寝耳に水 2022年12月号


アントワーヌ★
早いもので今年も残すところあとわずかでございます。お部屋の大掃除は11月中にちゃっちゃと済ませたのですよねってなんですかこのありさま、ボロボロのカーテンにあちこち蜘蛛の巣が張ってゴシックホラー映画に出てくる廃城そのもの、そこに長い髪が床まで垂れた蝋人形のようなお嬢さまがボーッと猫足ソファに寝そべってマダムタッソーの館ですかここは。読み散らかした漫画本と食べ散らかしたみかんの皮もあちこちに。足の踏み場がございません。
お嬢さま☆(マンガを読みながら)うるさいなあこれからやろうと思ってたのに。
アントワーヌ★掃除のキモは四の五の考えずにまず身体を動かすことでございます。何から始めていいかわからないならまず大きなゴミ袋を用意して床に散らかった物を片づける、要らないものはそこにぽいぽい放り込んでいくのです。床は物を置くところではなく歩くところ、お掃除ロボットがすいすい走れるよう何も置いてはなりません。
クローゼットも同様、今ひとつ着る気にならない服や下着や靴やバッグはこの先も使いませんから即処分、ホコリの溜まったぬいぐるみや小物も同様です。
最後に雑巾を絞って窓や床やドアをピカピカに拭き上げればあら不思議、身も心もスッキリします。さあ特大の背負いカゴを用意してまいりましたお嬢さま、このトングでゴミをつまんで片っ端からカゴにぽいぽい放り込んでまいりましょう。
お嬢さま☆ちょっと待って! その前にタロットカードをめくらなくちゃ。
アントワーヌ★業界用語でそれを「逃避」と申します。まあいいでしょう、みなさんお待ちかねでしょうから。
お嬢さま☆掃除はタロットの後でやるわよ、でも腹が減っては戦ができないわ。
アントワーヌ★では大粒の栗がゴロゴロ入った濃厚生チョコケーキを焼きましょう、オレンジの皮で風味をつけて、生クリームもたっぷり添えて。
お嬢さま☆あっつあつの抹茶入り玄米茶も濃いめでお願い! それでは今月もみなさんの運気を生まれ月別にタロットでチラ見してみましょう。

★1月生まれ・・・
「禍福はあざなえる縄のごとし」「正負の法則」「一の裏は六」。人生の春夏秋冬は絶えず移り変わります。
暦の上の冬は11月〜1月、春は2月〜4月、夏は5月〜7月、秋は8月〜10月で、次の季節に移り変わる手前で約18日間の移行期=土用があります。土用とは節目、何かが終わって何かが始まるときです。
人生も同じ流れをたどる、たとえば今までピッカピカの夏を謳歌してた人はその先秋へと移行し、冬の日本海を泳いでた人はやがて春の日射しを感じることになります。
さて1月生まれのあなたは今どの季節にいるでしょう・・・はい「今は土用の時期です。一時的に真冬のような寒気に覆われたりうっすら汗ばむなど落差の大きい日々が続きますがそれらは一過性のもの、じきに安定しておだやかな春の晴天が広がるでしょう」とカードが告げています。今まで寒かった人ほどふんわか温かくなるでしょう。

★2月生まれ・・・「あなたはなぜ生まれてきたの?」
あどけない子どもからもしそう聞かれたら何と答えますか? 「色々な経験をして、色々な感情を味わうため」「なりたいものになるため」「修行して器を広げるため」「形ある世界に何かを残すため」「才能を活かして人の役に立つため」「おいしいものをたらふく食べるため」など答えはさまざまでしょうが、いずれにしても根本にあるのは「幸せになるため」じゃないでしょうか。
幸せの種はこの世に無限にあるからひと粒でも多く植えたい、そして1本でも多くの花を咲かせたい、やがて自分が生きる世界を花で満たしたい。いいですね、あなたをとりまく世界が美しい楽園になったらどんなにすてきでしょう。
「過去に植えた種がグングン成長して次々に花を咲かせるでしょう」とカードが告げています。美しい楽園の実現はあながち夢物語じゃなさそうです。

