子丑天中殺のみなさんへ その3


全国の子丑天中殺のみなさんこんにちは。わたくし宇宙船子丑号のチーフCA、子々山丑華(ねねやま・うしか)でございます。後ろにずらりと控えておりますのは子丑号のCAチーム、一同礼(深くおじぎ)。

前回のミーティングから約半年たちました、みなさん調子はいかがですか。
コロナ騒動はちっとも収束せずフラストレーションは溜まるいっぽう、マスクは鬱陶しいわ初夏なのにどこにも行けないわ何これ去年から何も変わってないじゃんということで思わず中森明菜の「いい加減にしてぇ〜」を力強く歌う方もいらっしゃることでしょう。

思えば自粛が始まったのは約1年前、はいみなさんが宇宙船に乗って宇宙旅行をスタートしたあたりですね。十二支のスタート地点である子年に地球規模のトラブルが起こるのには何かしら意味がある、といっても別に地球絶滅の危機が訪れるわけじゃない、時代が大きく変わろうとしているのですね。変化は「トラブル」の仮面をかぶって現れるのが常なのです。

テレビやスマホではひっきりなしに「感染したら死ぬかも」「生き残っても後遺症が残るかも」「ウイルス変異で致死率が上がってます」などの情報を流し続けていますが、これに足を引っ張られて右往左往するか、変わらず自分の道を歩くか、私たち一人ひとりがいま試されていると申し上げてよいでしょう。

幸いにして本船にお乗りのみなさんはここ宇宙から地球のありさまを冷静に観察できます、身体は地球にありましても魂は地球外にありますから。
人一倍頭の回転がキレッキレの子丑グループのみなさんはここから地球を見て「世の中は全然公平じゃないな」「社会は権力と金で回ってるな」「テレビは不安装置だな」「人の器は追い詰められたときに露呈するな」「結局先のことは誰にもわからないのだな」「これもう戦時下だな」「いやな渡世だなあ(座頭市)」などなど重要なことに気づかれたことでしょう。

現世は煩悩だらけ、煩悩地獄のそこかしこに埋められた地雷を除けながら明るく楽しくバランスよく生きるには知恵という名の蜘蛛の糸が必要です。残り約8カ月のこの大宇宙の旅、みなさんが1本でも多く蜘蛛の糸をゲットされますよう、CA一同心よりお祈り申し上げます(おじぎ)。

ではここで九星別に点呼を取り、今後の課題をお伝えしてまいりましょう。呼ばれた方は挙手お願いします、ただし船酔いでご気分のすぐれない場合はそのまま床に倒れていてかまいません。

★一白水星の方、みなさんしきりに目をこすったりメガネを拭いておられます、たぶん現実と理想がズレて二重三重にぼやけているのでしょう。これ違う受け止められないこんなはずじゃないと否定なさりたいのですねお気持ちよーくわかります。しかし現実は現実、ありのままを素直に受け止められないのは認知がゆがんでいるせいかもしれません、人は元来見たいものしか見ようとしませんから。
はっきり申し上げましょう、世の中はあなたが最も見たくないもの信じたくないことが真実であることが多いです。
「絶対こうあるべき」「こうでなくちゃいけない」とかぶりを振っていつまでも目をそらしていると現実と衝突して痛手を負うことになります。日常的に「いや」「でも」「だって」「だけど」をよく使うならおのれの欲が斜眼帯となり視野狭窄になっている可能性があります。
よろしいですか目をしっかり開けて現実をご覧ください、そして受け止めてください。え、無理? では最強の悟り呪文をお教えしましょう、「世の中ってそういうもの」「生きていれば色々あるさ」「まあいいか」「仕方ない」「それならそれでOK、自分は自分の道を行くだけ」。つぶやいた瞬間目のピントが合い、同時にハラが据わってまいりますのでぜひお試しください。

★二黒土星の方、ああどうぞそのまま床に倒れていてください、無理に立ち上がらなくてけっこうです。「もう生きていたくない」「このまま静かに消えちゃいたい」「こんなことなら生まれてこなきゃよかった」、そんなせつない声が聞こえてまいります。
起き上がる気力も体力もないときにつける薬はありません、頑張って息を吸って吐いて吸って吐いて時が過ぎるのをひたすら待つだけです。
辛さをしのぐコツは「回復したら○○をしよう」と心の隅に小さな希望を持つことです、ルミネでコスメ買おうでもイルミナカラーで髪染めてみようでもホットケーキ焼いて生クリームたっぷり乗せようでも何でもかまいません。目の前にニンジンをぶら下げると人は底力が湧くのです。
みなさんの今後の課題は底力を出して強くなることです。はいあなたが思っているほどあなたは弱くありません、子丑の二黒は辛いことを経験するほど心にしなやかな筋肉がついてまいります。弓偏にカタカナのムに虫と書いて強い、もともとは甲羅の固い虫のことでした。つらいときは丸まりましょう、柔らかいお腹を内側に丸めれば背中側は固い、つまり強い、そのまま賽の河原をごろごろ転がって、やがて明かりの灯る人里に出たらニンジンめがけて一気に走り出しましょう。

