降します。要は「気の持ちよう」なのですね。
「周囲の思惑など気にせず、あなたは自分の幸せに気合いを入れてください」とカードが告げています。ネガティブなことばかり考えてると現実化しますよ、周囲を忖度する必要なんかありません。自分が損するようなことを考えるのはやめて、ウキウキワクワクすることだけに集中しましょう。

★4月生まれ・・・やっと決断してチャレンジしてみたところが意外にハードル高かった、あーあやるんじゃなかったって後悔したことありますか。乗りかかった船なんだからもう降りたくないという考え方もあれば乗りかかった船はまだ降りられるという考え方もある、いずれにしてもその先で得るものが大きければ乗り続ければいいですし、別にいらないやなら降りちゃえばいいのです。
どっちにしようかデッキで右往左往してる? できれば降りたくない? うーん困りましたねじきに出発時間ですよ、じゃあカードに聞いてみましょう。はい「ちょっと視点を変えると簡単にクリアできますよ」と出ました。杓子定規に考える必要はない、ハードルが高すぎるならはしご使ったっていいしハードルの隙間くぐってもOK、奇策裏ワザ奥の手を駆使すればわりとすんなり越えられるみたいです。

★5月生まれ・・・仲よしの友達がすとんと痩せて恋愛が成就してお金持ちと結婚したらくやしいですか。あるいは親しい人が仕事で成功して地位や名声を得たらねたましいですか。でも幸せそうに見えるのはうわべだけで、本人には本人なりの悩みや試練があるかもしれません。そういうのって見た目にはまったくわからないんですよね。
なので人が人をうらやむことにあんまり意味はない、だってそもそも別個の存在ですもン。人にかまってるヒマがあったら自分のやりたいこと、やるべきことに専念したほうがいいでしょう。
「自分王国の確立に力を注いでください」とカードが告げています。あなたはすでに必要なものはすべて持っている、あとはそれをいかに活用して自分の王国を充実させるか、より面白くするか、きらきら輝かせるかが直近のテーマのようです。

★6月生まれ・・・誰でも自分の左と右に陰と陽の振り幅があります。時と場合によってやじろべえのように傾いては戻り傾いては戻りする、ほら交感神経が働いたら次は副交感神経が働く、オンとオフを適宜切り替えてバランス取ってるわけです。
人生は陰陽の繰り返しですが、多大なストレスがかかるとずーっと交感神経が緊張して「眠れない」「安らげない」「イライラする」などの疲労症状が出てきます。それでもその状態を続けてると反動で「落ち込む」「もう何もしたくない」「布団から出られない」に移行するわけですね。
そうなる前にハッと我に返って無理にでもバランスをとらないといけません。やり方は簡単、「実際に眠れなくてもいいから早寝早起きを心がける」「好きなものを食べる」「散歩して気晴らしする」、奥の手は「そのストレスから一目散に逃げる」。
バランスを取り戻すとどうなるかというと「食欲が出る」「ぐっすり眠れる」「やる気が復活する」となります。今月の6月生まれはバランス調整月間、ちょっと行動パターンを変えるだけで明日への希望がむくむく湧いてくることと思います。

★7月生まれ・・・時計の針は規則正しく時を刻みます。西洋では「一直線に前進する」、東洋では「60をひとつの単位として循環する」などさまざまなとらえ方がありますがそれはさておき、重要なのは時間の使い方です。どうせ体験しないといけない時間なら「イヤイヤ」「イライラ」体験するより、「ウキウキ」「ワクワク」体験するほうがベターであることは疑いありません。
たとえば歯医者、名前呼ばれる前までは「痛いだろうなあ」「医師の手がすべって失敗したらどうしよう」とハラハラドキドキしますけども、いざ座ってみればそれなりに時間が進み、気づいたときにはお会計です。ならば事前にあれこれ気を揉んでむだにHPを消耗するより、何も考えずに臨んだほうが疲れません。
先のことをじっくり心配するより、「そのときはそのとき」「大丈夫、何とかなる」「むしろ楽しいかもしれない」とそのまま流されてみてはいかがでしょう。

★8月生まれ・・・三人寄れば文殊の知恵と申します。ひとりでうんうんうなっても答えが出ないときは、あとふたりに聞いてそれを混ぜ合わせれば最適解が出るという意味です。三本の矢は折れないという言葉もありますね。げに「三」とは大きな力を生み出すパワフルな数字と申せましょう。ひとりじゃ倒せない相手も三人ひと組になれば勝率は高まる、それぞれ役割分担すれば自分のすべきことにしっかり専念できますし、もし戦士の自分が倒れたら魔術師や僧侶がフォローしてくれるでしょう。
どうしても負けられない案件がありますか? ひとりでは勝ち目がないなら誰かとトリオを組むといいですよ。2本柱だとふらふらしますけど、3本柱ならガッと安定して腰据えて戦えます。特殊スキルの高いメンバーが味方につけば、手ごわいラスボスを倒すのも全然夢じゃありません。

★9月生まれ・・・「夢や目標を持ちましょう」と古来いわれるのはなぜかわかりますか。はいそこの通勤電車に揺られてる斉藤さん、そうですよね仕事つまんないですよね、でも生活費稼がなきゃだから仕方ないですよね。え? そういうのがないと人生つまンないから? はい正解です、今日はすてきなことがありますよきっと。
人間って同じことばかり延々繰り返してるとろくなこと考えません。ふと脳裏に浮かぶのはたいてい「あのときあんな目に遭った」「○○が不愉快」「ホントにアタマにくる」みたいなグチや不満や恨みつらみ、放っとくとどんどん気持ちが沼に沈んでまいります。じゃあどうすればいいかというと沼にはまってグチこぼしてる自分をぐいっとすくって引っ張り上げる、そのためのパワーショベルが夢や目標というわけです。「将来○○するためにお金を貯めよう」でも「講座に通って教養を身につけよう」でも何でもいい、希望を持つだけで沼から日当たりのいい草原へテレポーテーションできます。