★3月生まれ・・・この時期になると寒さが身に染みます、うっかりすると身だけじゃなくて心もスーッと冷えそうになります。「みんな楽しそうなのになぜ自分だけいつもひとりなのか」「自分は孤独曼荼羅のど真ん中にいる」「人恋しい、だれでもいいから誘ってくんないかな」などとつい思っちゃうのは、日ごとに低下する外気温のせいかもしれません。
でもね世界って広い、すごく広い、あなたが思ってる一兆倍以上も広いです。ひんやりした心を抱えながらけなげに微笑んでるあなたにコンタクトを取りたがっている人がいることをご存知か。
「じきに便りが届くでしょう、お相手は強く頼もしい人です。あなたとその人はとてもいいペアが組めるでしょう」とカードが告げています。たしかに今はひとりで心もとないかもしれません、でもいつも誰かに見られてると思って行動しててください。

★4月生まれ・・・「金額の多寡に関わらず、人は理論ではなく気分でものを買う」という説があります。なるほど言われてみればその通り、最終的な決定打は「気分がいいから」です。それを手に入れた自分をイメージしてワクワクしたい、ウマの合う店員に気持ちよく乗せられたい、なんかスカッとしたい、もう理屈じゃないんですね。
ぜひとも手に入れたいものがありますか? 「自分にはもったいないかも」「この先何があるかわからないからとりあえず節約しとこう」と自分にストッパーかけてるならはずしたほうがいいでしょう。
それを手に入れることでウキウキできる、自信が持てる、自分を取り巻く世界が変わるような気がするならゲットすべきです。幸せになるにもお金が必要、お金は自分を変える道具、エイッと飛び越えないといつまでもそのままです。
「お金を使うことに罪悪感を持つ必要はありません。あなたに回ってきたお金はあなたを幸せにするためにやってきたのです」とカードが告げています。許容範囲なら気持ちよくどんと使いましょう。

★5月生まれ・・・4月生まれの欄で買い物の話をしましたけども、迷いが先に立ってなかなか決断できない、何かワクワクしないという場合、それは「あなたを幸せにしてくれないもの」の可能性があります。高揚感が得られたとしても一時的なもの、じきに飽きて放り出すか最後まで愛着が持てずにタンスの肥やしになることが予想されます。
買おうかどうしようか迷っているものがありますか? 3日考えてやっぱりほしいと思うなら買ってもいいかもですが、考えてもあんまりウキウキしないとかだんだん購買意欲が薄れてくるというなら不要品です。
それがほしいというより、お金を使ってうさ晴らししたい、気持ちの隙間を埋めたいだけかもしれません。お金の無駄になりますからそれ買うのやめてお腹の足しになるデリやスイーツ買ったほうがいいでしょう。あせらなくても本当に欲しいものはいずれ必ず登場する、これ物に限らずイベントや人も同じです。

★6月生まれ・・・「相手を怒らせて面倒なことになるよりここは自分が一歩引いて丸く収めといたほうがトクだな」。仕事の場ではよくあること、お金からんでますもん。
でもプライベートで毎回それをするとモヤモヤ、イライラして何にもいいことありません。苦虫を噛みつぶしやすいのはやさしい人、我慢強い人、思いやりのある人です。でもいい人が損するのっておかしくないですか。仏の顔も三度、毎度のことで腹据えかねてるなら摩擦を恐れずに言うことは言いましょう、「遅刻は相手の時間を盗むこと」「ドングリがドングリをマウントしても無意味」「お金の貸し借りは信頼関係を壊す」「結婚する気がない人とつき合うのは時間の無駄」。
あなたを悩ませるような鈍感な相手にオブラートは不要です。それを言って離れてくならその人はそこまでの縁だったということ、むしろ離れてくれてラッキー、自分にもっとふさわしい相手が登場する隙間ができたということです。

★7月生まれ・・・「何か大きなことがしたいなあ・・・そうだ! AちゃんとBちゃんにも声かけよう、ひとりより複数のほうがパワー大きくなるもん!」。結果どうなるかというと盛り上がるのは最初だけ、やがて空中分解して自然消滅、下手するともう二度とあの子の顔見たくない! になりがちです。発起人の目的が「何か大きなこと」と曖昧、そこにふたり加わろうが10人加わろうがますます曖昧になるだけだからです。
「私はこれをやりたい! AちゃんとBちゃんにも加わってもらおう」もアウト、責任の所在が曖昧で「あなたがやると思ってた」の堂々巡りになるからです。一番いいのは最初から自分ひとりでやること、方向性の違いで迷子になることもありませんし責任を誰かに押しつけることもできません。「この分野の知識はAちゃんから、このスキルはBちゃんから借りよう」ならOKですが、主軸はあくまでも自分です。
「そのプランを現実化しようと思うなら、他人を頼らず自分を頼ってください」とカードが告げています。本当にやりたいことはひとりでやりましょう。

