暦の上では2月4日の立春から本格的な新年の幕開け、2024年の十干十二支は甲辰(きのえたつ)。甲は「木」を意味しますから「ものごとがすくすく発展する」「まいた種が芽を出しやすい」「正統派志向」「まっすぐ前向きな人が成功する」みたいな流れになるでしょう。
いっぽう辰は十二支で唯一架空の動物、ということは「奇跡が期待できる」「願いが天に届きやすい」「常識がくつがえされ、新常識が生まれる」などが予想されます。
ただし「辰」は「振(=揺さぶる)」、「震(=雷、もしくは揺れ動く)」にも通じますから、地震など天災に注意が必要です。大自然の現象は人間にはどうすることもできませんけども、せめて必要最低限の備蓄と家の補強を心がけ、できる範囲で備えておきましょう。
また「辰」は「農(農業)」「蜃(蜃気楼)」「娠(妊娠)」にも通じます。新しい農作物が話題になったり、バーチャルな世界がさらに進化発展したり、子宝に恵まれる人が一気に増える暗示です。
いいこともあれば悪いこともある、悪いことが起きたら次はいいことが起こる。世の中は陰と陽の繰り返しですから、どんなときも希望を持っていきましょう。
2月11日は建国記念の日、23日は天皇誕生日。17日からは伊勢神宮記念祭が始まります。国民的行事の日は「開運デー」ととらえ、もよりの神社で感謝と願いごとをすると辰=幸運の龍が力になってくれるでしょう。
全員に共通の凶方位は・・・ん? 外が何だか騒がしいな。ああそうでした、宇宙船寅卯号が先日帰還したのでしたね。きゃあきゃあわはははやっぱ地球も寒いんじゃんとうるさいくらいにぎやか、やっぱり寅卯の人たちって何があってもいつでもどこでも元気いっぱいです。
地球に戻ってきたからには煩悩欲望フルオープンでもうガツガツいっちゃってください、おまえの迷惑われ関せずなマイペースぶりと、忖度(そんたく)なんかしゃらくせえ私は私の道を行くという強気ッぷりが、萎えた周囲に「あんなんでいいんだ」と勇気と元気を与えるはずです。
・・・はいもとい全員に共通の凶方位は東、南西、西、北西。吉方位についてはそれぞれの星の欄をご参照ください。それでは2月4日〜3月4日までの九星別運気と吉方位、明るく元気にまいりましょう。寅卯天中殺グループのみなさんは張り切りすぎて転ばないようお気をつけください。
★一白水星・・・幸運をゲットするには条件が3つあります。①自分の心と身体に無理がない、②自分を取り巻く環境に追い風が吹いている、③これからやろうとすることのタイミングが時流に合っている。
これらがすべて揃えばこわいものなし、ワグナーのワルキューレが流れるなか敵を蹴散らしながら勢いよく進軍できるでしょう。直感の鋭い人なら「今だ!」とタイミングを察知してシュパッとスタートする、その結果わが世の春を迎えるわけです。
一白は今何となくそんな直感が働いてるような働いてないようなうーんどっちなんだと悩ましい気分ではないでしょうか、そういうときは強気に出ちゃだめ、まだ時期尚早だからです。あせらなくても今年はチャンスがバンバンバババンとあっちからやってくる、今月はもう少し我慢して今年1年の野望をゴリゴリ錬っていてください。
吉方位は北東、南東。人生は一回きりですから「ささやかな夢」じゃなくて「ドでかい夢」「壮大な夢」「地球圏を越えた夢」を持ちましょう、できるだけ大きな野望を描きたいなら北東、夢に向かう上昇気流に乗りたいなら南東へどうぞ。
★二黒土星・・・「親の因果が子に報い」と古来申しますけども、開運学では「親の運気が子に報い」と申します。親の運気は子どもに遺伝するのです。衣食住の環境がまず一緒ですし、価値観もそのまま受け継がれるからです。特にお金や人間関係、夫婦関係に関する価値観、端から聞いてるとえーそれ本当? な内容でも親子のつながりは濃いですから子どもは簡単に呑み込んでしまいます。
それをくつがえしてくれるのが友達や知り合いや職場の人つまり他人、忌憚のない言葉で固まった価値観をがっつり揉みほぐしてくれます。
2024年は周囲の人たちがあなたの価値観を「本当にそれでいいの?」と揉んでくれる暗示、いてててと感じることもあるかもですがそのぶん血流がよくなり視野が広がって成長できるでしょう。彼らの助言に素直に耳を傾けてみてください。
大吉方位は南、吉方位は北。価値観をスムーズに修正&上書きしたいなら南、揉まれてもしおれない心がほしいなら北へどうぞ。