★10月生まれ・・・前門から虎、後門から狼が走ってきたらどうしますか。まごまごしてると食べられちゃう、はいそういうときは手持ちのバッグから弁当箱とかペットボトルとか敵が興味を持ちそうな物を取り出して放り投げる、んでそいつらの目がそれた瞬間に逃げればいいのです。放り投げる物がなかったら虎と狼が自分に接触する直前にスッと身体をかわして両者を衝突させる、「なんだてめえ」「そっちこそなめとんのか」と虎対狼のケンカが始まった瞬間に逃げればいいンです。
これ身近な人間関係も同じ、敵が自分に向かって走ってきたら相手の興味を引くものを放り投げて目くらましするか、敵と敵をぶつからせて自分はそっと逃げる。
「そんなことできるわけないじゃん」というなら最初から君子危うきに近寄らず、挟み撃ちに遭うような場所にわざわざ身を置かず安全地帯で静かに過ごしていましょう。

★11月生まれ・・・初対面の相手に会う前、自分勝手に期待してしまうのは人間の性(さが)、「きっとすてきな人に違いない」「物わかりがよくて気前のいいクライアントに決まってる」などと勝手に妄想がふくらみがちですがちょっと待った、残念ながら世の中そんなに甘くありません。たいていの場合気難しかったりつっけんどんだったりダメだこりゃなタイプだったりで幻想が粉々に砕け散りがちです。
特に仕事がらみの場合、相手から「この子どこまでできるかな」「レベルに達しなかったら即アウト」「代わりはいくらでもいるもンね」ときびしくジャッジされますからスイートな考えは禁物、100を要求されたら200やるくらいじゃないと相手のお眼鏡にかないません。でも、それをクリアしないと今より上のレベルにはいけないことも心の片隅に置いておきましょう。

★12月生まれ・・・自意識の井戸には喜びや悲しみ、憎しみ、怒り、せつなさなど色々な感情が混ざり合っています。井戸の中から何を汲み上げるかはそのときの気分によりますけども、たいてい「怒りばかりすくい上げる」とか「悲しみばかりチョイスする」などその人特有のクセがあるものです。あなたがいつも頭の中で反すうしている感情はどんなものですか? それがあなたの気持ちのクセということです。たぶん無意識のときの顔つきもそれに準じているかと思います。
しかしネガティブなことばかりすくい上げてる人だって、実は井戸の中にはポジティブな感情もたくさん混じっていて、その気になればひょいとすくい替えることができます。やり方は簡単、暗い気持ちをすくいそうになったら「それじゃない!」とその場でパチンと指を鳴らすかパンッと両手を叩き、「わたしが楽しくなれることは何だっけ」「わたしはどうありたいのか」と気持ちを切り替えればいいのです。それだけで思考習慣を上書きできます。

・・・はい、こんな感じです。秋とは名ばかりでまだまだ暑いですね。秋バテに気をつけて、今月も明るくさわやかに行ってらっしゃい!

2023年9月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
9月23日の秋分の日を中日として20日〜26日は秋のお彼岸、この世とあの世が最も近づく1週間です。ご先祖に手を合わせるときはまず感謝、次に「○○を頑張ります」と選手宣誓、最後にまた感謝と、具を挟んだ感謝のサンドイッチを作って西の彼方に送りましょう。特に絶賛大宇宙旅行中の寅卯天中殺の方々は、この作業でだいぶ違ってくるかと思います。

残暑は厳しいですけども暑さ寒さも彼岸まで、朝晩は徐々に涼しくなってまいります。夏の疲れが出てくるのはこのころ、体調には十分気を配りましょう。

29日は十五夜。一年で最も美しいとされる中秋の名月をゆっくり眺める日です。すすきや月見団子を飾り、「今年の夏は暑かったねえ」「まあでもこうやってちゃんと秋が来てくれるからねえ」なんてたわいない話でもしながら団子やふかし芋を頬張るといいでしょう。

全員に共通の凶方位は北、東、南東、南、西、北西。残りの北東、南西が吉方位になるかどうかはそれぞれの欄をご参照ください。
それでは9月6日〜10月7日の九星別運気と吉方位、さわやかにまいりましょう。

★一白水星・・・今年の夏は冗談抜きにみんな生き抜くのに必死でした、うっかりすると死んじゃうくらいの暑さでしたから。「いかにサバイバルするか」が緊急命題だったので、他のどうでもいいような悩みごとはぼんやりかすんじゃいました。
9月は9月で重陽の節句とか敬老の日とか秋分の日とか十五夜とか運動会とか社員旅行とかで大忙し、そうやって人生は駆け足で通り過ぎてゆくのでございます。
その中で一白だけは時間が止まってもの思う秋、なあんかすっきりしないのは星回りのせいか、それとも自分に自信がないせいか。大丈夫、人間の気持ちって常に一過性、ゆううつなときもあればすっきりしてるときもあるしくやしいときもあれば鼻高々なときもある。ほら女心と秋の空っていいますし、ここしばらくは自分の気持ちの流れを秋の雲でも眺めるように楽しんでみてはいかがでしょう。
吉方位はなし。お気に入りの場所でまったりアールグレイに和栗モンブランでもいかがですか。

★二黒土星・・・人生とは自己満足の世界です。自分が「これでいいのだ」と思えば幸せですし、「こんなのいやだ」と思えば不幸せです。幸せは他人と比較して判断する相対的なものじゃなくて、自分内部の絶対的な観念なのですね。
ということは「自分は何がしたいのか」「何がほしいのか」「どんな状態なら幸せを感じられるのか」がはっきりしてないとだめちゅうこと、じゃないといつまでたっても隣の芝生が青く見えるからです。
まずは自分ちの芝生をきれいに手入れしましょう。あなたの芝生はどんな状態ですか、別に芝生じゃなくても日本庭園でもバラ園でもハーブ園でも何でもいいんですよ、「こういうのがいい!」というのを決めて、夢いっぱいの庭をご自分の好きなように造ってみてください。
吉方位は北東、南西。人がたくさん訪れる開放的な庭園を造りたいなら北東、静かにもの思いにふける庭園を造りたいなら南西へどうぞ。

