全国1千万人の開運ファンのみなさん明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年は辛丑(かのうとうし)、辛は「しん」=神、心、信、新、真、清、進に通じます。陰陽五行説では辛は宝石を意味します。「磨けば磨くほど輝きを増す」、逆に言えば「磨かなければただの石ころ」というイメージです。
辛は「辛(つら)い」とも読みますね、辛の年はおのれの心をきびしく磨きながらより明るくより清らかにより美しく輝きましょうという年なのです。
いっぽう丑は方位に置き換えると北東つまり鬼門、鬼門とは変化の方位、今までの価値観が逆転するような激しい変動のパワーを秘めています。
以上のことから2021年は引き続き激動と混乱が予想されます、いつまでも古い常識に縛られてると置いてきぼりをくらう、艱難(かんなん)汝(なんじ}を玉にす、玉磨かざれば光なしというわけで進化成長発展するには今年は絶好のチャンスと申せましょう。今までの人生が今ひとつだった人もだめだった人もすでにあきらめていた人も勝負はまだまだこれから、先が読めないからこそ大きな可能性があります。
11日は成人の日、20歳以上の人も「自分の行きたい道を行く!」と決意する日です。
1月17日〜2月2日は冬土用、1年で最も冷える期間なので食事と衣服と運動と寝具に気を配り、心と身体を温かく保ちましょう。
2月2日の節分が過ぎたら翌3日は立春、2021年のパワーが本格的に流れ始めます。大掃除など去年やり残したことがある人は1月中に片付けることをおすすめします。
全員に共通の凶方位は東、南東、南、南西、西、北西。残り北と北東が吉方位になるかどうかはそれぞれの星の欄をご参照ください。
それでは1月5日から2月2日の九星別運気と吉方位、軽やかにまいりましょう。
★一白水星・・・「私はこれからどうなるのだろう」「今年はいい年になるかな?」。
開運ファンなら誰もが抱く疑問ですが、答えは簡単、「自分しだい」です。自分の運気はすべて自分が決めているのです。
運気の源泉は自分の体調と気持ち、そこに「環境」という自分を取り巻くものが加わります。着るもの、食べるもの、住む家、仕事、金銭、人間関係、移動して滞在する方位、そして自分より大きな存在いわゆる神仏とか大自然などと呼ばれるもの、などなど。環境を整えればそれらが一丸となってあなたを後押ししてくれますし、乱れた環境で無頓着に生きてるとじわじわ奈落に向かってぐいぐい押されます。ただしこのとき本人は押されてる自覚がありません。
幸せになりたいならまずは今の自分と自分を包む環境をチェックして幸せになるための環境を整えることです。中心軸はいつも自分にあります。
一白はいま猛烈にアタマ冴えてる、「自分の幸せとは何か」「どうすれば幸せになれるのか」「目的地に向かうためのとりあえずの目標地はどこか」をひとりでじっくり考えてみてください。2月以降、自分の乗るべき船が見つかることと思います。
吉方位はなし。自宅を掃除して聖域を作り、そこでのんびりお過ごしください。
★二黒土星・・・「これ以上食べたら絶対太る、でも食べたいだってこれおいしいんだもの、あーあせっかく頑張って5キロ落としたのに」。悩みますよね、お正月太りに加えて自粛でカロリー過多のダブルパンチ、体重計に乗ったら5キロ増どころか10キロ増えて65キロになってましたと。スカートきっついはずだよと。
食欲に限らずすべての欲望と理性は必ず相反するものと相場が決まってます。特に若いうちは欲望が優位ですが野放しにすると後が大変、といって理性優先では人生がつまらない、大事なのは両者のバランス、ここまではいいけどここからはやめとこうという自己制御、・・・わかっちゃいるけどやめられません。「やめておけ そのひと口でだるま腹」とスナックをつまむ指先に書いておくほかないでしょう。
二黒はいま欲望と理性が関ヶ原、軍配持ってああどうしようと悩み中かと存じます。しかしどんなに戦っても結局勝つのは欲望です。ならば5粒食べたいチョコレートをせめて4粒にする、5粒食べてもいいけどそのあと野山を3時間ほど猪のように駆けまわるなどの代案を・・・うーん面倒くさいですよね、いっそ今月くらいは好きなだけいや5粒といわず10粒20粒30粒いやになるまで食べてみてはいかがでしょう、胃もたれ胸焼け腹下しでうまくいけば二度と食べたくなくなるかもしれません。中途半端に我慢するよりたまには羽目をはずしてとことんいっちゃってはいかがでしょう。
吉方位は北東。美意識が高まり、食べすぎを予防できます。
★三碧木星・・・「天は二物を与えず」とはよく言ったものです。人間の幸せを「健康」「お金」「人間関係」「家庭」「地位と名誉」の5分野にざっくり分けるとすると、5つともすべて恵まれている人はほとんどいません。お金はあるけど人間関係が今ひとつとか、地位も名誉もあるけど家族に恵まれないなどどこかに弱点があるものです。
普通はひとつかふたつ、3つ恵まれていれば十二分、地位も名誉も愛もお金も心身の健康もすべてほしいというのは欲張りというものでしょう。
さてあなたは何を持っていますか?
