2021年12月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
師走(しわす)はあちこちで納めの行事が目白押し、あなたもご自分の部屋をきれいに納め、かつご自分の気持ちを整理整頓して納め、すがすがしい新年を迎えてはいかがでしょう。

12月22日は冬至、はい1年で最も昼が短い日、つまり陰の気がマックスの日、この日を境に陽の気が増えていく、つまり日照時間が増えてまいります。
一陽来復のこの日から新しい財布を使い始めるとふところが徐々に温かくなる、また南京(なんきん=かぼちゃ)やうどんなど「ん」のつく食べものを食べると健康運が上がる、ゆず湯に入ると金運が上がるなどともいわれます。今後の運気を左右する「かなめの日」ですから、どんどん縁起を担いでみてください。

24日はクリスマスイブ、頑張った自分や家族、お世話になった人に贈り物を用意してはいかがでしょう。25日のクリスマスが終わればあっという間に大みそか、神社やお寺で手を合わせ、心おだやかに新年をお迎えください。
全員に共通の凶方位は南東、南、南西、北西。吉方位はそれぞれの欄をご参照ください。それでは12月7日から来年1月4日までの九星別運気と吉方位、まいりましょう。

★一白水星・・・まめに家を掃除する人ならおわかりでしょうが、どんなにきれいに掃除してもしばらくするといつの間にかホコリがうっすら溜まっているものです。不思議ですねいったいどこから湧くのでしょう。玄関やベランダや窓から侵入するゴミ、そこに住む人が着ている服の繊維や新陳代謝で入れ替わる体毛、皮膚のかけらが混ざるなど色々な要素が考えられますけども、本当の出所はさっぱりわかりません。
いうなればそれらはすべてケガレ、つまり家や人間から排出される「厄」ととらえることができましょう。「12月は1年の厄が家に溜まりに溜まってる月」と開運学では考えますので、ズボラな人もそろそろエイッと腹をくくって大掃除に取り組まれるとよろしいかと思います。でないと今年の(いえもしかすると過去何年もの)厄を引きずったまま重苦しい新年を迎えることになりかねません。
一白は動くのちょっと面倒かな、寒いもンね。でもここで頑張って掃除しとくと来年の心身が軽くなる、体内から不運が押し出されて2022年の幸運の入る隙間をたっぷり確保できるかと思います。心に巣くった鬼は年内に追い出すことです。
吉方位は東、西。怠け心にカツを入れてシャッキリしたいなら東、機動力を高めたいなら西へどうぞ。

★二黒土星・・・わたしの人生どうしてうまくいかないんだろう、生まれつき悪い星の下に生まれたのかな、考えれば考えるほど答えが逃げていく、そもそも生まれた家が悪い、可愛がってくれなかったもん。そういえば元親友のA子も元恋人のB男もやなやつだった、わたしがこうなったのはあの人たちのせい、ああもうどいつもこいつもクソ大王、・・・でも本当の理由はもっと別のところにあるような気がする。
そして洗面所の水栓を古タオルででみがいているとき、あるいは宅急便の代引を支払ってるときとかに「あっそうか、すべては自分のために起こっていることなのだ」といきなり謎の森のど真ん中に雷が落ちるわけです。
答えを見つけるまでには時間と距離が必要なのですね。
二黒のあなたもそろそろひとつの謎が解ける流れ、今月ドカーンと心の森に雷が落ちる暗示です。目からうろこが落ちて視界が開け、世界の見え方がちょっぴり変わるかもしれません。
大吉方位は北東。目に見える世界の色をもっと明るくしたいなら北東へどうぞ。

★三碧木星・・・「こんなご時世、努力したって夢なんか叶わない」とシニカルな意見もありますが、夢が叶わないのはご時世が悪いのではなく自分が本気じゃないからです。
夢を叶える3大要素は1)念力、2)努力、3)タイミングです。1)は「こうなればいいな」「こうなりたいな」とイメージする力のことで、基本的には自分を信じる力です。念力が強ければ強いほど自然に稼働力が上がって2)努力ができるようになる、努力の方法が正しいなら、ジグソーパズルのピースがはまるように3)カチッとタイミングが合ってものごとが首尾よく運ぶようになります。
「一念岩をも通す」「雨だれ石をうがつ」という言葉がありますけどもこれ本当、ものごとはなせばなる、ならないのはなる必要がないか自分にやる気がないかのどちらかです。
三碧は停滞していたことが氷解して動き始める流れ、本当にやりたい? と自問して即イエス! と意識がはね返ってくるなら、あきらめないほうがいいでしょう。
吉方位は北、東。心に希望の明かりを灯したいなら北、踏ん張る力がほしいなら東へどうぞ。