★三碧木星・・・コロナ禍が過ぎてからだいぶ人との交流が活発になりました。街中のカフェやレストランでおしゃべりする人も増えましたし、夜の繁華街もにぎやかさを取り戻しているようです。ひとり遊びも楽しいですがやっぱり人とじかに会ってコミュニケートするのって刺激的だし有意義、「それいいね」「やめたほうがいいよ」など忌憚のない意見を言ってくれますし、ネットじゃ得られない答えも教えてくれます。
ためになることを言ってくれるのは気の合う人とは限らない、むしろちょっと苦手な人、敷居の高い人がバシッと正解をくれることも少なくありません。
「門戸開放」の星回りにいる三碧の周囲には色々な人が集まってくるかと思います、全員「教師」「トレーナー」「導師」と思ってじっくり相手の話に耳を傾けてみてください。貴重なヒントをくれるはずです。
吉方位は北東、南西。苦手な人とも和気あいあいとやりたいなら北東、気の合う人とじっくり語り合いたいなら南西へどうぞ。

★四緑木星・・・いつまでも悩みを抱え続けていると気持ちがどんより濁ってきます。それを放っておくと濁ってるのが当たり前の状態になり、むしろ濁ってないと落ち着かなくなったりします。いわゆる不幸せのぬるま湯に浸っている状態で、それ続けてるとあんまりパッとしない人生になっちゃいます。
あなたはいかがでしょう、ずっと思い悩んでいることありますか。いい加減どこかでけじめをつけないと、スカッと秋晴れの人生になるはずがずっと曇天の人生、土砂降りの人生、台風直撃で壊滅状態の人生になっちゃうかもしれませんいやですよねそんなの。
四緑は「悩みを手放す月間」に入りました。合い言葉は「今けじめつけないでいつつけるの」。手放せないのは欲深いからじゃないでしょうか、欲を握ってても何の足しにもなりませんから天高く放り投げてさっさと身軽になりましょう。あなたが生まれたときの心は透明でした、また原点回帰すればいいだけの話、やってできないことはありません。
吉方位はなし。お気に入りの場所で焼き芋とか巨峰パフェとか秋の味覚をゆったり味わいましょう。

★五黄土星・・・「脱皮できないヘビは滅びる」とドイツの哲学者ニーチェは言いました。ずっと同じ状態でいると皮が固くなって身動き取れなくなる、ほらかかとだって適宜垢をこすらないと固くなってヒビ入ったりするじゃないですか、あれと一緒です。
今にして思えばコロナ禍は強制的な垢すりだったかもしれません、みんな古い価値観と新しい価値観を入れ替えざるを得ませんでしたから。「あれ? こっちのほうが快適じゃん」「そんなことしなくてもいいンじゃん」と気づいた人は多かった、結果、スーパーで後ろの婆さんにカゴをぐいぐい押しつけられることがなくなりましたし、「進捗してる?」と背後にべったりくっついた上司からささやかれることもなくなりました。
五黄はさらなる高みを目指して脱皮する季節、たぶん今までの世界じゃ物足りなくなってくるはずです。ここでひと踏ん張りしとくと生きる世界が更新される、ハイヤーグラウンドによじ登れる、今ちょうどそんな節目にいるのではと思われます。
吉方位は北東、南西。人の知恵や力を借りてよじ登りたいなら北東、おのれのガッツでよじ登りたいなら南西へどうぞ。

★六白金星・・・オンとオフのメリハリをつけるのってわりと大事、交感神経が働きっぱなしだと消耗しますし副交感神経に支配されっぱなしだとだらあんとしちゃいます。一番いいのは中間の操縦席に座ること、「何だかずっと緊張してるな」と思ったらブレーキ踏んでゆるめればいいし、「だらけてるなあ」と思ったらアクセル踏んで引き締めればいいわけです。車の運転と一緒です。
たまに気分転換したかったらSA入ってちょい休憩、野菜とかパンとか地元の特産品買ったり見晴らしのいいレストランでご当地ラーメンすするのも楽しいものです。
人生は肉体に魂を乗せたドライブ、走り続けると疲れますから走り続けたらちょっと休憩するのがコツです。
六白はそろそろSA入ってはどうですか、夏からずっと運転しっぱでしたもン、イカ焼きたこ焼きケバブ串とかおいしそう、たしか奥に足湯もあったはず。ちょっとひと休みして楽しくのんびりお過ごしください。
大吉方位は南西、吉方位は北東。ひとり旅を楽しむなら南西、複数で仲よく旅したいなら北東へどうぞ。

★七赤金星・・・どうしてみんな秋に温泉に浸かりたくなるかというと、本能的に夏の疲れを癒やしたいからなんですね。バテた身体と心をちゃぷんとお湯に沈めてゆんわりリセット&リフレッシュしたい。特に今年は酷暑でしたから夏バテの度合いが深い、秋以降を元気に過ごすためにも時間とお金に余裕のある方はぜひ吉方位の温泉旅行に行かれるといいでしょう。
湯上がりに冷たいレモン水キュッと飲んで、夕食の時間まできれいな庭園眺めて過ごしますと。メニューは海の幸山の幸和牛しゃぶしゃぶつきもしくはオールインクルーシブの和洋中ビュッフェですと。ミニケーキも豊富ですよと。
しかし残念ながら七赤は今月吉方位ありません、はいそういうときは「すでに行ったところ」「実家の近く」なら大丈夫、あるいは旅先の神社で「よろしくお願いします」と頭を下げとくと厄除けになります。食べ物やエステやフットケアなど消え物でパーッとお金使うのも厄払いになります。今月は疲れを癒やすお楽しみ月間、時間とお金と気持ちに余裕を持ってお出かけください。

★八白土星・・・自信もやる気もあるのに上すべりするのは地に足が着いてないから、気持ちが前に飛んじゃって足が追いついてないからです。これ幽霊が空飛んでるようなもので、現実を動かすことができません。
そういうときは頭に上った気をへそ下にいったん降ろして落ち着く、地に足が着くまでしばらく様子見すればいいのです。両足が大地に吸いついたら動けばいいし、いつまでたっても吸いつかないならまだそのときじゃないと思えばいい、あせらなくても縁があればまたチャンスが巡ってきます。
八白は絶好調のようでいてちょっと地面から浮いてる感じ、頑張っても手応えが感じられないならそれ以上求めず座禅組んだほうがいいかもしれません。時間がもったいなく思えるでしょうが、逆にそのことでクールダウンして自分を取り巻く全体像が見えてくるかもしれません。
吉方位は北東、南西。周囲からアドバイスやヒントを得たいなら北東、暗中模索を最短距離で済ませたいなら南西へどうぞ。

