太陽は毎朝、東の地平線から顔を出し、南中して西の空に沈む。雨の日も風の日も同様だ。
「今日はしんどいから昇るのやめた」ということは一切なく、それこそ気の遠くなるような長い間、ひたすら同じ営みを繰り返している。考えてみれば、これはすごいことである。
太陽は高いところから地球を照らす。だから町や国、陸や海を問わずすべての場所に平等に光が当たるし、すべての生きとし生けるものに平等にエネルギーが降り注がれる。その温かいエネルギーを体に浴びるだけで、私たちは生きる力が自然に湧いて前向きな気持ちになれる。
「すべてに平等」
「無償の愛を惜しみなく与える」
「うそいつわりがない」
「まぶしくて直視できない」
それって神さまじゃないのか。つまり太陽とは、一日も休むことなく慈悲の光を放つ神さまなのではないか。
2009.12.21