★三碧木星の方、はい。こちらはややお元気ですね。どん底の2020年を抜けて2021年はやや持ち直しましたもののまだ本調子ではございません、風邪の治りかけのような状態ですので無理は禁物です。
風邪といえば昨今流行中のコロナ、コロナはただの風邪という説もあれば恐ろしい伝染病という説もある、発言者の立場によってここまで意見が異なる病気も珍しいですね。騒がれているわりには発症者数はインフルエンザに比べごくわずか、切り札のワクチンは安全性が今ひとつ未知、庶民はいったい何を信じればいいのかよくわからず右往左往しているのが現状ではないでしょうか。
コロナで身体が害されるのもいやですがもっといやなのは心が害されること、不安や恐れや同調圧力がかかると心はどんどん固く縮んでまいりますこれを萎縮と申します。萎縮して固まった心は転がりやすいので簡単に誘導されたりちょっとした刺激でヒビが入りやすくなります。
宇宙旅行中のみなさんは地球の同調圧力から逃れられて幸いでした。本船の窓から見えますでしょうか、地球上でビー玉と化した心の群れがあっちコロコロこっちコロコロ転がっているさまを。ビー玉に足をすくわれて転んでいる人たちもたくさんいます。
みなさんの課題は周囲に流されないしなやかな心を保つことです。初期値の自分を取り戻したいときは、おいしいものをたらふく食べてたっぷり歩いてお風呂にじっくり浸かってぐっすり眠るといいでしょう。

★四緑木星の方、ああうつむいて懸命に何か書いていらっしゃる。ええとどれどれ「時代が悪い」「社会が悪い」「あいつが悪い」「こんな女に誰がした」「注文したラーメン早く持ってこい」、・・・怨みつらみのオンパレードですね。子丑の四緑はおだやかな知恵者とは申せ、やはりここ暗黒の大宇宙ではおのれの暗黒面があぶり出されてしまうのですね。
でも人を怨めば怨むほど自分に跳ね返ってまいりますよ、憎いくやしい許せないの呪文を脳内で繰り返すたび相手ではなくおのれの心がじわじわ弱っていく、相手に届く前におのれの脳に届いているからです。損するのでやめたほうがいいでしょう。
間違えてはいけないのですが人生の責任はすべて自分にあります、今の環境を引き寄せたのももとをたどれば自分ですから。そして類は友を呼ぶ、あなたを取り巻く人間関係の源泉はあなたです。
怨みの想念は決してあなたを幸せにしないでしょう、人を呪うのをやめて「私は幸せになります」という祈りに切り替えることをおすすめいたします。はい怨みごとを書くのをやめて写経に変更する方が出ました、さすが子丑の四緑は悟りが早いです。

★五黄土星の方、はい。みなさん背中から両肩、首筋にかけて「不仲」という名の重荷を背負っていらっしゃいますね、凝って凝って大変でしょう。五黄の辞書に「みんな仲よし」という言葉は存在しません、ムリに仲よくするよりイヤなやつは蹴散らせばいいじゃん、そんな声が聞こえてまいりました。
ごもっとも、しかし人は他者との関係を避けては自分が何者であるかわかりません。そこで他者が現れます、たいてい「イヤなやつ」です。鏡がないと自分がどんな顔してるかわからないでしょう、なので自分の前にいる人が鏡になってあなたのイヤな面を映し出してくれるわけです。
人間関係とはお互いを映し合う合わせ鏡、親子しかり、伴侶しかり、恋人しかり、友達しかり、職場仲間しかり、例外はありません。「自分のまわりにはいやな人間ばかり」「全員大きらい」という人はご自分の胸に手を当ててじっくりお考えください、もしかするとあなたが一番きらいなのはあなた自身かもしれませんよ。
そこに気づかず「イヤなやつ」を責めてもムダです、その人はそういう役割を配されているだけなのですから。その人を蹴散らしてもその先でまた同じような、いえさらにパワーアップした人が出てまいりますのでお気をつけください。
首、肩、腰の凝りがお辛い方のためには貼り薬、マグネット、ストレッチゴムひもなどのご用意がございます、ご希望の方はのちほどCAにお申しつけくださいませ。