★九紫火星・・・人は人から傷つけられることもありますが、人から癒やされたり元気をもらうことも少なくありません。考えてみれば「人の間」と書いて人間、間に身を置かなければただの「人」です。周りの人から何を学び何を得て何を与えられるかがこの世に生まれた者の課題と申せましょう。
幼少期は人からもらうばかりでもいいですが、大人になったら自分から与えることも考えないといけません、じゃないとバランスが取れないからです。さてあなたは何を与えていますか? もらうだけもらって何にも与えないでいると運が先細りしてあんまり幸せになれません。「わたしいつまでたっても幸せになれないの、きっと不幸な星のもとに生まれたんだわ」とグチる人は、人から受け取るばかりの人生だからです。
八白は因果応報が可視化する期間、もしいいことがあったら自分はそれなりのことをしたんだなと思って自信持ってください。
吉方位は北東。いい種を蒔きたいなら北東へどうぞ。

・・・はいっ、こんな感じです。「来年もっと暑くなったらどうしよう」なんて考えなくてOK、来年のことを言うと鬼が笑う、明日は明日の風が吹く。とりあえず今やることに集中して、明るく楽しく元気にいきましょう。

寝耳に水 2023年9月号


お嬢さま☆
今年の夏は異常に暑かったわね。もう勘弁して! 暑いのこりごり! 
アントワーヌ★蛇口から出るお水がずっとお湯でしたし、蚊もあまり飛びませんでしたね。
お嬢さま☆クーラーつけてても暑いし! 全然効かないし!
アントワーヌ★おやおやご機嫌斜め。では暑気払いに今夜のメイン料理は骨付きスペアリブにいたしましょう、マーマレードとニンニクとしょう油をたっぷりもみ込んで。
お嬢さま☆ほっくほくのポテトにきゅうりとにんじんと枝豆とチーズを混ぜたサラダも添えてね!
アントワーヌ★承知いたしました。ではお夕飯前にタロットを・・・。
お嬢さま☆お腹空いた! お腹空いちゃった!
アントワーヌ★おやまあ子どものように駄々こねて。ではお腹もたせに生クリームをたっぷり乗せたカボチャのプリンでもお召し上がりくださいってあれま白目をむいて仰向けに倒れてしまった、まるでエクソシストのリーガンのよう。このところずっと暑かったですからね、仕方ありますまい。
それでは今月はわたくしがお嬢さまに替わりましてタロットでみなさんの運気を生まれ月別にチラ見してまいりましょう。
お嬢さま☆カボチャのプリン・・・スペアリブ・・・ポテトきゅうりにんじん枝豆チーズサラダ・・・
アントワーヌ★気絶しながらも食べ物のことばかり。それだけ食欲があるなら大丈夫でしょう、おーいお嬢さまー、すぐに気つけのスイカフラッペをお持ちしますからねー。はい、というわけでさくっとまいります、それっ。

★1月生まれ・・・転ばないと拾えないものがあります。もし転んだらチャンス、ただで起き上がっちゃいけません、そこら辺にあるものを何でもいいからつかんでください。次回うまくいくためのヒントが落ちています。

★2月生まれ・・・幸せって何かというと、結局は心のあり方なんですね。いくらお金が入っても幸せを感じられない人もいますし、少しのお金でもうれしい! と喜べる人もいます。どっちが得かというと後者、日頃からにこにこしてるほうが何より自分が楽しいですし、周囲にも豊かさを放っていることは間違いありません。

★3月生まれ・・・自分にひどいことをした人を許せないですか? そうですね、そう簡単には許せませんよね。でももしかすると、その人にはそうせざるを得ない理由があったのかもしれません。見方の角度をちょっぴり変えると、もつれた糸がほどけることがあります。

★4月生まれ・・・いつまでも古い人間関係に執着していると、あなたを取り巻く世界はずっと今のままです。新しい世界を体験してみたいなら、思い切ってその関係から離れることです。「もっと平和でゆったりした世界があなたが来るのを待っています」とカードが告げています。

★5月生まれ・・・手放したものを惜しむのは時間の無駄、すでに過去になっているからです。もし縁があるならその先でばったり会うでしょうし、縁がなければそのまま距離が離れていくだけです。後ろを何度もふり返りながら進むとつまずいて危険ですから、前を見て進みましょう。

★6月生まれ・・・「本当に重要なことは自分ひとりでやれ」と開運学では申します。誰かと一緒にやろうと考えるのは甘さがあるから、無理に人の力を借りようとすると100%の成功率が0〜40%くらいに下がっちゃいます。ハラをくくって自分ひとりでやりましょう。

★7月生まれ・・・「手っ取り早いものには落とし穴がある」と申します。たとえばネット、スマホから得られる情報って便利ですけどいい加減なもの、時系列が狂ってるものも少なくありません。自分がいつも見てるサイトだけに頼るより、面倒でも複数のソースから情報を得たほうがいいでしょう。

★8月生まれ・・・疲れてるときの自分ってあんまり当てになりません。もうちょっと頑張れ自分、よしわかった頑張る! と答えが返ってきても実際頑張れませんし、辛いからここまでにしようと思っても「ここ」には全然達しないとこで終わっちゃう、要するに全然頑張れないわけです。そういうときはじたばたしないで寝ちゃいましょう。そのあとのことはそのとき考えればいい、わりと何とかなるもんです。

★9月生まれ・・・目的地がはっきり決まってないまま動き出していませんか? 損しますよ、お洋服買いに行こうと思い立ってぼんやり二子玉目指すつもりがなぜか着いたところは自由が丘、違う違うここじゃないみたいなことになるからです。結局大井町線に乗ってよけいなお金と時間と体力を消費することになります。

★10月生まれ・・・「この人早寝早起きしてるんだろうな」とか「わりと生活がルーズかも」など、ひと目見ただけで人は人がまとう空気感を敏感に感じ取るものです。一般的に家がきれいな人は本人の放つ気も澄んでますし、散らかっている人は気がちょっと濁った感じになります。さてあなたのお住まいはいかがでしょう?

