寝耳に水 2025年12月号


お嬢さま☆
あっという間に年末! 早いわねえ。
アントワーヌ★ささ大掃除でございますお嬢さま、ご覧くださいこの不用品の山、感心するほどみごとにお部屋に物があふれかえっております。
1回袖を通しただけのドレス、読み捨てたマンガ、積ん読(どく)だけのホラー本、ちょこっとやっては行き詰まって放り投げるゲーム機、みかんの皮にバナナの皮、焼き芋の端っこ、肉まんの敷紙、森永ハイクラウンチョコレートの空き箱、フランスキャラメル、ロッテのポポロンにドンパッチって全体の7割がおやつ系、昭和のお菓子屋さんですかここは。
お嬢さま☆昔のお菓子って「味」があっておいしいのよ。ほらこれフランスキャラメル、食べてみる? バニラコーヒーチョコレートと3つのフレーバーが勢揃い!
アントワーヌ★どれどれ。あらおいしい。お口の中が桃源郷になりました。
にしてもお嬢さまは1日3食に加えておめざのおやつ、10時のおやつ、3時のおやつ、寝る前のおやつとよくまあそれだけ食べて何ともありませんね。
お嬢さま☆まあね! 潮が満ちるように食欲が湧いたら、食べ物をお腹に入れて潮を引かせる、この繰り返しよ。大自然の営みに忠実なだけ。
アントワーヌ★いつどんなときも自然体なのがお嬢さまの強みですね。
お嬢さま☆ほめてもらってうれしいわ! じゃあ今日のおやつは生菓子系! もっちもちの栗蒸しようかん! 軽い甘さのようかんに大きな栗がゴロゴロこれでもかと詰まってるやつ!
アントワーヌ★かしこまりました。熱々のジャスミンティーを添えましょう。
お嬢さま☆それでは今月もみなさんの運気を生まれ月別にタロットでチラ見してみましょう。カードをめくり終えたら仕方ないから大掃除に取りかかるか。はいッ!

★1月生まれ・・・
大掃除や年末年始の準備など、年末ってやることが多いですね。でも自分の持つエネルギーは有限、あちこちで全力投球すると疲れますから力配分を考えましょう。あれもやらねばこれもやらねばでは気が急くばかり、空回りを防ぐためにも優先順位をつけるわけです。
最も重要な作業は朝一番にやるのがキモ、朝なら身も心も脳もリフレッシュしたばかりで多少難しいハードルもクリアできます。優先順位の低い作業は午後遅めの時間帯にゆっくりやりましょう。
やるべきことをさっさと終わらせると心にゆとりが生まれます。ゆとりがないとつまずかんでいいワナにつまずくことがあるのでお気をつけください。

★2月生まれ・・・「規則正しい生活をしましょう」と古来奨励されるのは、余計なことを考えなくなるからです。「歯磨きの時間だ」「仕事を始めよう」「そろそろ寝るか」などざっくり決めておくと、意識がそちらに集中して時間を無駄なく使えます。逆にぼんやり適当に過ごしてると「面倒だなあ」「冬のコートをルミネに見に行こうかなあ」「2キロ太った、戻るかなあ」「そろそろ部屋を片づけないとなあ」など雑念が頭にぷかぷか浮かび、結局何もできなかったりします。時間をロスしやすい。
規則正しい生活をするには時間軸に自分を乗せる意志と行動力が必要です。これは人からいわれてもダメ、自分に自分で「やる!」と約束しない限りできません。

★3月生まれ・・・「紙の新聞や雑誌なんかいらない、スマホの情報だけで十分」という人が増えるにつれ、コンビニやキオスクから雑誌が消え書店が激減しています。これ合理的に見えて実はみんな損してるかもしれません、だって新聞や雑誌には「関心のない情報」「読みたくない情報」もわんさか載ってますから。
タイトルや見出しをながめるだけでも「そういうことが起きてるんか」「そういう世界もあったんか」と少しシナプスが伸びる、つまり視野が広がるわけです。
フィルターバブルがかかった世界で生きるのは大もとの企業が作った世界で生きるのと同じ、自由に見えて自由じゃない、自然に見えて人工です。
たまにスマホから離れて新聞や雑誌をパラ見する、あるいは自分の五感と直感を頼りに旅行に出てリアルな世界を体験するといいでしょう。