★四緑木星・・・掃除の真っ最中に掃除機のヘッドの接合部が割れてはずれてぶらんぶらんになり途方に暮れたことありますか、あるいは洗濯機が途中で止まり、びしょびしょのバスタオルやマットを手で絞りながらどーすんのこれと絶望感に襲われたことありますか。
日常的に使用する電化製品は金属疲労などでいつ壊れるかわかりません、これ人の心も同じ、特に普段から心を酷使してる人は疲労をがまんして溜めとくとやっかいなことになりがちです。こまめにチェックして「そろそろ限界かも」と思ったら早めにリセット&リニューアルしたほうがいいでしょう。
平和主義の四緑は不満があってもニコニコしてる、しかしその場の和は保たれても疲れるのは自分です。心がポッキリ折れて「もう何もかもがイヤ!」と泣きながら旅に出る前に小出しに発散してみませんか。
やり方は簡単、「それはちょっとできかねます」と静かに微笑みながら反論するか、それが無理なら「あーーーーー」とソプラノ高音を伸ばしたまま外へダッシュすればいいのです。「どうしたんだろう」「年末で疲れてるのかな」と周囲がおもんぱかり、しばらく休ませてくれるかと思います。
吉方位は北、北東。心を盛り上げたいなら北、図太くなりたいなら北東へどうぞ。

★五黄土星・・・コロナ禍をきっかけにソーシャルディスタンスという概念が浸透して適度な距離を保つことが新常識になりました。これはとてもいいこと、スーパーのレジ待ちでうしろの婆さんにカゴでぐいぐい押されたり行列待ちで無謀に割り込まれることがなくなりましたし、待合室やカフェでも他人の息づかいを感じずにパーソナルスペースを確保できるようになりました。
人と物理的な距離を置くと心理的な距離にも変化が起こります。「自分はあの人に依存していたのだな」「自分はあの人から依存されていたのだな」「彼と距離を置いても何も問題がない」「彼女とはぜひまた会いたい」など見えなかったことが見えてくるからです。周囲の人間関係を見直すなら今が絶好のチャンスといえましょう。
唯我独尊の五黄はもともと必要最小限しか人と関わりませんけども、「人の間」と書いて人間、さらに進化発展するためにはやはり人との交流が欠かせません。会いたくない人とはもちろん会わなくていいですが、「会いたい」と感じる人がもしいるなら連絡を取ってみてください。今のあなたに必要な刺激を与えてくれることと思います。
大吉方位は北、北東、西、吉方位は東。モテたいなら北、恋を楽しみたいなら北東、玉の輿に乗りたいなら西、趣味仲間や友達を増やしたいなら東へどうぞ。

★六白金星・・・ぬか床を放っておくと菌が繁殖していやあなにおいがしてきます。やはり1日1回程度は軽くかき混ぜて空気を通さないといけません。
ぬか床しかり、人の心もしかり。あなたのぬか床は何年ものですか? あなたが今30歳なら30年もの、50歳なら50年ものということです、年代を重ねるごとに何ともいえないいい味が出てることと思います。
途中で腐りかけることがあっても気づいたときにちゃんと空気を混ぜて新陳代謝を促せば大丈夫、以前よりもっと風味が増して味わい深くなるはずです。
2021年の六白はぬかを上から無理やり増量され、ぎゅうぎゅう圧迫された状態でした。窮屈で息苦しくてしんどかったでしょう、でもそろそろ中に漬けたものがいい塩梅になってきたのではないでしょうか。
考えることが多いと自然に心がしんなりしてきます、キュウリも大根もなすもニンジンもわりといい感じに漬かってきた感じ、年末ですしお世話になった方々に少しずつおすそわけしてはいかがでしょう。
吉方位は北、北東。漬物を一流の味に仕上げたいなら北、みんなでわいわい楽しく漬物を頬張りたいなら北東へどうぞ。