★11月生まれ・・・秋のお彼岸はこの世とあの世が交錯する1週間です。「おや?」と思うことがあったら霊界からのアドバイスやヒントかもしれませんし、何もなければ「そのままでよし!」ということです。いずれにしても自分は一族の期待の星であるという自覚を持ってお進みださい。

★12月生まれ・・・夢がありますか、「その夢を叶えたいなら故郷にヒントがありますよ」とカードが告げています。場所なのか、そこに住む人か。いずれにしても成功のカギは懐かしい場所にあるようです。時間があるときに足を伸ばして出かけてみてください。

・・・はい、こんな感じです。昼間は猛暑でも朝晩は涼しくなってきましたね。そろそろ衣替えを視野に入れて、今月も楽しく元気に行ってらっしゃいまし!

2023年8月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
8月8日は立秋、といっても地上で秋を感じられるのは1カ月ちょい先、暑さはこれからが本番です。
今月は月遅れお盆、みなさん一斉に夏休みを取って帰省したり家族で旅行したり涼しい木陰でハンモックに揺られたりとそれぞれの夏を楽しむことでしょう、もちろんお盆に関係なくお仕事三昧の人もいらっしゃることと思います。年々暑さが過酷になってますので日射病、熱中症に気をつけて、楽しく元気にいきましょう。
全員に共通の凶方位は北東、南東、南西、西、北西。残る北、東、南が吉方位になるかどうかはそれぞれの星の欄をご参照ください。
それでは8月8日〜9月7日までの九星別運気と吉方位、さわやかにまいりましょう。

★一白水星・・・毎日を楽しく元気に生きられるかどうかは「自分に期待できるかどうか」にかかっています。自分に向かって「まだまだ未熟なところもあるけどこれからも期待してるよ自分!」「この仕事きっついけど自分ならできる、頑張れ自分!」「今ちょっと体調悪いけどじきに回復する、疲れた胃よ動きの悪い腸よ徐々に治ってけ! お前らならできる!」。そんなふうに自分にハッパかけられる人は何があろうと大丈夫、強く明るく楽しく元気に自力で盛り上がりながら生きられます。
自分に自信が今ひとつ持てないという一白も乞うご期待、これからガンガン気持ちが上向いていく流れ、顔上げて自信持っていきましょう。
吉方位は北、南。おのれの楽観性に期待したいなら北、おのれのまじめさに期待したいなら南へどうぞ。  

★二黒土星・・・人ってうまくいかないと他人のせいにしたり運のせいにしたり今はそのときじゃなかったんだなんて思いがちですけどもううんそうじゃない、自分が悪いんです。うまくいかなかったのはすべて自分の責任です。
では「その原因は何か?」と自分に問うてみましょう、ほら自分で自分にリミッターかけてる姿が見えませんか、それを進めるのホントは乗り気じゃなかった、いやだった、こわかった。あるいは面倒だからサボってたのかもしれません。サボるのは「どうでもいいや」って思ってるからです。
人生って結局自分の本心に沿って形成されていくのですね、本当にやりたいことをうまくいかせたいのなら、自分の本心をかき分けてそれを頼みの綱として頑張るしかありません。
大吉方位は北、南。楽しく頑張りたいなら北、ストイックに頑張りたいなら南へどうぞ。

★三碧木星・・・いいことであれ悪いことであれ、自分のところに回ってきた案件は自分の課題と考えたほうがいいでしょう。「そんな大役務まりません!」とか思っても周囲があなたの能力を高く買ってくれているのかもしれませんし、「こんな病気になっちゃってどうしよう、なぜ他の人じゃなくて私なの」と思っても実は原因は自分にあって、なるべくしてなっているのかもしれません。
「すべてのことはそれなりの理由があってそうなっている」と開運学では考えます。もしいいことがあったら素直に喜んで受け止め、いやーんなことがあったらどこかが不自然なのだなとご自分のことをふり返ってみてください。不自然なまま進むと本筋からどんどんはずれていきますから、どこかで修正したほうがいいでしょう。
吉方位は北、東。気持ちを軽くしたいなら北、面倒なことをシュパッと片づけたいなら東へどうぞ。

★四緑木星・・・神さまと仏さまってどう違うのかわかる人手を上げて、はいそこの一番後ろのおかっぱの女の子、どっちも同じ、はいご名答、さすがあみ子ちゃんです。
日本ではその昔神仏混淆(しんぶつこんこう)でした、人間を越えた聖なる存在として神も仏もみな同じ、それぞれおわします方位をあえて挙げれば仏さまは西、神さまは北西、それらが合体して北に上り、天高く光り輝くという感じでしょうか。
神さまでも仏さまでも自分が安心するならそれはあなたにとって至高の存在、自分の核心とつながればこわいものなしです。お盆は神仏とつながるチャンス期間、ご先祖に手を合わせることは自分の前世に手を合わせること、前世があって今生があって未来につながりますから、この先の幸せを願うならお盆の過ごし方がわりと大切です。
吉方位は北。ご先祖に願いを聞いてもらいたいなら北へどうぞ。

★五黄土星・・・コロナ騒動が収まってからその後いかがお過ごしですか。「友達と会ってご飯食べられるようになった」「実家に帰ってのんびりできた」などさまざまでしょうが、あまりゆったり過ごしてるとダレ癖がついちゃいます。デキる人は他人が遊んでる間にせっせと頑張ってる、よりよい人生のために次の勝負への根回しと下準備に余念がありません。
さてあなたはいかがでしょう、「そうだよね〜コロナのときは圧キツかったよね〜」なんて友達グループで桃パフェ食べた後モンブランセット食べてないでしょうか。時間もったいないですよ、だって五黄には今ビッグチャンスが巡ってきてますから。この波に乗らないでいつ乗るのくらいの好調期、桃パフェとモンブランセット食べ終えたらかぶとの緒を締め直してキリッとご出陣ください。
大吉方位は北、東、南。ゆるい感じで戦に臨みたいなら北、戦場でキレッキレに戦いたいなら東、念のため援軍呼びたいなら南へどうぞ。