★4月生まれ・・・選択肢がほとんどなかった昭和の時代は、みんな「王道の価値観」に自分を合わせていました。しかし平成を過ぎて令和の今は価値観が多様化し、「人に迷惑をかけなきゃもっと自由に生きていンじゃね」に考え方がシフトしています。
ただ自由の裏側には孤独があります。昭和の昔はよくも悪くもみんなで手をつないで乗り越えてきましたけども、令和の今は自分の力で何とか乗り越えないといけません。
そのために必要なのは自分軸、壊れたコウモリ傘みたいにゆらゆらしとるとどこ目指せばいいかわからず迷うことになります。自分軸っていうと小難しく聞こえますけども、要は「自分はどうしたいか」です。周囲に惑わされず自分の本音をしっかり探り、それに忠実でいると徐々に軸が太くなってきます。

★5月生まれ・・・メールとかLINEで、あるいはリアルな相手からモソッといわれたひとことが気になって悶々としたことありますか。これ、囚(とら)われてるんですね。どうでもいいことに拘束されている。
細かいことを気にするクセがついてると気力を消耗しますから、スルー力というか忘却力を身につけましょう。やり方は簡単、自分が没頭できることを見つけて打ち込むだけです。掃除でも料理でも仕事でも何でもいいから集中すると、その間はイヤな記憶から解放されます。
すると脳がリカバリーされて「たいしたことじゃないじゃん」と俯瞰でき、方向転換できます。気分がすっきりするうえ料理もいつの間にかできてるし部屋とかもきれいになって一石二鳥、囚われてるなと感じたときはぜひお試しください。

★6月生まれ・・・人生の前半の60年を陽とするなら、後半の60年は陰。陰と陽に優劣はありません。前半は肉体の力がまさるので陽、後半は精神の力がまさるので陰と仮定します。
時計回りに気が回転する陽と、反時計回りに回転する陰をくっつけると∞(無限大)になります。人生は陰と陽の120年でパーフェクトに完結するのですね。
還暦を過ぎると昔と同じようなことがしばしば起こるのは、前半の合わせ鏡のようなもの。前半戦でやり残したこと、失敗したことに取り組んでみると、過去が成仏できます。「あれ? こういうこと前にもあったな」と感じるイベントに遭遇したら、ぜひもう一回チャレンジしてみてください。
還暦以前の人は目の前のハードルに果敢に取り組むことです、つまり先に苦労しとく。そうすれば後半戦をのんびりおだやかに過ごせるでしょう。

★7月生まれ・・・自分を取り巻く人間関係に疲れてぐったりしていませんか。ならばいっそのことそこから抜け出してひとりになってみてはいかがでしょう。ほんのちょっと自分とリンクしてるだけの人たちの言動にブンブンふり回されて疲弊するのは損、ていうか時間の無駄、それよりひとりになって自分のやりたいことをやりたいようにやるほうがお得です。
「うーんでもその人間関係からは逃げられないもんなあ」というならしばらくズル休みして旅行先でおいしいもン食べて天守閣上ったり露天風呂浸かって羽広げるといいでしょう。傷ついた心の皮が再生して「たいしたことねえじゃん」な気持ちになるはずです。

★8月生まれ・・・責任感の強いまじめでひたむきな人ほど、何でもかんでも自分の力でやろうとするものです。でもこれ疲れます。肩が凝ったりアタマが痛くなったりあれこれ先回りして夜寝られなくなったりします。自分で自分の首しめてるんですね。
思い当たる方は「これ自分がやらなくてもよくね?」と考え方をシフトして人に任せちゃうといいでしょう。人のこと信じられなくてつい口や手が出そうになるでしょうけどもそこは抑える、何にもしない。じゃないとそのうち肩首背中がパンパンに凝って全身の血行が悪くなり、思考が悪いほうに傾いていいことひとつもありません。
大丈夫、あなたが頑張って回そうとしなくても地球は勝手に自転公転して宇宙を回っています。「なるようになってください」と自然にお任せしましょう。

★9月生まれ・・・リアルのシングルレコード盤を見たことありますか。A面とB面、つまり表面と裏面がありますね。表面は魅力的なヒット曲、裏面は地味で退屈な曲です(たま〜にイカす曲もありますけども)。
人間も同じで、表面と裏面が共存しています。だからぱっと見で人のことを「いいなああの人、美人で頭よくてお金持ちで」なんて単純に思っちゃいけないんですね。それはあくまでも表面の姿で、裏面は全然違うかもしれません。
A面=表面=陽とB面=裏面=陰とは質、量ともに基本イーブンですから、幸せに見える人ほど同程度の不幸せを抱えていますし、逆に不幸に見える人ほど同程度の幸せを抱えているものです。
「ちっとも幸せじゃない」というなら自分の幸せに気づいてないか、ただ単に幸せの芽がまだ出ていないだけです。