★8月生まれ・・・育った環境はよくも悪くも本人の価値観に大きな影響を与えます。「親の当たり前」は子どもに遺伝しますから、もしそれが一般常識とかけ離れていたらその子は折に触れて壁につき当たり、親と同じように生きづらくなるでしょう。
物心つかないうちにすり込まれた情報はなかなか上書きするのが難しいですが、生きづらさの原因を「もしや」と本人が疑うことができれば修正は可能です。
気づくきっかけのひとつとして目上の尊敬できる人、いわゆる先生とか師匠とか親方とか呼ばれる人との出会いが挙げられます。その人からやんわり教えられるもしくはスパルタ式に鍛えられることで知恵がつき、より生きやすいほうに修正できるのです。自分を根底から変えてくれる確率が高いのは、やさしい人よりきびしい人です。
「あなたがひとり立ちしてより強く生きていけるように導いてくれる相手が登場しそうです。第一印象がどうあれ、しばらくおつき合いしてはいかがでしょう」とカードが告げています。

★9月生まれ・・・昭和にヒットした「女のみち」という曲の歌詞からわかることは、「ささげて」「すがると」「いじめられる」ちゅうことです。
令和の今になっても好きな人に尽くしちゃう人は少なくありません、しかし相手に尽くしすぎるとやがて相手がそれを「当然のこと」と思うようになります。友達でも恋人でも夫婦でも親子でもぴったり密着しすぎるとパワーバランスが崩れて主従関係が生まれ、どちらかが我慢の子になります。いずれ我慢してるほうがイヤんなってそっと去るもしくは逃げ出すことになるでしょう。
自分のためになる我慢ならなんぼでもできますけども、人のための我慢はあんまり続きません。どころか何やってんだオレみたいなみじめ感、げんなり感、うつうつ感に襲われたりします、ところで洋服屋の店員さんがよく口にする「サイズ感」「フィット感」「生地感」って何なのか。
「尽くしすぎていませんか」とカードがたずねています。わりに合わないなあとため息が出るならその関係から逃げ出して、これからは自分のために尽くしましょう。

★10月生まれ・・・人は人、自分は自分とわかっていながらついつい隣人の幸不幸に敏感になってしまうのが私たち人間というものです。無意識のうちに他人と比較して自分の立ち位置を確認する本能がありますから、これは仕方ありません。
たまに自らオープンにする人もいる、たとえばカーテン開けっぱで生活してる家ありますよね、ささやかな開放感と引き換えに他人の視線を受け入れてるわけです。視線だけならいいですがそのうち人から「あれはお義母さんやろか」「きょうはカニ鍋か景気いいなあ」「最近誰も来いひんわ」なんていらぬ念まで受け取ることになります。
薄暗くなったらカーテン閉めてプライベートライフは覆い隠すが吉、これ家に限らず外でも同じ、自分の幸もしくは不幸を人前で開けっ広げにするとあんまりいいことありません。不幸はあんまりうらやましがられませんが幸は嫉妬のもと、ねたみそねみでうっかり足を引っ張られることがありますのでご注意ください。
10月生まれはツイてます、幸せの波が押し寄せてお金、人間関係、仕事すべて順風満帆かと思います。宝くじ当たっちゃう人もいるかもですが、幸せをキープするためにもなるべくいつもと変わらぬ顔でお過ごしください。

★11月生まれ・・・夢は成長とともに変化するものです。子どもの頃「美容師さんになりたい!」と思ってもいざ大人になってみたら看護師になってたなんてざら、たまに幼い頃の夢をストレートに叶えちゃう人もいますが少数派です。
何になろうとそれはそれで結果オーライ、それもまた運命、成長していく過程で価値観や理想はどんどん上書きされていきますし、流行り廃り、ニーズの有無など時代の流れちゅうのもあります。だから自分は何が何でも歌手になるとか板前になるとかかたくなに思い込まなくてOK、無理に決めつけると窮屈な人生になっちゃいかねません。
「理想と現実が食い違っても気落ちする必要はありません、あなたが幸せを感じられるならどこに身を置いて何になってもいいのです」とカードが告げています。美容師希望が看護師になってもいいじゃないですか、どっちもびよういん関係ですし。どちらも人のためになる、人の喜ぶ顔が見られるという点では同じです。