★六白金星・・・華やかな人っていますよね、すっごい美人でもないのに何か人を引きつけるというか、明るい光を放ってる人。そういう人って男女問わずモテますから周囲にはいつも人がいる、たとえ誰もいなくても周囲がその人のことを思い浮かべる回数が標準値より多い、その結果本人の運気が周囲から支えられて10の数値が50、60、70へと強化されます。つまり人気に支えられて運が強くなるわけです。
華やか、派手、目立つというのはいいことなのです。ただし品や格が伴っていないと逆効果になるかもしれません。六白は地味に引っ込んでると損する星回り、堂々と人前に出てご自分の個性や才能をアピールしてください。共感した人たちが背後についてくれて、運がひと回り太くなるはずです。
吉方位はなし。なくても大丈夫、何度も行ったことのある場所、なじみのある近場ならあんまり方位関係ありません。

★七赤金星・・・爺さんとか婆さんとか年を取るほど口うるさくなりがちなのはヒマだからです。人のアラがいやでも見えちゃう、んで「私の若い頃は」とか「今の若いもんは」とか口にする、聞き流していいですよ、それ大昔から暇つぶしの決まり文句ですから。逆に人のこと気にせずわが道を行く爺さん婆さんもいます、自分の人生を楽しむのに手一杯で人のことなんか気にせずわが道をずんずん歩いてます。
どっちがすてきかというと後者、人生をエンジョイしてる人っていきいきしてますしなるほど! と勉強になりますし見てて面白いです。
七赤はすてきな爺さん婆さんになれる可能性大、「人は人、自分は自分」って割り切れるタイプだからです。今月は人から色々言われたり自分も言いたいこといっぱいあるでしょうけども細かいこと考えない、ううん考えてもしょうがない、とりあえず今は自分のことだけ考えて、氷川さんのズンドコ節でも歌いながら脇目をふらず歩いていきましょう。
吉方位は東。自分のことにもっと専念したいなら東へどうぞ。

★八白土星・・・夏休みの宿題って頭痛いですよね、開放感味わってるうちにあっという間に時間が過ぎちゃいます。頭のいい子は休み入ったらすぐチャチャッと終わらせて悠々自適にバケーションをエンジョイしますけども、頭悪い子もとい普通の子は明日でいいや、お盆の家族旅行が終わってからでいいや、あと1週間あるから何とかなるだろう、明日から学校じゃんどーすんのこれと泣きながらメタメタの工作作るわけです。やっぱり面倒なことは先延ばししちゃだめ、サボるとろくなことありません。
八白のあなたは賢いので大丈夫とは思いますけどもクーラーの下でだらぁんと食っちゃ寝してませんか、それ続けてると始業式の日に手ぶらで学校行く半べその生徒みたいになっちゃうぞお。仕事はもちろん掃除洗濯買い物などの家事全般、ちょっと面倒な人間関係など、早めに手をつけといたほうがいいでしょう。
大吉方位は東。フットワークよく動きたいなら東へどうぞ。

★九紫火星・・・悩みが解決するときって一瞬です。現状がどうだろうと「あ、脱けた」とか「これ、脱けられる」って何となくわかります。真っ暗闇に一条の光が射してくるのです。これを直感といいます。あとは無我夢中でその光をたどって進んでいけば必ず外に出られます。
でも下ばっかり見てると光の存在に気づかない、なのでいつ光が入ってきてもいいようにいつも顔を上げとくことです。
九紫を取り巻く状況はちょっと辛かったかもしれません、でも救いの光はちゃんと射し込んでる、それに気づくか気づかないかはあなたの運と視野の広さにかかってます。
吉方位はなし。なくても別に運が悪いわけじゃない、四方八方に行くとこがなければ上によじ登ってひとり涼しく高みの見物といきましょう。

・・・はい、こんな感じです。毎日暑いですが早くも秋の気配が忍び寄ってきてます、季節の移ろいって風情がありますね、変化するものには色気があります。もー暑くてヤんなっちゃうと唇とんがらせがちですけども、夏は夏で懸命に夏を表現してますのであんまりきらわないでやってください。
というわけで熱中症に気をつけて、今月も楽しくお元気にお過ごしください♬

寝耳に水・2023年8月号


アントワーヌ★
お嬢さまはこの夏、長ぁ〜い旅に出ております。豚肉のトマト煮込みや鶏肉の香草焼きやローストビーフやどデカいブーツジョッキになみなみ注がれた生ビールの写真などがたま〜にショートメールで送られてきますので世界のどこかでお元気なのでしょうきっと。
というわけで今月もわたくしがお嬢さまの代わりにカードをめくらせていただきます。今日のおやつは・・・旬のシャインマスカットとぷっくりしたモモを大量に乗せまくった生クリームケーキでございます。マスカットのグリーンが目に涼しげでさわやか、モモはとろとろのやわやわであンま〜いのでございます。涼しいお部屋で熱々のダージリンと一緒にいただくとしましょうか。
では今月もみなさんの運気を生まれ月別にタロットでチラ見してまいります。ショートバージョンでそれいッ!

★1月生まれ・・・困っている人を手助けするのはいいことです。ただしお金や物やパワーを一方的に提供するだけでは問題は解決しません。本当に相手のためを思うなら、その人が困らないように知恵や知識を分けてあげることです。

★2月生まれ・・・逃げるのは悪いことじゃありません、むしろ逃げるが勝ちのときもあります。「今いる場所の居心地が悪いなら、新天地へ向かってください」とカードが告げています。あれこれ考え続けているとタイミングを失う恐れがあります。

★3月生まれ・・・なかなか芽が出ないのは外部要因が原因ではなく、あなた自身がストッパーをかけているからかもしれません。さらに問題なのは、そのことにあなたが気づいていないということです。

★4月生まれ・・・愛だけじゃ食べていけませんし、お金だけじゃむなしくなります。一番いいのは両者のバランスが取れていることです。今のあなたは・・・愛もお金もバランスよく持っているようです。大丈夫、何も心配ありません。

★5月生まれ・・・我慢には2種類あります。自分のためになる我慢とやせ我慢です。前者は頑張って耐える価値がありますが、後者には何の意味もありません。この我慢は何のため? と自分に問うて、答えが出ないならもうやめましょう。

