2021年6月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
6月は午の月、午は方位でいうと南、時間帯に置き換えると昼の12時です。昼どきの南は太陽が高く上って明るく照り輝きます、そのことから6月は「ひらめきが多くなる」「カンが当たる」「正解が見つかる」などとされますが、反面「イライラ、カッカしやすい」「ケンカに注意」ともいわれます。梅雨どきでムシムシしやすい月ですから、ミントやハッカなどの涼しげな香りやブルー、白、グリーンなど海の色、風通しのいい麻などの素材を上手に活用してさわやかに過ごしたいものです。

21日は夏至、太陽のパワーが最高潮に達して昼の時間が一年で最も長くなります。直感が冴えるので懸賞や宝くじにチャレンジしたり、隠れた美しさが引き出されるときなので美容院で髪型を変えたり、服や小物、化粧品を新調するといいでしょう。

30日は夏越しの大祓。一年の前半で溜まった厄(ストレス)を祓う日です。家を掃除してからもよりの神社へ行って茅の輪をくぐるとスッキリします、お試しください。

全員に共通の凶方位は北、南東、南、南西、北西。残りの北東、東、西が吉方位になるか否かは星によって異なります。
それでは6月5日から7月6日までの九星別運気と吉方位、まいりましょう。

★一白水星・・・ひらめきはふとした瞬間に訪れます。頑張ってうんうんうなって考えてるときは答えが出てこないのに洗面所を掃除してるときやスーパーの帰り道とかでいきなり「あ、そういうことか」と合点がいく、不思議なものです。
コップに水を注ぐと気泡が内側にたくさんつきますよね、時間がたつと次々に剥がれて水面に浮かび上がりプチンとはじける現象とそれはよく似ています、つまり自分の体内に沈殿していた謎があるときいきなり顕在意識に浮かび上がりプチンとはじけて気化していく、つまり謎が成仏するんですね。そうやって時間をかけながら人はひとつずつ人生を悟っていくわけです。
年取ることのメリットは若いうちは理解できなかったことがすとんと腑に落ちること、謎がひとつ成仏するたび人生の奥行きと深さが増して面白くなってまいります。
一白はじきに謎がひとつ解けるでしょう、そしてそこを起点に別の謎も連鎖的に刺激を受け、まとめて大きなげっぷが出て胃の中がすっきりする流れです。
吉方位は北東、東、西。人間関係の胃もたれを解消したいなら北東、仕事の胃もたれ解消は東、普通に胃もたれ解消したいなら西へどうぞ。

★二黒土星・・・梅雨時は空気が湿り気を帯びて重くなり身体を動かすのがおっくうになります。湿度が高いもんだから心と身体にも水分が溜まって重いダルいやる気ない、おまけに低気圧のせいで頭も痛い、こんな雨の日に働きたくないわあと心の底から思うのですがズル休みの理由をあれこれ考えても思いつかずしぶしぶ家を出るわけです。
そこでおすすめなのが古来伝わる梅雨時の梅酒作り、青梅のヘタをひと粒ひと粒竹串で取って水洗いして乾かしてガラス瓶に入れてそこに氷砂糖とリカーを注ぐ、細かい手作業って集中力が必要なので新入りすげえ生意気とか師長目つきが気に入らねえとか結婚避けてるあいつとはもうおさらばだとかよけいなこと考えずに済みます、立派なマインドフルネスです。
自分という本体から枝分かれした気と書いて「気分」、結局気分ってさわやかにも陰鬱にも自分の気の持ちようでどうにでも上下変動する実体のないもの、梅雨時は放っておくと勝手に下がりがちなので自らエイッと上げる工夫が必要、梅仕事などしてできるだけ楽しく過ごしましょう。コロナ騒動がどっちへ行こうとわが家には梅酒や梅シロップがある、9月には味見できるし12月にはオンザロックや炭酸割が楽しめると思えば土砂降りの雨もパーッと晴れ上がるに違いありません。
吉方位は北東、東、西。人間関係の曇天を日本晴れに変えたいなら北東、仕事の嵐を鎮めたいなら東、健康面のしとしとぴっちゃんをカラッとさせたいなら西へどうぞ。