「わたし何にも持ってない」と三碧のあなたはため息をつくかもしれません、では正五角形を紙に書いて各頂点に健康、お金、人間関係、家庭、地位と名誉の5分野を割り振り、五角形の中心を0点、それぞれの頂点を100点として自分なりに各点数をつけて線で結んでみてください。はいゆがんだ五角形ができたでしょう、一番凹んだ分野があなたに足りない幸せ、一番凸ったところがあなたが十分に持っている幸せです。
無理せずもっと幸せになりたいなら一番凸ってる分野、つまり自分の得意な分野で勝負することです。今月はないものねだりよりあるものを活かしてみてください。
吉方位はなし。リビングで温かいお茶を飲み、幸せな自分の姿を想像しましょう。
★四緑木星・・・人間の運気は潮の満ち引きのように絶えず変化しています。寄せては引き、引いては寄せるの繰り返しで、そこには一定のリズムがあります。
波が引いてるときに「幸せになる!」と気張っても骨折り損のくたびれもうけですし、波が寄せてるときにぼんやりしてるとチャンスを逃します。大事なのは「今は気張るとき」「今は脱力するとき」とメリハリをつけて動くことです。
運気の満ち引きを知るには占いが役に立ちます。ただし占いはツール、あくまでも開運の道具ですから頼ったりすがったりもたれかかってはだめ、上手に活用しましょう。
占いを用いなくても上手に波に乗っている人もいます、そういう人は勘が鋭い、動物的な嗅覚で風を嗅ぎ分けてベストな道を選択しているのです。
じゃあ一般人が風を嗅ぎ分けるにはどうすればいいでしょう? はい答えは簡単、「ウキウキ・ワクワクするほうを選ぶ」「無理のないほうを選ぶ」「明るいほうを選ぶ」「自分が納得できるほうを選ぶ」。幸せになるのは実はそんなに難しいことじゃない、ただ自分の心に正直に行動すればいいだけです。
このところ四緑は鼻詰まりが取れて呼吸がラクになってるのでかすかなニオイもちゃんと嗅ぎ分けられるはず、今月はいい香りのするほうへどんどん歩いてってください。
吉方位は北。心の鼻詰まりをすっきりさせたいなら北へどうぞ。家でじっくり入浴して身体を温め、じんわり汗を流すのもおすすめです。
★五黄土星・・・コロナ騒動が続いて気分が落ち込む人もいればほとんど気にせずいつも通りに過ごす人もいる、この違いはどこから来るのでしょう? はい鈍感力ですね今風に言えばスルー能力です。
「未知のウイルス? じゃ丁寧に手ェ洗ってうがいして掃除してたくさん食べてよく眠ればいいじゃん」。自分のできる範囲でできることやったらあとは運任せ、細かいことは気にしない、心配ばっかしてたら免疫力が低下して損しちゃうというわけです。
九星で鈍感力コンテストを開催したら優勝するのはたぶん二黒土星か五黄土星か八白土星、そう土系の星です。土系は普通の顔してすべてのものを受け入れもぐもぐ消化していらないものはペッと吐き出すキモの据わった星、なかでも五黄は毒さえ養分としおのれの細胞と合体させ巨大化するふてぇ星、「きゃあコロナこわい」と右往左往する民衆を尻目にひとり五黄城の縁側の七輪で氷下魚(こまい)を焼いて「うまいッ」とエールビールでグッと流し込む図太い星です。
五黄は今のままでOKこれからも自然体でいきましょう、世間は曇天でも五黄の空は日本晴れ、氷下魚を食べ終えたらじっくり次の陣取りの軍略を練ってください。
吉方位は北、北東。基盤を安定させたいなら北、陣地拡大したいなら北東へどうぞ。
★六白金星・・・チャットとかWeb会議などのオンラインコミュニケーションが流行ってますけどもネットって気を遮断します、デジタル信号に変換されちゃうのかな。気とは毛穴から放たれる生体エネルギーのことです。なので業務連絡とかならいいですが立ち入った繊細な話をしてもなかなかニュアンスが伝わりません。相手の心にしんみりじっくりしっかり働きかけたいときはやはりリアル世界でのやりとりがいいでしょう。
ただし感受性がひときわ強い人の場合、意図せずよけいな気をキャッチしちゃうことがあります。オンラインチャット後や人混みに出た後どっと疲れる人は要注意、無防備でいると相手の気を受けて体調を崩すことがあります。人の気をブロックしたいときは口からシュンシュン糸吐いて全身を繭(まゆ)で覆ってる姿をイメージしてみてください。
六白はいま感受性が高まってます、全身のアンテナ立ちっぱ状態でいいものも悪いものも同時にキャッチしやすくなってますのでご用心ください。今月は色々な方向から色々なアプローチがあるでしょうが「自分は自分」と気を強く持ち、ここまではOKだけどここからは立ち入り禁止だかんねとしっかり境界線を引いておきましょう。
吉方位は北、北東。自分と他人の間にぶっとい境界線を引きたいなら北、いいものだけキャッチして悪いものははね返したいなら北東へどうぞ。