★6月生まれ・・・みんななぜケンカを避けるかというと、そのあとが面倒だからです。負けるとハラが立ちますし、たとえ勝ってもその後の関係性がずっとぎくしゃくするからです。安易にことを荒立てるより、おだやかに解決する方法を考えてみましょう。

★7月生まれ・・・「こうあるべき」「こうでなくてはならない」「こうするのが正しい」と決めつけると可動範囲が狭くなります。特に注意したいのが自分への規範です。きびし過ぎると自分が苦しんで損するだけです。

★8月生まれ・・・何か辛いことがあって心に穴が開くと、それを埋めようとして次から次に代替物に手を出すことがあります。しかし、それらははずれであることがほとんどです。つらい出来事の後で安易に救いを求めてはなりません。

★9月生まれ・・・あなたは今、重い荷物を背負って山道を登っている気分かもしれません。しかしもう少し辛抱すると状況が変わります。もっとひどくなる? いいえその逆、「どんでん返しが起こるでしょう」とカードが告げています。頂上で重い荷物をほどくと「幸せ」「豊かさ」「平和」が出てくる暗示です。

★10月生まれ・・・疲れたでしょう、少しお休みください。あなたが寝ている間に状況は大きく変わりそうです。わざわざ心と身体にむち打って頑張らなくても、自然の成り行きですべてが大団円に向かうとカードに出ています。

★11月生まれ・・・人の縁は人から人へとつながっていきます。もし誰からお誘いを受けたら、時間の許す限り参加してみましょう。「気の合う仲間ができるでしょう」とカードが告げています。参加した先で理想的なパートナーが見つかる暗示もあります。

★12月生まれ・・・人間関係を壊す4大原因は①ウソをつく、②時間と約束を破る、③相手をサンドバッグにする、④お金の貸し借り。特に④は顕著で、貸した瞬間、借りた瞬間から関係性にヒビが入ります。お金は友達に貸しても友達から借りてもいけません。

・・・はい、こんな感じです。毎日暑いですね。もう勘弁してぇ〜ですが、実は日に日に朝が遅く夜が早くなっているのをご存知でしょうか。つまり日照時間が短くなっている、夏って足が速いのですね。それでは今月も元気に楽しく行ってらっしゃいまし!

2023年7月の九星別運気と吉方位


全国一千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
早い地域ではお盆、ご先祖と楽しく過ごすスペシャルな3日間があります。深夜の台所でトントントントン包丁の音がしたり(ダイエット中の妹が空腹に耐えかねてキュウリ切ってる)、ソファに座って本読んでると誰かに後ろから髪引っ張られたり(飼い猫のチロルがおやつちょうだいとねだりにきてる)、ベッドで寝てると金縛りで重くて身体が動かない、しかも低いうなり音が聞こえる(猫のチロルがのどをゴロゴロ鳴らしながら胸の上に乗っかってる)など、恐ろしいことがたくさん起こるかもしれませんよふふふ。

7月20日から8月7日までは夏土用。大地の気が乱れて体力が消耗しやすいので体調管理に気を配り、栄養のあるものをしっかりいただきましょう。30日の土用の丑の日はうなぎや牛肉を食卓に出すのもおすすめ、「う」はつかないけどスペアリブとかも元気出ます、塩麹もみこんで黒コショウふりかけてオーブンで焼くだけ、8月はもっと暑くなりますから7月の今からしっかり体力つけときましょう。日中は日射病、熱中症に気をつけて、寝苦しい夜はクーラーかけてぐっすりお休みください。

全員に共通の凶方位は北東、東、南東、西、北西。残りの北、南、南西が吉方位になるかどうかはそれぞれの星の欄をご参照ください。
それでは7月7日〜8月7日までの九星別運気と吉方位、サクッとまいりましょう。

★一白水星・・・思い出すたび暗くなったり悲しくなったりくやしくなるなどいわゆる「ムカつく思い出」、あなたにもありませんか。後生(ごしょう)大事に持っていても何の役にも立ちませんから、さっさと捨ててしまいましょう。
やり方は簡単、まず「もう忘れる! 自分には必要ない」と自分でバシッと決断する、そしてもし思い出しそうになったらブンブン頭をふって何か別のことをする。たぶん何回も何回も浮上してくるでしょうけども、そこに浸る前にそのつど無理やり頭の中から追い出しましょう。そうするうちその思い出の影は薄くなってしまいには何を悩んでいたか思い出せなくなります、人間には忘却能力がありますから。
いやな過去はもう忘れていい、大事なのは今だけです。
吉方位は南。脳天気に人生を楽しみたいなら南へどうぞ。

★二黒土星・・・友情とか愛情って目に見えません、なので自分が「すき!」と思えばそれでいい、ていうかそれしかなすすべがありません。それ以上望むと必ず面倒なことになります。「私たち親友だもんね」なんてべったりくっついたり、不安や寂しさからいちいち「ねえ私のことすき?」なんてたずねたり、「このくらい許してくれるよね」と甘えたりすると鬱陶しがられ、好きがきらいにひっくり返ります。
たとえ相手が「天使のように」すごくいい人でも近づきすぎ、依存しすぎ、甘えすぎは禁物です。びったりくっつきたいと思ってもそこは我慢、腹六分〜七分あたりで自分を抑えといたほうが相手のためにも自分のためにもいいでしょう。
大吉方位は北、南、吉方位は南西。相手から信頼されたいなら北、何も考えずに楽しくやりたいなら南、やんわり距離感を保ちたいなら南西へどうぞ。

★三碧木星・・・人から必要とされるとうれしくなってつい頑張っちゃいますけども、「あれ、自分疲れてる?」「えっ、自分損してない?」とふと疑問に思ったら、その時点でもうやめたほうがいいでしょう。自分の時間と体力ともしかするとお金も消耗してしまうからです。
「ぜひあなたに」と期待されることと「いいじゃん、やってよ」と利用されることはまったく違う、後者の相手は自分のことしか考えてませんから、こっちが頑張ってもいいことひとつもありません。もし思い当たる案件があるなら、ご自分を守るためにも一刻も早くそこから立ち去ったほうがいいでしょう。これは仕事関係、友達関係に限らず、家族関係でも同様です。
大吉方位は南西、吉方位は北。断る力がほしいなら南西、自分を取り巻く世界を俯瞰したいなら北へどうぞ。