★三碧木星・・・人間関係の基礎知識は幼少時から学びます。まずは家庭で家族から教わり、次いで学校で同級生から学び、さらに社会に出たら同僚から揉まれてルールをたたき込まれるわけです。いやでも何でも仕方ない、はみ出たら自分が苦労するもんねというわけでみんなそれぞれ頑張って体得するわけです。ただし頑張りすぎて「人からどう思われるか」に敏感になりすぎる人も少なくありません。
そんななか新型コロナは「ご破算で願いましては」とちょっと行きすぎた対人ルールにリセットをかけました、人とくっつきすぎるとあんまりいいことないですよと全世界に忠告してくれたのですね。「もうちょっと離れてあなたはあなたのやりたいようにやったらどうでしょう」と。
新旧が入れ替わる過渡期の今は古いルールの縛りを解く絶好のチャンス、「きらいな人にも笑顔で挨拶」「みんな仲よく」「怒りの感情は出してはいけない」「相手の言うことを聞いてあげるのが大人」みたいないい子ちゃんルールはそろそろゴミ箱に捨て、新しいルールを構築してもいいかもしれません。
吉方位はなし。森とか草原とか里山など大自然でのびのびしてください。

★四緑木星・・・「星に願いを」という歌がありますがその通り、夢を叶えるには願掛けするといいのです。手を合わせる対象は星でも月でも宇宙でも神さまでも仏さまでもチャミーちゃんでも何でもOK、結局すべて自分自身に願を掛けているわけです。
恋愛に効く神社とか金運が上がる寺とかちまたには色々なパワースポットがありますけども、要はこうなりたい、なれたらいいなあとワクワクしながら素直に夢を思い描くことができればどこでもいいのです。
「ウキウキワクワクが夢を現実化する」と開運学では申します。細かい道筋は考えなくていい、誰かが帳尻をつけてくれてなるようになるからです。仕事で成功したりほしいものが手に入った人は「偶然運がよかっただけ」とよく言いますが、要は本人の「思い込み」が強かったんですね。
叶えたい夢がありますか? もしあるならスマホを消して自分の内部に入り「私はどうなったら幸せになれる?」と訪ねてみてください。ごく自然に高揚感を伴うイメージが浮かんできたらその夢はあなたを幸せにしてくれますし、それは実現可能ということです。
吉方位はなし。展望台とかタワーの最上階など高い場所に行くと自分を俯瞰できます。

★五黄土星・・・友達や恋人や兄弟の態度が急変して驚いたことありませんか、「やさしい人だったのに急に冷たくなった」「真面目で責任感があると思っていたのにだらしなくなった」「いきなりお金に細かくなった」みたいな。
それ変わったんじゃなくてもともと持っていた本人の性質が何かのきっかけで浮上しただけ、あるいはあなたが見ようとしていなかったもしくは見えてなかっただけです。
一度表に出たものはもう無視できません、「そういう人なのだ」と思って接するかそれがしんどいなら距離を置く、場合によってはいっそ離れたほうがいいかもです。
もともと自分も含めて人って変わるもの、だって生ものだもの。
五黄はよくも悪くも今まで見えなかったものが見えるようになる暗示、いや別に霊感が湧くとかじゃなくて「気づく」というかそこに偶然ピントが合っちゃうというか。それも含めてその人だと思えるならそのままつき合えばいいですし、ダメだこりゃならムリして今まで通りの関係を続ける必要はないでしょう、親子兄弟友達恋人パートナー、すべての人間関係はそもそも水ものなンだもの。
吉方位は北東、東、西。もっといい人見つけたいなら北東、古い人間関係をスパッと清算したいなら東か西へどうぞ。

★六白金星・・・雨の日になぜ体重が増えるかというと大気中の湿度が高くて毛穴から水分が蒸発しないからです。体内に水分がたっぷんたっぷん溜まるのですね。
梅雨時になんかイライラするのはそれと同じ原理、大気中に水気=陰の気がすでに充満しているので体内の陰の気が思うように発散できない、結果ストレスがたっぷんたっぷん溜まるわけです。
なんか無性にアタマにくる、あいつのああいうとこが許せないんだよなあもうみんな死ねばいいのにと脳内で呪怨の走馬灯が回るときは運動して汗流すといいですよ、汗と一緒に毛穴からストレスが流れ出て体重は下がり気持ちは上がりますから。
六白はこのところ怒りっぽい自分に疲れてますか、それ梅雨だからですよ、こんな些細なことでハラ立つ自分て小さいなあなんて落ち込まなくていい、ええ湿気がそうさせてるんです、気にせず落語でも聞いてわははと笑ってればいいんです。
吉方位は東、西。どっち行っても汗とストレスが排出できます。