★10月生まれ・・・出費がかさむ時期ってだいたい決まってますよね、入社式や入学式の前、税金の納付時期、ゴールデンウィークや夏休みなど大型連休のとき、そして年末年始。「年末だもん」の合い言葉で全員気が大きくなりがちですけども、バッグをガバッと大きく開けたまま歩いとると思わぬトラブルを呼ぶのでお気をつけください。いやホントにいるんですよバッグの口開けたまま歩いてる人、特に女性に多いです。
ネット通販も要注意、気が大きくなって「色違いで全部買うたる!」とか、あるいは外注先に3万円振り込むところが30万円振り込んだりするとあとが大変です。
「足もとをよく見てお進みください、特にお金がからむことは」とカードが告げています。ネット決済なら「勢いでポチらず少し冷ます」「画面上で指さし確認」「小さい文字ほど念入りに読む」「しっかり最後までスクロールする」など心がけましょう。

★11月生まれ・・・見知らぬ環境にぽんと置かれたとき大切なのは「しゃしゃり出ない」ことです。うっかり前に出ると「たいしたもんやなあ」「ようお勉強してはる」「ご立派どすなあ」とやんわりささやかれ、以後窮屈な思いをすることになるでしょう。
逆に自己卑下も必要なし、周囲から軽く扱われてしまいます。一番いいのは口角上げて黙ってる、場の雰囲気に慣れるまでやることやりながら状況把握に努めましょう。
最も気をつけるべきはフレンドリーな顔で急接近してくる人、相手の勢いに流されてぺらぺら自己開示したらあきまへん、あっという間に周囲に伝わります、しかも尾ひれつきや。「いえいえそんな」「さあどないやろ」「にしても寒くなりましたなあ」と軽く微笑みながら自分への関心を引き剥がしましょう。値踏みされるのはせいぜい1ヶ月、その間の過ごし方さえ間違えなければ同化できるでしょう。

★12月生まれ・・・1年の終わりを締めくくる12月はやることが目白押し、通常営業時はおだやかな人もついイライラしがちです。こういうときに気をつけたいのがケンカ、特に家族や身内に対して「このくらいいいだろう」と荒っぽい言葉を放つと向こうも忙しいですからバチバチ火花が飛び散ります。線香花火くらいならいいですがエスカレートするとさあ大変、楽しいはずの年末年始の夜空にグレイッシュなくすみ色の打ち上げ花火がドドーンドドーンと勢いよく炸裂することになるでしょう。
もし運悪く花火フェスが始まったら、次の3つを心がけましょう。①なるべく短期で終わらせる(フェスが長引くほど後片づけが大変)、②ありがとう、ごめんなさいをはっきり口に出す、③「ミスや間違いはお互いさま」と心する。
イライラを鎮める魔法の言葉「まあいいか」を口癖にして、大切な人と楽しい年末年始をお過ごしください。

・・・はい、こんな感じです。師走は来年の扉を開く大事な月。体調管理に気をつけて明るく楽しく元気に行ってらっしゃい!

2025年11月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。

11月7日は立冬、秋土用が終わってこれからいよいよ冬が始まります。この日以降、急速に寒くなりますから、温かい衣食住を心がけましょう。

12日は一の酉、24日は二の酉。酉の市に出かけて「よーおッ!」と威勢のいいかけ声を聞くと、金運を吸収できます。

13日、22日、12月1日は気学の年盤、月盤、日盤が重なる日で、この日に吉方位に行くといつもの何倍ものパワーが吸収できます。時間のある方は吉方位先で神社、温泉巡りを。きっと何かいいことがあるでしょう。

15日は七五三。「自分、もっともっと成長して立派になります!」と神さまの前で誓うと、ぶわーんと追い風が吹いてきます。

全員に共通の凶方位は北東、南東、南西、北西。残り4方位の吉凶に関しては、それぞれの九星の欄をご参照ください。
それでは11月7日〜12月6日の九星別運気と吉方位、スカッとまいりましょう。