★四緑木星・・・電車に乗ってるとほぼ全員うつむいてスマホ見てます、たぶん視野を絞って自分ひとりの世界をキープしたいのでしょう、その気持ちわかります。あるいはカフェでひとりコーヒー飲んでるときやご飯食べてるときもみんなスマホとにらめっこしてます、その気持ちもわかります。手持ち無沙汰だもんね。
でもたまにふたり以上いるのにそれぞれがそれぞれのスマホ見てることがあります、なんかすごくもったいないです。せっかく一緒にいるんだからナスの姿焼きってけっこうジューシーだよねとか麻のシャツに洗濯のり使ってる? とか会話すればいいのになあ、だってスマホの情報より人がくれるナマ情報のほうが全然面白いし実生活に役立ちますもん。それに人と一緒にいるときはスマホ見ないほうがお行儀よく見えます。
大吉方位は南西、吉方位は北。人からドンピシャの情報を得たいなら南西、スマホに頼らなくても楽しく過ごしたいなら北へどうぞ。

★五黄土星・・・「お金は使わないと入ってこない」とはよくいうものの、やみくもに使ってるとあっという間になくなってしまいます。だって人間の煩悩は無限、買っても買っても欲望はあとからあとから湧いてくるからです。特にイライラしてるときや腹が立ってるとき、つまりやけくそになってるときは理性が効きません。カードとか大ざっぱに使ってるとあっという間に限度額超えちゃいます。
やはり大事なのは使うと使わないのバランス、使いすぎても使わなすぎても金運は落ちますから、「使うけど使わない」というどっちつかずのスタンスがいいでしょうってわっかるかなこれ。
五黄は「夏のセールでばんばん使ったる!」と財布のひもがゆるんでませんか給料日は遠いぞ、いるもンといらないもンをしっかり分別なさいますように。
大吉方位は北、南、吉方位は南西。大きな買い物で失敗したくないなら北で頭を冷やし、いいものに出会いたいなら南の店へ2回行き、浪費をやめたいなら南西でグリーンサラダ食べましょう。

★六白金星・・・「危なかったなあ」。あとで思い出してヒヤッとしたことありませんか、ふとしたはずみで駅の階段から転落しかけた、帰宅途中の夜道に変なおじさんがいた、マイナカードの入ったバッグを店に置き忘れた、山できのこ狩ってたらかわいい子グマに遭遇しちゃったみたいな。怖いですよね恐ろしいですよね、人生一寸先は闇、何が起こるかわかりません。
燃やすべきエネルギーを不完全燃焼のままくすぶらせるとあっちこっちに火花が飛んで想定外のいやーんなことが起こることがあります。いやーんなことを避けたいなら「自分の仕事をまじめにきっちりやる」「時間の無駄遣いをしない」「やることとやらないことを決める」「スマホ見ながら歩かない」を守りましょう。
大吉方位は南、吉方位は北。毎日をおだやかに楽しく過ごしたいなら南、何があってもいいほうに転びたいなら北へどうぞ。

★七赤金星・・・人類に課された夏のテーマは「イライラしないでクールに過ごす」。できていますか? 特に日本は湿気があるので大変です。イライラすると自分が辛いだけでなく周囲もその余波をかぶりますし、ミスやトラブルも発生して結局自分が損します。なので7月はできるだけ涼しくさわやかに過ごす工夫が必要です。
着るものはブルー、白、ライムグリーンなどさわやかな色で、麻やシアーなど見た目にも涼しく風通しのいい素材、食べるものはキュウリやトマト、ナス、スイカなど身体を冷やしてくれるもの、部屋のインテリアは青い海や緑の森など大自然を感じさせるものがおすすめです。昔の日記帳開いてひんやりするのもいいでしょう。
このところ忙しくて少しカッカしてる七赤のあなたはぜひお試しください。
吉方位はなし。なくても別に運気が悪いわけじゃない、ご自分の好きな場所で涼しく楽しくお過ごしください。

★八白土星・・・雨がじとじと降ったり猛暑になったり環境の変化が激しいときって、身体だけじゃなく心もぐったりします。10代20代の若いときならドーナツ頬張ったりラーメン勢いよくすすってれば何とか乗り越えられますけども、30代後半から40代50代に進んでまいりますと自分もうだめなんじゃないか、仕事もうまくいかないし貯金もないし友人もいない、生きるのって重い、体重も重い、せめてあと5㎏減らしたいけど年々重くなるのはなぜなのか、とお先真っ暗な気分になってまいります。
でもそういうのってすべて一過性のものですし、そもそも悩むのはヒマだからです。つまんないこと考えるヒマがあるなら何か用事作って忙しくすればいいだけです。することがないなら部屋の掃除、特に浴室とか洗面所とかトイレなど狭い水場にごちゃごちゃ物を置くとよけい萎えますから、とりあえず古い小物を全部撤去してみてください。心にゆとりができて軽くなります。
吉方位は南西。萎えた心をスピード回復させたいなら南西へどうぞ。

★九紫火星・・・「やらなくちゃいけないこと」を考えるとうんざりしますよね、だってこの季節しんどいもン。掃除とか洗濯とか買い物とか食事の支度とか仕事とかおつき合いとか面倒なことたくさんありますけど、そういうの数え上げていちいちうんざりしてたらきりがありません。なのであえて直前まで何も考えずにいましょう。んで時間がきたら腰を上げ、目の前のことに集中してひたすらそれをやる。時間は常に進んでますから、やってりゃいずれ終わります。
ちょっと先のいやなことを考えて不安になったり憂うつになったりしてませんか。それより無念無想つまり脳天気に行動するほうが楽だし疲れません。朝起きるときもこのやり方、目が覚めたら何か考える前にパッと起きちゃえばいいンです。区切り目区切り目にまんじゅうとかケーキとかお楽しみを用意しとくと、あっという間に1日が終わります。
吉方位はなし。なくても大丈夫、大好きな場所でゆったりお過ごしください。

・・・はい、こんな感じです。来月は夏休みかな、移動手段の確保やホテルの予約など早めに済ませとけば気持ちに余裕も生まれてフットワークがよくなります。暑さに気をつけて、すてきな7月をお過ごしください。