★三碧木星・・・「ぺき子ちゃんこのプロジェクトの責任者になってくれないかな」「えームリムリ絶対ムリですー」。責任を引き受けるのって面倒、だって疲れるもん、貧乏くじ引くの絶対イヤ。ついそう思いがちですけども実は違う、自分の利益を考えず人のために時間と労力と気力を使うことは一見損するように思えて実は徳を養うことにつながるんですね。徳ってお金じゃ買えませんしなかなか養う機会もありませんから、もし周囲からリーダー役を頼まれたら引き受けてみてはいかがでしょう。
三碧は徳を養う1年になる暗示、特に今月もたらされる案件はじゃけんにしちゃだめ、一回断ると二度目三度目以降どんどん責任のハードルが上がってきますから、最初にきた話を練習問題と思って取り組んでみてください。
徳が身につくと何のメリットがあるかって? はい「徳は高貴な香りを放つ」と古来申します、あっあの人できる、大きい、ふところ深いとわかる人にはわかってもらえ、生きる次元をグイッと引っ張り上げてもらえます。
吉方位は北、南東、南。心の次元を高めたいなら北、人から信頼されたいなら南東、試練を乗り越える知恵と知識がほしいなら南へどうぞ。
★四緑木星・・・「辰年は奇跡が起こりやすい」「夢が叶いやすい」と最初に述べましたけども、それを真っ先に実感しやすいのは神仏から愛される人ではないでしょうか。
どういう人かというと今年の十干「甲(きのえ)」みたいな人、つまり「まっすぐで正直」「素直」「夢がある」「常に上向きで明るいほうに顔を向けている」「自立してる」「辛いことがあっても顔に出さない」「黙々と努力する」タイプですね。
自分が1本の木になった姿をイメージしてみてください、光や雨や風から刺激を受け、大地から栄養を吸い上げて伸びていく。そうやって目に見えるもの見えないもの問わずじわじわ吸収しながら成長する。そういう姿勢でいくと今年は成功しやすいかと思います。
その筆頭が四緑のあなた、はい2024年は調子いいですよ、ぐんぐん伸びて視点が上がり今まで見えなかった世界も見えるようになります。ああこういうことだったのかという気づきと具体的にも得るものが多くなる、すばらしい年になりそうです。今月はその前ぶれというか予兆を体験できるでしょう。
吉方位は北、南。心に愛を満たしたいなら北、現世利益を求めるなら南へどうぞ。
★五黄土星・・・「この世は修行の場」という考え方もあれば「この世は楽しいところ」という真逆の考え方もあります。どっちを選ぶかは本人しだいですが、多いのはたぶん前者でしょう。でも考え方ひとつなんですよね、「ああ苦しい」だけで思考停止するとたしかにこの世って辛いところですけども、「苦しいけどこれを乗り越えれば楽しくなるに違いない」と思考転換すると苦が苦じゃなくなってきます。ほら筋トレみたいなもんで、最初は辛いけど毎日続けてうっすら筋肉がついてくると「苦しみの先には喜びがある」ってわかってくるでしょう、そういうことです。
五黄は去年の努力がそろそろ実る、「頑張ってりゃいいことあるってホントだな」と実感できるうれしく楽しい年になるでしょう。こういう流れのときは眉間にしわ寄せて頑張るより力を抜いて楽しんだほうがトク、いいじゃないですかたまには遊んだって。気の合う人とおいしいもの食べて好きな服買ってどこまで幸せになれるか試してみてください。物を買うときは今までより上ランクを狙うのがキモです。
大吉方位は北東、南、吉方位は北、南東。辛い人生から楽しい人生にクルッと変換したいなら北東か北、クルッとイメチェンしたいなら南、よくない人を遠ざけていい人だけ引き寄せたいなら南東へどうぞ。
★六白金星・・・何があっても動じない自分という核(コア)を中心として、その外側にあるものはすべて時間の流れとともに変化していきます。まず外見がそうですね、黒髪はやがて白髪になり、皮膚や内臓は重力に逆らえず、ピントの合っていた目はぼんやりし始め、キレキレだった動きは徐々に緩慢になってまいります。ものの考え方も食べ物や衣服の好みももちろん変わってくる、外から内から熟成していくのですね。
熟成できずに腐敗することもあります。「ずっと若くいたい」「年なんか取りたくない」と若いときの表皮にしがみついてると、脱皮できずに腐ってしまいます。
六白は今年変化の年、あなたを取り巻く環境が変わる暗示です。環境から尻を叩かれる前に自分から変えちゃったほうがラクだしトクです。引っ越し、イメチェン、価値観や人間関係や時間の過ごし方など、理想型に近づくようにできるだけ大きく変えてみてください。自分からひと皮むくことで人間的な柔らかさが増し、うまみ・風味・栄養価が格段にアップすることと思います。
大吉方位は北、吉方位は南。腐っちゃいそうな自分から脱皮したいなら北、コクとキレを増したいなら南へどうぞ。
