吉方位パワーの定着法

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 全国の開運ファンのみなさんこんにちは。
 関心のない人はまったく気にしないし、好きな人はとことんこだわるのが「気学」というものです。気学とは「吉方位(自分と相性のいい方位)に出かけて、幸運パワーを吸収しましょう」という古人の知恵です。
 あまり方位にこだわりすぎることもないとは思いますが、古来より21世紀の今に至るまですたれずに連綿と伝わっているという事実を考えますと、「迷信」とか「うそっぱち」とか頭からナメてかかるのもちょっとなあと思います。ていうか知らずにいるのはもったいないと個人的には思います。
 このブログでも月ごとに九星別の吉方位を紹介したりしていますが、今回は、吉方位旅行に行った後の幸運パワーの定着のさせ方をいくつかご紹介しましょう。 

1 帰ってきたら早めに休む
 長距離を移動するほど身体に吸収できる吉パワーも大きくなりますが、同時に疲労も増します。電車にしろ車にしろ飛行機にしろ絶え間ない振動が身体にストレスを与えるのはもちろん、運が入れ替わると人は疲れるからです。
「ああ疲れた、吉方位へ行ったのになぜかしら」
 そう思うときは、よけいなことを考えずにさっさと風呂に入って早めに休みましょう。
 帰宅後の身体には目に見える汚れと見えない汚れがダブルでついているので、できれば湯船に粗塩をひとつかみ入れてお清めするといいと思います。
 言うまでもありませんが、シャンプーもお忘れなく。髪にはいろいろなものがつきやすいのです。髪を濡らしたとき、あれ? と首をかしげるほど変なニオイがするのは、物理的な原因だけとは限りません。厄がついている可能性もありますので、できれば二度洗いするといいでしょう。

2 現地で買ってきたものを食べる
 吉方位産のものをいただくと、その土地のパワーが体内に吸収され、それはあなたの血となり肉となります。
 お総菜でも名菓でもお酒でも何でもいいですが、素直に「おいしい!」と感じられるなら、運気が上がると思っていいでしょう(ただし食べ過ぎ・飲み過ぎは禁物)。
 
3 現地で撮った写真やおみやげをどんどん活用する
 写真やおみやげには現地の吉パワーがたっぷり詰まっているので、どんどん飾ったり日常的に使うといいでしょう。押し入れや引き出しにしまい込むのは宝の持ち腐れです。
 写りのいい写真なら紙焼きしてきれいなフレームに飾ったり、好きな服や雑貨なら日常的に使ったり部屋に飾りましょう。着たり使ったり愛でたりするたびに、それらのものからあなたに向かって吉パワーが放たれます。
 ただし色あせたりボロボロになったりこわれたりしたらパワーを使い切ったということなので、潔く処分してまた吉方位に行ったときに新品を調達してください。

4 凶方位にむやみに行かない
 吉方位から帰ってきたあなたの体内には、吉パワーがたっぷんたっぷんに詰まっています。定着液にひたした印画紙に徐々に画像が浮かび上がるようにそのまま運が身体に定着するのを静かに待てばいいのですが、無謀にも「なんとなく」とか「誘われたから」とかで直後に凶方位へ行っちゃう人がたまにいます。
 吉方位パワーを体内に取り入れる労力を10とすると、凶方位パワーを取り入れる労力は1。不運というのはすんなりスルッと体内に侵入しちゃうんですね。で、赤子の手をひねるようにいとも簡単に吉パワーを体内から追い出して、かわりに自分がのさばってしまいます。せっかくたっぷんたっぷんしてるのにもったいないです。
 ですから、またどこかへ旅行する場合は、しっかり地図をチェックしてみましょう。

 以上のことがらを守れば吉パワーがしっかり身につき、やがてその方位がもたらすラッキーな出来事に遭遇したり、自身に心境の変化が起こると思います。
 気づかない人はボーッと見落としてるかよほど体内に不運がたまっているか吉方位だと思ったけど実は吉方位じゃなかったかのどれかかもしれません。

2011.02.21

寅卯天中殺のみなさんへ その1

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 全国の寅卯天中殺生まれのみなさんこんにちは。(寅卯天中殺は別名「木星人」とも言う。)
 2010年と2011年は12年に2年間めぐってくるみなさんの天中殺年であり、特に2月、3月のちょうど今ごろは天中殺のど真ん中。
 天中殺とは「自分の思い通りに事が運ばない時期」であり、やけを起こして無謀に動くと大きなアクシデントに見舞われやすいとされる。
 サイコロの目がどう出るかわからないがゆえにものすごくいいことが起こる可能性もあるが、いずれにしても油断は禁物。ものごとはいい方向より悪い方向にころぶ確率のほうが高い。
 では去年から今年にかけてどんな現象がみなさんに起きているか、予想してみよう。
 