★12月生まれ・・・全国旅行支援のおかげで至るところスーツケーストラベラーだらけ、昨今は外国人の姿もよく見かけるようになりました。やはり人種問わずいくつになっても旅行は楽しい、退屈な日常から抜け出して新鮮な非日常を味わえますもの。
とはいえ非日常の世界はいつもの世界とまったく違う、「郷に入っては郷に従え」とはよくいったもので、慣れ親しんだ価値観や常識がそのまま通用するとは限りません。その土地にはその土地のルールがあり、そこから逸脱した行いをすると当然きびしい反作用を受けることになります。現地の人の言うことに大人しく従っとけば問題ないものが、いらぬ冒険心を起こして身に危険が及ぶこともあります。
旅行の予定がありますか? 師走の旅行もおつなもの、浮世の喧噪を横目にのんびり温泉三昧なんて最高のぜいたくです。ただし旅先も年末年始もともに「非日常」、非日常×非日常イコール異次元なので①危険な橋は渡らない、②いかなる場合も身の安全が最優先、③時間とお金と体力にゆとりを持って行動する、の3つを厳守しましょう。旅行に出ないで自宅で過ごす人も年の瀬はこの3ポイントをしっかり守っときましょう。

・・・はい、こんな感じです。終わりよければすべてよし、みなさん風邪に気をつけて楽しい年末をお過ごしください。それでは今月も明るく元気に行ってらっしゃい!

2022年11月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
7日の立冬を過ぎるとあっという間に冬が押し寄せます、暖房器具や冬用の寝具を用意して・・・ってすでに使っている人も多いでしょう、最近は夏が終わったらすぐに冬ですもんね。
16日は二の酉、28日は三の酉。三の酉まである年は何かと騒がしいと申します、大掃除やお正月の準備など年末年始のイベントは早めに済ませて年末はゆったり過ごしたいものです。
全員に共通の凶方位は北東、南東、南西。それでは11月7日から12月6日までの九星別運気と吉方位、軽やかにまいりましょう。

★一白水星・・・普段どんな音楽を聴いていますか? 暗い曲、泣ける曲、楽しい曲、激しい曲、晴れやかな曲、相撲甚句など色々でしょうが、一般的な傾向として陰気で重い曲を好んで聴くときは気持ちと運気がどんより低迷してるとき、陽気で軽い曲を聴きたくなるときは気持ちと運気が高揚してるときです。
気持ちが曲を選ぶのか、曲が気持ちを誘導するのかはニワトリと卵のようなものですが、いずれにせよ両者の間には強い相関関係があります。
一白のあなたは・・・はいこのところアップテンポで明るく軽いノリの曲を選んでいらっしゃるのではないでしょうか。なーんかウキウキするのはなぜだろうなぜかしら、今年は色々あったけど今となってはこれでいいのだとひとりうんうんうなずいて納得してる姿が水晶玉に映っています。
大吉方位は西、吉方位は東。懐かしアイドル歌謡の世界にタイムワープしたいなら西、エッジの効いた前衛ジャズの世界に跳びたいなら東へどうぞ。

★二黒土星・・・人の悩みの3大要素であるお金と健康と人間関係は一朝一夕には解決できません。「お金持ちになりたい」と思ってもすぐお金が手元に入ってくるわけじゃないですし、健康だって「血糖値を下げたい」と思ったら手間と時間をかけて徐々に体質を変えないといけません。人間関係だって「友達を作ろう」と思ってもすぐできるわけじゃない、それなりに気を遣って地道に信頼関係を築いていく必要があります。
成否のキモは「目的達成の意志と努力が持続できるかどうか」。難しいですよね、だって面倒くさいもン。でもちょっと気合い入れて頑張らないと永遠にお金も安心できる血糖値も友達もゲットできません。「3年後もそのままでいいわけ?」と自分に問うて、うーんちょっと困るなあと思ったら今すぐできることから始めましょう。
二黒は面倒なことも軽々クリアできる星回り、叶えたい夢があるなら四の五の自分に言い訳せず速攻でチャレンジしてみてください。
大吉方位は南、吉方位は北、東、西、北西。価値観をスムーズに上書きしたいなら南、金運を上げたいなら北、自分の本心を知りたいなら東、家内安全円満成就なら西、やっぱり健康が一番なら北西へどうぞ。