★七赤金星・・・どんなのんびり屋さんも年末はどうしても気ぜわしくなりがちです。赤・緑・ゴールドの電飾がきらめくクリスマスツリーや「初詣は○○へ」「SALE始まるよーん」と煩悩に訴えかけるポスターに目が泳いでなかなか集中できないからです。
気が散漫になると足もとがおろそかになる、つまり普通に歩いているつもりでもどこか上の空でちょっとした段差でずっこける、改札口からの階段を上りきったところで突っ込んできたチャリとぶつかりそうになる、普段なら引っかからないようなセールストークに引っかかるなどの恐れが出てきます。
はい特に七赤のあなたはご注意ください、12月に入ってにわかに用事がどっと押し寄せてくるでしょうけども本当にしなくちゃいけないことはほんの一部です。雑多なことに気を取られて散漫になるといろいろな意味で損しますよ、へそ下の丹田に気を降ろすには最初に優先順位を決めとくことです。慎重にひとコマずつお進みください。
大吉方位は西、吉方位は北、東。大仕事をクリアする運と力がほしいなら西、直感と決断力がほしいなら北、根性入れてやり遂げたいなら東へどうぞ。

★八白土星・・・仲のいい友達や同僚が結婚したり出世したことありますか、そのときあなたはどんな気持ちになりましたか。「おめでとう、よかったね!」とその場では一緒に喜んでも、家に帰ってひとりになったとき「いいなあうらやましいなあ」と塩辛い羨望がじわじわ浮上してきませんでしたか。仕方ない、人間だもの。
人は人の幸せに敏感です。だからうれしいことがあったらひけらかさずひっそり味わうのが正解、いたずらに人の嫉妬をあおるとあんまりいいことありません。
なぜこんなお話をしたかというと、八白は今すごく恵まれてて幸せだからです。そんなことないよーと謙遜するなかれ、やることなすことちゃんと結果が出てるじゃん、まわりの評判もいい、みんなの目には「あの子は絶賛快進撃中」と映っています。自分でも「ノッてるな」と感じてるでしょう、いいんですよそのままどんどん行って。
だけど幸せには嫉妬というおまけがつきもの、今のツキを落としたくないなら人に自慢しちゃだめ、伸びてきた鼻はマスクで隠す、そして「おかげさまで」「ありがとう」で嫉妬をはね返すことです。
大吉方位は北東。身体についた嫉妬を祓いたいなら北東へどうぞ。

★九紫火星・・・このところ寒くなってきましたけども身体冷えてませんか、「身体が冷えると運も冷える」と開運学では申します。
寒いのを我慢すると新陳代謝が悪くなって便秘になったり肩こり腰痛が悪化するだけでなく気持ちも陰に傾いて1の悩みが10に増幅したりします。動物は発熱して命を燃やしてますから、寒さで燃焼が邪魔されるとあちこちにトラブルが出てしまうのですね。なので男性も女性も冬は寒さ対策が大事です。
冷えから身体を守るにはまず肌着、保温性が高くて身体を締めつけないババシャツや股引で身体をガードしましょう。冷たい外気をしっかりブロックしてくれる外套(コート)や手袋などの小物も必要です。
「ツキが今ひとつ」とか「体調が思わしくない」という九紫は、手足冷えてないか、お腹ゆるくないか、脚に紫色のまだら模様が出てないかチェックしてみてください。運気は体調に左右されますから、ツキを上げたいなら衣服と食事と運動と住まいの暖房でしっかり身体を温めることです。
大吉方位は東、吉方位は西。身体を温めたいなら東、心を温めたいなら西へどうぞ。

はい、こんな感じです。2021年はどんな年でしたか? 何かと制限つきの日々が続いてますけどももうちょっとの辛抱、流行ったものはいつか終わります。
壬寅(みずのえとら)の2022年は潮流がダイナミックに変わりそう、今年今ひとつだった人もどうぞ夢と希望を抱いて明るい新年をお迎えください。