★猛烈に孤独感を感じている
 2010年から、たった1人で宇宙空間に放り出されたような不安と孤独にさいなまれてはいないだろうか。たとえば職場の同僚や上司から突き放されたようなものの言い方をされたり、友人・知人から相手にされなくなったり、恋人や故郷の家族からパタッと連絡が途絶えたり。会社をリストラされたり、クライアントから発注が途絶えて途方にくれている人もいるかもしれない。
 ものすごくつらい状況に思えるが、角度を変えると「1人になれるチャンス」「じっくり人生を見つめ直すチャンス」とも言える。

★突発的なアクシデントに見舞われる
「えっ、ウソでしょう!?」
 こんなセリフが増えていないだろうか。本来ならあり得ないようなミスやトラブルが、天中殺期間には勃発しやすい。特に契約などここ一番の時や車の運転時にはくれぐれも注意されたい。 
 また、いっしょにいる親しい人があなたの運気のあおりを受けてアクシデントを引き起こすこともある。

★のれんに腕押し
 どんなにがんばってもかんばしい反応が得られず、なかなか自体が進展、もしくは好転しない。特に2010年から新規にスタートしたことは「これだけやっているのに、なぜだ!」と頭を抱え込む事態になりやすい。
「天中殺期間はそういうもの」と割り切り、信頼できる第三者に相談するとか、力を抜いて受け身(なりゆき任せ)で臨むほうがいい結果を生む。

 どうですか、そんな感じですか。
 少しでも厄を遠ざけて楽しく明るく過ごしたい人は、次の注意事項を知っておきましょう。
◆利益ばかり追い求めない
 お金を稼ぐのは生きるために必要だし儲けるのは悪いことではないが、「他人を蹴落としてでも」とか「自分さえ儲かれば何してもいい」という考えで行動すると強烈なしっぺ返しを食らう。
 兄弟間の遺産争いや不動産投資、ギャンブル、金目当ての結婚など欲得ずくの行動もNGである。「ことしは財布を豊かにするより心を豊かにする年」と心して、お金より大事なものを追求する。

◆自分を客観的に観察する
 自分の頭の上に意識を飛ばし、「この人、今何をしているのかな?」「どうしたいと思っているのかな?」と冷静に自分を見下ろすことを「メタ認知」という。孤独でどうしようもなくなったときやトラブルに見舞われたとき、メタ認知ができる人は強い。
「あ、自分は今こういう状況に置かれているのだな、じゃあこうすればいいかも」と次の一手が読めるからだ。
 しかし「寂しい! 誰かいないの?」とか「誰でもいいから助けてくれ!」などと誰か救ってくれそうな人を求めてどしゃ降りの中を走ると、たいてい間違った方向へ行く。
 
◆自分を信用しすぎない
 寅卯天中殺生まれは「born to run」、休むことをきらう人種である。常に泳ぎ続けていなければ死んでしまうサメのようなもので、特に女性の場合、スリルとサスペンスを求めて自ら過酷な運命へ飛び込む傾向が強い。
 これを読んでいるのも「天中殺? ふん、上等じゃん」と鼻でせせら笑う寅卯天中殺生まれがほとんどだと思うし、それはそれでかっこいいが、前後を省みず好き勝手に立ち回るとケガをする。
 2011年の合い言葉は「自分を信用しすぎるな」。
「だいじょうぶ! 絶対できる」と思っても、環境がそれを許さないこともある。自分の運と能力の稼働率はいつもの5〜6割程度と心して慎重に。
 
◆なるべく動じない
 天中殺期間はその人の最も弱いところにダメージが出やすい。これは「お前の弱点はここだよ、どうすればいいか考えなさい」という12年に1度の天のサジェスチョンとも言える。
 だからつらいこと、イヤなことがあってもグチをこぼさず謙虚に受け止めて対処すれば、ひとまわりもふたまわりも大きく成長できるでしょう。
 でも「この試練をありがとう」なんて言える人、めったにおらんでしょう。じゃ、どうするか。
 なるべく動じないことです。「ものごとはすべて必然性があるから起こる」と心して、へそ下の丹田でグッと受け止め、そのつど自分にできる最善の方策を立てられたい。 

陰徳を積む
 わかりやすく言うと「人にやさしくする」とか「困っている人に親切にする」とか「ウソをつかない」とか「きちんと挨拶する」などといったこと。別に難しいことじゃないしお金もかからないが、これが厄除けとして効く。
 陰徳を積むと大難は中難に、中難は小難に、小難は無難に替わる。

 天中殺と言っても見た目に何がどう変わるわけではないし、「そんなのナンセンス」とまったく信じない人も多いと思う。それはそれで全然いい。そういうのを気にしなくても生きるのに支障はない。
 でももし「あれ? ずっと調子悪いな」とか「いつもの解決策が通用しないぞ」などとあせったときは、今回の記事をどうぞご参考に。
  さ、あともうちょっとの辛抱。もう少したてば、暗黒の宇宙から地球に帰還できますよ。
 それではみなさん、引き続き2011年宇宙の旅をお楽しみください。あ、シートベルトを締めるのをお忘れなく。

2011.02.17