★一白水星・・・人として生まれた以上、人から嫌われるより好かれたほうがいいに決まってることはみなさんご承知の通りです。
じゃあどんな人が好かれるのか? はいそれは21世紀の今も原始時代も変わりません、人の気持ちをおもんぱかれる人ですね。「お前ハラ減ってるだろう、芋をたくさん焼いたから持ってけ」とスッと手渡せる人が好かれるのです。受け取った人はくれた人に恩義と好意を感じるでしょう。そうやってどんどん人のつながりを広げていくとやがていい評判が立ち、周囲から大切にされます。
一白は周囲のリーダー役を任される暗示、素直に頑張って務め上げるといいことがたくさん起こりますよ、いつももらってる10本の芋が100本に増えるかもしれません。
大吉方位は北、南、西。金運を上げたいなら北、地位や名誉がほしいなら南、人間関係をさらによくしたいなら西へどうぞ。

★二黒土星・・・2025年は世界の中央に二黒土星が座しています。つまり今年は「土の年」ということです。開運のコツは「好き嫌いいわずに何でも受け入れ、時間をかけてじわじわ消化し、自分の栄養にする」。
んなこといったって今年ももうそろそろ終わりじゃん? ううん大丈夫まだ間に合う、2026年の節分まで2025年ですから。それに今月は年盤と月盤が重なるスペシャル月間、小さな開運行動が大きな功を奏しやすいのです。
特に二黒のあなたは開運のチャンス、周囲から案件があれこれ持ち込まれたら、とりあえずザーッとすべて呑み込んで、頑張って消化してください。どうしても消化できないものが残ったら、クジラの潮吹きみたいにプハーッと排出しちゃえばいいんです。
大吉方位は北、東、南。ごくんと呑み込める胆力をつけたいなら北、消化吸収をよくしたいなら東、胃袋をもっとデカくしたいなら南へどうぞ。

★三碧木星・・・年盤・月盤・日盤が重なる日に、吉方位の温泉旅行へ出かける人も多いでしょう。そのときの開運のコツを3つ、お教えしましょう。
①お金持ちが泊まりそうな宿を取る・・・お金持ちは敏感ですから、いい気が流れる宿を選ぶもの。お金を払ってわざわざ運気を下げる宿には泊まりません。②露天風呂に入る・・・内湯でももちろんいいですが、大自然に面した露天のほうが開放感があって気分が上がります。気分が上がるということは運気が上がるということです。③旅行先の神社を参拝する・・・神社は吉地にあることが多いので、効率よく吉方位パワーを吸収できます。旅行中の安全を守ってもらえるメリットもあります。
三碧は特に③を心がける、旅行に行かなくても好きな神社、もよりの神社に行くといいでしょう。神仏と縁がつき、何かと便宜を図ってもらえます。
大吉方位は東、西。才能と魅力をブラッシュアップして世間にアピールしたいなら東、結婚したいとか円満な家庭を作りたいなら西へどうぞ。

★四緑木星・・・「人生って苦しいのがデフォじゃん」とお釈迦さまはいいました。その苦しみをどうやって乗り越えるかというと、「こういうもンだから」と思ってあきらめるんですね。最初から期待しない。
でもそれだけじゃ我々凡人はつまらないじゃないですか、せっかく五感(視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚)が備わってるんだから、それを活かしてよりよく暮らせないものか、というわけで先人は季節ごとの人生の楽しみ方を考えました。それが記されたのが古来伝わる暦です。暦の知恵は今もすごく参考になります。機会があったらめくってみてください。
この季節はやっぱり食欲、炊きたての新米にナスの煮浸しにさんま。秋はおしゃれもいいですね、深緑に焦げ茶色にボルドー、山吹色など渋い色を組み合わせるのは楽しいものです。「世の中は 地獄の上の 花見かな」と小林一茶はひねりましたけども、「世の中は 虚無の上にも 花が咲く」。あなたも五感を総動員して、色とりどりの花を咲かせてみてください。
無難な方位は北、南。身近な人と楽しい人生を送りたいなら北、唯我独尊の人生を楽しみたいなら南へどうぞ。

★五黄土星・・・「一寸先は闇」と申しますが、「一寸先は光」という考え方もあります。「気持ちが現実を作る」という説が真実ならば、絶望より希望を持ったほうが前途は明るいということです。
シブ柿食ったような顔で悲観してても何も始まらないし何のためにもなりません、それより「何とかなる、大丈夫」とニカッと笑ったほうが自分はもちろん周りの人もパワーが湧いてきます。
五黄は想定外のことがあれこれ勃発しそう、「もーイヤんなっちゃう!」と眉間にしわ寄せて対処すると結果もそれなりになりますから、「よーしウェルカムなんでもこい!」と笑顔で臨むとすごーくいい結果が出るでしょう。
まるであみだくじのように、気持ちひとつで人生がどんどんいいほうに向かうことを実感できる1ヶ月になるはずです。ぜひお試しください。
大吉方位は北、東、南。いつも笑顔でいたいなら北、ネガティブな現実をポジティブに変えたいなら東、大きな幸せをどかんと呼び込みたいなら南へどうぞ。