★七赤金星・・・「美しい人とはどんな人か」の答えは千差万別、価値基準は人それぞれですけども、開運学では「美しい人=光り輝く人」と定義します。これ年齢や性別、顔の造作、身長・体重などは関係ありません。
明るく清らかな光を放つには源泉である自分がまず清らかじゃないとだめ、源泉が濁ってるときれいな光を放てません。じゃあどうすれば清らかになるかというと「身体を清潔に保つ」「清潔な衣服を身につける」「家に汚れを溜めない」「思いを溜めずにとうとうと流す」「きれいな言葉を使う」などが挙げられます。
自分から光を放つといいことたくさんありますよー、まず周囲の邪念をシャキーンとはね返すことができますし、神社仏閣を参拝したとき神仏にいち早く見つけてもらえます。ご自分の美しさに今ひとつ自信が持てないなら、髪、肌にツヤを出したり爪を磨いたり額にハイライトを入れたり光るアクセサリーを身につけるなど、外見をキラキラ光らせるだけでもけっこう違ってきます。
七赤の今年の合い言葉は「光ってなんぼ」。暗くて地味だとツキが落ちます、幸せは光に寄ってきますからできるだけ明るい光を放ち、幸運をたくさん引き寄せましょう。
大吉方位は北東、吉方位は南東。ラメでグリッターな自分になりたいなら北東、ホログラムでスパンコールな自分になりたいなら南東へどうぞって両者の違いは何なのか。とにかく発光したいなら北東か南東へどうぞ。
★八白土星・・・自分を信じることも大切ですが、自分を信じ過ぎないことも大切です。「わたし間違ってないもン」だと間違える危険があり、「わたし間違ってないだろうか」は危険を回避できるからです。
特に仕事など大事な案件に関しては、自分が思い込んでる約束の時間や待ち合わせ場所、金額、契約内容を事前に疑ってみることをおすすめします。プライベートでも同じ、「これ言っちゃっていいかな、でも相手はどう思うだろう」「この投稿はセーフかアウトか」「新品のシャネルのスーツ着て動物園に行ってもOKだろうか」とまず自分を疑い、いかん、まずい、墓穴掘ると思ったら誤りを修正しましょう。
八白は自分を信じて勇猛果敢に進むタイプですけども、今年は見込み違い、計算違いに注意してください。そもそも人って自分の見たいものしか見ない、本当は見えてるのにあえて視界から消し去る習性を持っています。特に今月は突発的なアクシデントというか肩すかしに注意、それはもとをたどれば自分の不注意もしくは期待しすぎが原因かもしれません。
吉方位は南東。人間関係のミスを防ぎたいなら南東へどうぞ。
★九紫火星・・・「これイヤだな、いつまで続くのかなあ」。納得できないこと、割り切れないことをずっと抱え続けるのって辛いですよね、この先もずーーーっとそれが続くのかと思うと病みそうになります。でも世の中に「不変」はありません、形あるものもないものもいつか必ず変わっていく、変わらないのは地球の自転公転とか太陽の運行とか四季の移り変わりなど大自然だけ、大自然のリズムが奏でる五線譜の上で私たちは踊っているのですね。
明るく楽しい曲調になるか暗く沈鬱な曲調になるかは神のみそ汁もとい神のみぞ知るですが、重苦しい旋律がイヤなら自分で転調することも可能です。ほら人間の運命って宿命と運命の二本立て、宿命は変えられないけど運命は変えられる、つまり自ら転調すればいいのです。
九紫の去年のBGMは少しばかり憂うつで重めの短調でした、でも今年は明るく軽い長調に変わります。ひとり反省会はもうしなくていい、すべて水に流しちゃえ、だって取るに足らないことだもん。それより自分の今後に期待して素直に流れに乗ることです。
今月から徐々にテンポが速くなりますよ、ノリがよくなってきます。景気づけに部屋で季節はずれの盆踊りを踊ってもいいでしょう。
大吉方位は南東。マライアみたいに伸びやかな高音を奏でたいなら南東へどうぞ。
・・・はい、こんな感じです。立春を過ぎたとはいえまだまだ寒いので、風邪など引かないようご注意ください。そういえば14日はバレンタインデー、出陣する方も多いでしょう、各位のご武運を祈る。
辰巳グループの人たちは何となく地に足の着いてない感じしませんか、周囲を見渡してみてください、あなた宇宙船に乗っていませんか。これから2年間、みなさんは壮大な宇宙を旅することになっています。ご自身の生き方を見つめ直す大切な期間ですから・・・ってあーあ人の話なんか聞かずに船外脱出して地球行っちゃった、すぐ引き戻されるのになあ。まあいいか、そのうちわかるでしょう。
というわけで今年もピンキーズアイをどうぞよろしくお願いいたします。希望と喜びに満ちた1年になりますように。