★七赤金星・・・親の介護は難しい問題です。最初はかいがいしく世話をしてもやがて気力体力に限界が来て家族関係が崩壊しちゃうケースは古来絶えることがありません。特に今は人生100年時代、食生活の改善や医療の進歩で私たちはどんどん長生きするようになっています。最後まで健康で長生きするに越したことはありませんけどもそうならないこともあります。じゃあ誰が面倒を見るのかといった場合、「子どもが親の面倒を見るのは当たり前」という風潮が根強いですがこれ現実的には難しい、背負うのが赤ん坊や子どもならいざ知らず、大人は重たいからです。
映画「楢山節考」(原作:深沢七郎)では70歳になった母親を長男が背負い泣く泣く冬のお山に棄てに行くシーンが描かれていました、「なんてむごい」と思うかもですが子、孫の若い世代を生かすにはそれ以外に方法がなかったので仕方ありません。
棄老を扱った別の映画「デンデラ」(原作:佐藤友哉)ではお山に棄てられた婆さんたちが結託してコミューンを形成し、経験と知恵を駆使しながら大自然と戦いつつたくましく生き抜いていく姿が描かれていました。フィクションでしょうがもしかするとこれからの老人の生き方のヒントはそこら辺にあるかもしれません。
これ読んでる七赤はいま親の介護に限らず誰かの面倒を見なきゃいけないもしくは逆に誰かから面倒見られてる立場かな、もし前者なら我慢し続けないで「美談」の羽衣を脱ぎ捨て誰かにヘルプを求めたほうがベター、もし後者なら知恵を絞って自立できる道を探してみてください。いずれもキーポイントは「他者」、自分ひとりで悶々としててもお山にしんしんと雪が降り積もるだけです。
吉方位は北、北東。強い心がほしいなら北、いい知恵がほしいなら北東へどうぞ。
★八白土星・・・このところコロナ感染者数が増えておりますが今は一年で最も寒い時期なので感染拡大は当たり前、なぜなら空気が乾燥してウイルスが飛び散りやすいのに加え、寒さで私たちの免疫力が低下しているからです。
陰極まれば陽に転ず、感染者数が達するところまで達したら自然に収束しますのであまり心配せず、毎日の食事、運動、入浴で身体を温めて免疫力アップに努めましょう。
身体だけじゃなく心を温めることも大事です。心が冷えると身体も冷えますもん。
心は抱く感情によって温度が変わります、怒り、憎しみ、恐れ、悲しみ、嫉妬、自己卑下、見栄張り、「どうせあたしなんか」というすね甘えふて腐れは心温を下げ、喜び、楽しみ、期待、好奇心、共感、希望、「自分はこれでOK」という自己肯定感は心温を上げます。
八白は今とてもポジティブ、自分に自信を持ってる、堂々としてる、心がいい感じに蒸されて白い湯気がシュワシュワ立ち上ってますって温泉まんじゅうか。あなたの心の温度はまわりにも伝わりますよ、「なんか心地いい」「ちょっとあたらせて」「肉まん温めさせてもらっていいですか」とわらわら人が寄って来るでしょう。人垣ができればそれが風除けになってますますあなたの心と身体はホッカホカになるでしょう。
吉方位は北、北東。固まった悩み事を解凍してふんわり蒸し上げペロッと食べちゃいたいなら北、腐った悩み事を生ゴミと一緒に燃えるゴミの日に出しちゃいたいなら北東へどうぞ。
★九紫火星・・・新型コロナウイルスをきっかけに私たちの日常は変化を余儀なくされています。逆にいえば「古い時代の価値観を捨てて新しく仕切り直しなさい」と天からチャンスを与えられているということ、コロナはそのためのトリガーに過ぎません。
こういうときに「今までの生活を取り戻そう」とか「一刻も早く元に戻る努力を」などと逆行すると時代に置いてきぼりにされてしまいます。21世紀の文明開化、くらいに考えて新しい時代に適応しましょう。
ただしユラユラたゆたってると行きたくない方向に流されます、どうせなら「こうなりたい」という方向に自分で舵を切りましょう。じゃあ九紫のあなたはどっちの方向に向かえばいいのでしょう?
はい答えは簡単、北方位です。北は目に見えない心の方位、建前の裏に潜む本音の方位、神仏とつながる崇高な自分の方位です。ものごとの本質はいつも不可視&不可思議なところにある、裏が表で表が裏、裏と表は紙一重、今月は自分の心の裏側に焦点を当てて「一番大切なもの」「本当にやりたいこと」を自問自答してみてください。すると現実世界でなぞなぞが始まります。それは人生の軌道修正に役立つなぞなぞです。
大吉方位は北。ヒントがほしいなら北へどうぞ。
・・・はい、こんな感じです。1月は鬼門の月なので突発事故に要注意、普段より慎重に余裕を持って過ごしましょう。どんなときも運は自分持ち、自分のことは自分で守りながら余力があれば人にやさしくして、今月も明るく元気に行ってらっしゃい!