★三碧木星・・・「強欲」とか「欲張り」って聞くとイメージあんまりよくないですけども、そもそも人って欲があるのが当たり前、だって心の中は空洞、「穴を満たしたい」と願うのは本能だからです。心には実体がありませんからそこに注ぎ込む欲にもきりがありません。いいじゃないですか欲が無限に湧いたって、それだけ生存本能が強いというあかしなンですから。
お坊さんに憧れて無欲になろうとしても無理、どんなに偉いお坊さんだって食欲性欲睡眠欲これがほしいあれもほしいはありますよ人間だもの、いわんや一般人をや。だからいたずらに欲を消そうとせず、それが自分や周囲の幸せにつながるなら欲望上等! と正々堂々叶えればいいのではないでしょうか。
どうせ時間と労力を使って叶えるなら小さな欲より自分が最大限幸せになれる欲がいい、その見極めが今月の三碧なら可能かと思います。欲深でけっこう、あなた内宇宙における最大の欲を叶えるべくGO! でございます。
吉方位は北、南。物欲を満たしたいなら北、精神欲を満たしたいなら南へどうぞ。

★四緑木星・・・自分を取り巻くあらゆるものから人は運を吸収します。家、職場、移動先、身につけるもの、読む本、目にするサイト、聴く音楽、人間関係、食べる物。特に食べ物はビビッと迅速に作用しますから、そこら辺にあるものを適当に口にするより「この運がほしい」というスタンスでメニューを選ぶといいでしょう。
たとえば朝食はやる気や元気を引き出すために肉系、炭水化物、炭酸水、昼食はルーチンワークに耐える、または人間関係をよくするために根菜類、麺類、香りのいいお茶、夕食は消耗した運をリカバリーするメニュー、そうですねたとえば身体が疲れてるなら鍋、金運を上げたいなら卵焼き、萎えた気持ちにカツを入れたいならピリ辛料理、リラックスしたいなら適量のお酒といった具合です。
四緑は人と飲食もしくはひとり外食の機会が増える予定、もしメニュー選びに迷ったら時間帯に関係なく上記の例を参考にしてみてください。
吉方位は北、南。みんなで楽しく盛り上がりたいなら北の店、「こんなおいしいの食べたことない!」とびっくりしたいなら南の店へどうぞ。

★五黄土星・・・ツキのあるなしは繰り返します。ツイてるときっていいことがばんばん続きますけども永遠に続くわけじゃありません。運気曲線の上昇がマックスに達した瞬間、今度はゆっくり下降に転じます。山の頂上に達したあとは下るしかない、そして谷底まで下り終えたらそこから次の山に向かってまたゆっくり登っていくわけです。
運の下降期は意に反することが起こりやすいですが「なるようになるさ」と自然の流れに任せると大難が小難になります。いたずらに頑張って無理やり流れを変えようとすると、ねじれた現実が元に戻ろうとする反動で小難が大難になったりします。
五黄はいま微妙な変わり目にいます。霧が出てるといいますか、いい悪いで一刀両断できない転換点といいますか。どっちに進むか決めかねるときはしばらくお茶でも飲んでてください、そのうち霧が晴れて道が見えてくるでしょう。
大吉方位は南、吉方位は北、東、西、北西。心のシワをのびのび広げたいなら南か北、方位磁石がほしいなら東、横のつながりを強化したいなら西、登山も下山もどんとこいの健脚がほしいなら北西へどうぞ。

★六白金星・・・腕力だけ強くてもだめ、頭だけよくてもだめ、一番理想的なのは腕力も知力も両方備えていることです。人生ってある意味戦いの連続、基本は自分との戦いですが他人と戦わなきゃいけないこともけっこうある、そういうとき文武両道で強い両輪持ってるとかなり有利に戦えます。でも子どもとかきゃしゃな女性とか老人などは鍛える筋肉にも限りがある、そういう人たちの頼みの綱は知力つまり知恵です。
最初から地頭(じあたま)のいい人もいますがそうでない人は自分で頭の筋肉を鍛える必要があります。本をたくさん読む、頭のいい人のまねをする、「これはどうしてこうなるのだろう」と自分で考える、色々な人の意見を聞く、他人の気持ちを想像する、知恵の輪に挑戦するなど色々な方法がありますから、楽しみながら日々脳筋エクササイズなさるとよろしいでしょう。
六白は50のエクササイズで100の成果を得られるコスパよし月間、乾いたスポンジがスゥーッと水を吸収するように脳が知識やノウハウをガンガン吸収できるときなので、一生懸命お勉強されてください。一度身についた知恵は一生ものの武器や防具になります。
吉方位は西。武力を使わず知力で平和裡に問題を解決したいなら西へどうぞ。