★六白金星・・・「そういえばここ、遠い昔にいっぺん来たことあるな」。
今の職場や住まいが過去とひもづいてること、ありませんか。それ、最初に訪れたときに縁がついたのですね。ご縁ができた。ひょっとするとその土地を管轄してる神さまに気に入られたのかもしれません。
ものごとって断片的に見えて、実は深い階層でつながってます。その奥の深さと正確さたるや、人知では計り知れません。
「ものごとに偶然はない」ってよくいいますけども、なんか気になる土地、大好きな土地、よく足を運ぶ土地があるなら、あなたはそこの神さまとご縁があって、「こっち来〜い」と呼ばれてるのかもしれません。近くにもし神社があったら立ち寄って、一度ご挨拶しとくといいでしょう。もひとつ、新しい場所へ出かけたとき、近くに神社があったら参拝して顔を覚えてもらうといいでしょう。
無難な方位は東、西。外見も中身も若返りたいなら東、人から好かれたいなら西へどうぞ。

★七赤金星・・・「病は気から」と申します。心と身体はつながっていますから、心の疲れを放っとくと身体の一番弱いところにダメージが出ます。もひとつ、どこにダメージが出るかによって、本人の心の状態がチェックできます。
例えば頭痛に悩んでいるなら「頑固」、胃腸のトラブルなら「ものごとを素直に受け入れられない」、関節痛なら「変わることを自分でブロックしている」、肥満や痩せすぎなら「周りの環境、もしくは自分に不満がある」、便秘なら「考え方が素直じゃない」などなどです。
いずれにせよ、体調って心のサインなのですね。一番いいのは「おいしく食べられてスルッと出せる」。こういうときは身も心も自然体で安定してます。
体調不良で悩んでいますか? それ、もしかすると気持ちのありようが原因かもしれませんよ。病院で診てもらっても原因がわからないなら、思考回路にクセがついてるのかもしれません。考え方を切り変えてみてはいかがでしょう。
無難な方位は東、西。頭の回転をよくしたいなら東、心の新陳代謝を促したいなら西へどうぞ。

★八白土星・・・古い毛布を片ときも離さないのはスヌーピーに出てくるライナスでしたっけ。毛布にしみついた自分のにおいで安心感を得ているのですね。ライナスに限らず、「肌なじみがいいから」と古いバスタオルやハンカチ、あるいは衣類をずーっと手放さない人もいるでしょう。
開運学では「繊維には過去がからまる」と考えます。それにしがみついてるのは過去を手放せないということです。年末の大掃除ついでに潔く処分してはいかがでしょう。
処分の対象になるのは①明らかに見た目がくたびれてるもの、②1年間使ってない、袖を通してないもの、③ワクワク、ウキウキしないもの。
大丈夫、なくても困りません。たまに思い出したら「もっといいもの、もっと自分にふさわしいものがこれからやってくる!」と自分にいい聞かせてください。
大吉方位は北、東、南。ウキウキするものに出会いたいなら北、センスのいいものに出会いたいなら東、自分の格を上げてくれるものに出会いたいなら南へどうぞ。

★九紫火星・・・人から意地悪されたことありますか。ハラ立ちますよね、倍返しどころか無限大返ししたくなります。とはいっても実行に移すのはやめといたほうがいいでしょう、損するからです。
「自分の行いはすべて自分に帰ってくる」と開運学では申します。いいことをすればいいことが、悪いことをすれば悪いことがはね返ってくる。そこに善悪は存在せず、ただ同じことが起こるだけです。あなたが手を下すまでもなく、その人にはいずれそれ相応のことが起こり、痛い目に遭うでしょう。
でもやっぱりハラ立つ! とむしゃくしゃするなら、こう考えたらどうでしょう。天から試されてると思うのです。「さあどうする? お返しするとその人と同類になるけど、それでもいい?」。同類になるのがイヤなら、右から左へ受け流すことです。
無難な方位は北、南。やっかいごとにとらわれず人生を楽しみたいなら北、少々のことはスルーしてもっと強くなりたいなら南へどうぞ。

・・・今月から少しずつ小掃除しておくと、年末に頑張って腕まくりしなくて済みます。不用品とかコツコツ片づけて職場や家をきれいに整え、仕上げに花でも飾って明るく楽しくゆったり過ごしましょう。