★七赤金星・・・私たちの体内では自律神経が24時間働いています、交感神経と副交感神経がそれぞれワンオペで交代しながら頑張ってくれてるんですね。たとえば仕事してるときやケンカしてるときなど緊張してるときは交感神経、ご飯食べてるときやテレビドラマ見ておならブーしてるとき、そろそろ寝るかとリラックスしてるときは副交感神経が優位に働いて体内環境を適宜ベストに保ってくれているわけです。
ハードな仕事が終わった後のビールがおいしいのは、張りつめた交換神経がビールの泡でプファーッとほぐれ、副交感神経にバトンタッチするからです。緊張が弛緩する瞬間って快感を伴うのですね。しかし常に緊張しっぱなしだとどうなるか、交感神経が過剰に働いて心臓がドキドキしたり血圧が上がったり眠れなくなったりひどい場合はパニック症を引き起こしたりします。
昨今はコロナ禍とか人間関係とかでピリピリして交感神経優位の人が多い、七赤もちょっとハードモードかな、緊張が続くと胃腸の働きが低下して便秘するぞう。思い当たるなら好きな歌を口ずさむ、おやつ食べる、好きな人の写真を見る、うたた寝するなど合間に楽しいことをするといいでしょう。
吉方位は東、西。人間関係や仕事のストレスを緩和したいなら東か西へどうぞ。

★八白土星・・・1年で太陽が最も高く上る6月は陽の気が強い月です。同時に梅雨どきなので大気中に陰の気が充満し、陽の気と陰の気が激しくぶつかり合ってイライラしたり倦怠感や頭痛など体調を崩しやすくなります、いわゆる梅雨バテというやつです。
湿度も気温も高いので熱中症や食中毒にも要注意、というわけで6月は体調管理が必須です。そこで登場するのが今月仕込む梅酒や梅シロップや梅干、この話二黒でも出たなまあいいや、梅酒とか今月作っとくと梅に陽の気が注入されて飲むたびに気力体力が回復する特効薬になります、特に赤くて丸い梅干は太陽の疑似なので力があります。
八白は今やる気が回復してるでしょう、じっとしてても身体がリズミカルに動く感じじゃないですか、こういうときは無意味に踊るだけじゃなくて梅仕事してみてはどうでしょう。「んなもんスーパーでいつでも買えるじゃん」、ごもっとも、でも「手作り品には市販品の何倍ものパワーが宿る」と開運学では申します。
八白はこれから忙しくなりますよだって周囲の期待の星だもん、後半戦も負けられない! というならスーパーで梅の実買ってきてはいかがでしょう、今月仕込む梅は将来あなたの運気にカツを入れてくれる頼もしいかんしゃく玉兼丸薬になるでしょう。
吉方位は北東。心と身体の免疫力を上げたいなら北東へどうぞ。

★九紫火星・・・今まで追い風だったものがいきなり向かい風に転じたりその逆もあるなど風向きは時間に伴って刻々と変化します、風向きは天の気=天気なのでなかなか読めません。これ人の運気も一緒、順風だったり逆風だったりときおり突風が吹くなどめまぐるしく移り変わります。
人生一瞬先は未知、どんな目が出るか誰にもわかりません。なので「天が自分に味方してくれた!」といたずらに大騒ぎしたり「もう神も仏もあるもんか」と安易に絶望してはいけないのですね。ほら祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きありっていうじゃないですか、そのときそのときでどんな風が吹こうが人生はただ春の夜の夢のごとしというわけです。
人生はいいときもあれば悪いときもある、じゃあどうすれば心安らかに過ごせるのというと常に中心を自分に置いて悔いのないよう生きるだけ、どうせ生まれてきたんだから好きなもの楽しいもの面白いものをとことん味わってやろうじゃないのという心意気が大切、そうすれば天気や運気に煩わされることなく心の中には常に清涼な風が吹くでしょう。
大吉方位は東、西。追い風がほしいなら東か西へどうぞ。

・・・はい、こんな感じです。梅雨時の雨はたしかに鬱陶しいかもですが「みそぎの雨」という言葉もあります、「厄を洗い清めてくれている」と思えばありがたく思えてきますね。気分がウキウキする色・柄の傘をさして雨の日を楽しみましょう。それでは今月も張ァり切ってどうぞ!