★七赤金星・・・年末近くになってトラブルが起こるのは年初から溜まってる負債が噴出してるあかし、放っといて来年に繰り越すとどんどん悪化しますから安易に迂回せずできる範囲で精算&清算しましょう。
たとえば今ひとつ体調がよくないなら食生活が偏ってる、睡眠不足、運動不足、生活が投げやり、自分のケア怠ってるのが原因かもしれません。お金が不足してるなら収支の計算間違い、現実逃避、自制心の欠如、心に隙間風が吹いてる、カードの持ちすぎなどが考えられます。対人トラブルなら相手に期待&依存しすぎ、距離感近すぎ、人がよすぎ、見栄張っていい格好しすぎ、慣れすぎかもしれません。
これらを俯瞰するとすべての原因は自分にある、つまりトラブルは誰あろう自分が引き起こしているということに気づきます。人生って自分持ちですから。
七赤は面倒な案件抱えてちょっぴり憂うつかもしれませんけども、もうちょっと頑張ると幸せの庭への入口が見えてまいります。そのお悩み、糸口さえつかめばわりとするするほぐれる暗示です。あまり深刻に考えず、素直な子どもだったらこの問題にどんな答えを出すかな? と考えてみてください。
吉方位は北西。問題を解決する勇気と実行力とツキがほしいなら北西へどうぞ。

★八白土星・・・目だけを頼りに生きていると見えるはずのものも見えなくなってしまいます。人間の視野範囲は左右各100度だそうですから、目の前の200度は見えるけども後頭部の160度は見えない、つまり自分の背後は死角になるわけです。
また自分を自分の目で見ることも不可能、鏡と相対してもそこに映るのは左右反転した自分です。「自分を客観視しなさい」「俯瞰しましょう」とよくいいますが目ン玉を取り出してドローンみたいに操作できるならいざ知らず、普通はできません。
じゃあどうすればいいかというと「意識」を飛ばせばいいんですね。実際に見るのではなく「いまの自分は横から後ろからあるいは上から見るとどう見えるかな?」と想像するわけです。意識はドローンより縦横無尽に飛ばせますから、色々なものが見えてくるはずです。特に窮地に陥ったとき、トラブルに遭ったときは試してみてください。肉眼では見えなかった突破口や非常口が見つかるかもしれません。
孤軍奮闘してる八白はたまに意識を飛ばしてみましょう、後ろから自分を見て「ひとりでよく頑張ってるなあ」「背骨もっと伸ばそう」「後頭部の髪の巻きが甘い」など、さまざまなことに気づくことと思います。
大吉方位は南、吉方位は北、東、西、北西。視野範囲を宇宙大に広げたいなら南、家族や恋人など親しい人の心の内を透視したいなら北、疲れ目を回復させたいなら東、過去を見つめ直したいなら西、未来の自分を見たいなら北西へどうぞ。

★九紫火星・・・「私は運がない」「不幸な星の下に生まれた」という人に限って自分が持ってる幸せに鈍感だったりします。よくよく考えれば要所要所でタイミングよく難を逃れてたり人から助けられたり才能があったり何度もチャンスが巡ったりしているのですが、はなから「運が悪い」と思い込んでいるためにそれがわからない。つまり緑色の眼鏡をかけて赤い幸せを見逃しちゃってるようなものです。
あなたはいかがでしょう、すでに手にしているものに気づかず「あれがほしいこれがほしい」と駄々をこねてませんでしょうか。そういうのを「うちのタイより隣のイワシ」と申します。そのままグチってるとせっかく持ってるタイが持ち腐れ、あるいはイワシしか持ってない人に「いらないの? じゃあもらってくね」とさらわれてしまうかもしれません。
11月の九紫は押しも押されもせぬウルトラ幸せ月間、いまが幸せじゃなくていつ幸せなのとじっくり問い詰めたくなるほどの強運ぶり、もしいま幸せを感じられないなら、知らないうちにかけている色つきのメガネをはずしてください。
吉方位は北西。裸眼でちゃんと現実を見たいなら北西へどうぞ。

・・・はい、こんな感じです。さわやかな秋は悩みを手放して青く澄んだ空に放り上げ、身軽になりましょう。どうしても悩みが手放せないときは大自然豊かな場所へ行ったり吉方位の温泉にじっくり浸かると疲れ目、肩こり、腰痛がラクになるはずです。それでは今月もどうぞお元気で!