★六白金星の方、あらっご自分から吐き出した想念の糸でぐるぐる巻きになってますね、身の置き所がないのか天井から逆さ吊りでぶらぶら揺れてミノムシのよう。あまり思い詰めないほうがいいですよ、昨今何かとストレスフルなのはわかりますけども考えすぎは身体によくありません。
悩み事を解決するにはとことん考えて解決法を編み出すかそれがムリならスパッと忘れるもしくは逃げるしかありません。いつまでもずるずる引きずっているとストレスが身体中に回って蕁麻疹や帯状疱疹や胃腸の不調やうつなどを引き起こすことがあります。くやしいこと腹立つこと理不尽なことで身体壊すなんて馬鹿らしいですよね、宇宙旅行も半分以上過ぎたことですし、そろそろミノムシから脱皮しませんか。
やり方は簡単、その問題から気をそらすだけです。最初は10分、そのうち60分、慣れれば数時間、それに囚われない時間を徐々に延ばしていくだけで自分を覆うミノが薄くなってまいります。
悩みから気をそらすには「不用品の廃棄と部屋の掃除」「イメチェン」「ハッピーエンドの本やスカッとする映画や勇気をくれる音楽を聴く」「漫才や落語やYouTubeなどで笑う」「旅行して非日常を体験する」「スイーツを楽しむ」などが有効ですのでお試しください。お望みでしたら船外活動用機動ユニット(MMU)のお貸し出しもしております、スペースデブリとの衝突、ユニットの故障による宇宙放出、宇宙服に穴の開く可能性などスリルとサスペンスを味わうことで、いやでも悩みから気をそらせます。

★七赤金星の方、こちらのブースは野戦病院の様相を呈しておりますね。鼻っ柱が張りすぎたのが原因の鼻骨骨折、資金繰りや投資の失敗による大けが、異性間の火遊びによるやけどなどみなさん満身創痍、大丈夫ですかー傷は浅いぞしっかりしろ。
トラブルの原因は自信過剰です、「私なら大丈夫」「これくらい全然平気」「バレるわけないじゃん」と現実を甘く見ておられませんでしたでしょうか。
ここ大宇宙ではものごとの尺度がゆがんで目測が狂いやすいため、「自分ならこんな仕事片手間でこなせる」と大見得を切ったら全然ムリだったり、「リボ払いなら楽勝じゃん」とどんどん買ったところが負け戦になったり、ローンを組んだらリストラされて借金だけが残ったり、「絶対女房にはバレないから」と高をくくったら女房はおろか親戚一同職場一同にまでバレバレでしたとかいうことがよくあります。
楽観主義は七赤の長所ですが天中殺期間はその長所が「甘い」という短所にひっくり返りやすいです、それ以上ケガを増やさないよう今後は十分お気をつけください。
ケガ予防のコツは「欲張らない」「甘く見ない」「現状維持もしくは必要最小限で満足する」「今の自分のパワーは通常の5〜6割と心得る」でございます。お仲間を見かけましたら「ご安全に」「ヒヤリハットは御法度で」のお声がけをお願いいたします。

★八白金星の方、はい。みなさん世の中のトラブルはどこから発生するかご存知ですか、そう口ですね。「最初に言葉ありき」と申しますが口から出てくる言葉は諸刃の剣、上手に使えば運を開きますが不用意に使うと災いを呼ぶことが少なくありません。特に気をつけたいのはグチや人の噂話、悪口、ウソ、誇張、想像や思い込みでものをいうことです。人をネガティブな気分にさせる言葉を日常的に発していると周囲の人が離れ、やがて孤独を味わうことになります。
話し方も大切、声質やイントネーションは人となりを表します、本人のバイブレーションが声色に乗りますからね。人に同意を求める疑問調の語尾上げや自信のなさを示す語尾尻切れはやめ、TPOに合わせて音程に適宜変化をつけながらはっきりハキハキお腹の底から声を出すとよいでしょうってこれ歌い方と一緒じゃないですか。
声に自信のない方はボイトレするといいでしょう、現状打破したい方はロック、ノリをよくしたいならスイングジャズ、昔のウキウキ気分よもう一度ならポップス、素直な心を取り戻したいなら童謡、毒を毒で洗い流したいなら藤圭子の怨歌がおすすめです。
口八丁手八丁の子丑の八白もこの大宇宙では腹の底に溜まった厄が口から漏れがち、しかも1しか言ってないつもりが相手の耳に届く頃には100に増幅しています。よけいなひと言を阻止するためには、マスクの2枚重ねがここ宇宙でも有効です。

★九紫火星の方、おやっみなさん頭のてっぺんから火を噴いておられますね。怒りの溶岩流が四方八方に流れ出しますと他のお客さまにご迷惑がかかりますのでお気をつけください。
憤りの原因は何でしょう? 家族や親戚や隣人が煩わしい、友達づきあいが面倒、仕事ハードなのに給料安い、収入減った、テレビがコロナあおってもううんざり、ネット広告がグロくてキモい、おやつ減らしてるのにちっとも体重落ちない、暑いのにマスク鬱陶しい、便乗値上げで今どき安いのはモヤシだけ。・・・いろいろございますね。
今年に入ってからのみなさんはいつなんどき爆発してもおかしくない活火山、頭頂部からちょろちょろ吹き出す炎でスルメやホッケの開きをあぶってちょっと一杯やりたいくらいでございます。しかしそんなにカッカしてはせっかくのスルメやホッケが焦げてしまいます。ここらでちょっとクールダウンしてはいかがでしょう、感情が高ぶっているうちは真の解決法は見つかりませんからね。
「ホントにアタマ来ちゃう!」から位相を変えて「自分は腹が立っている、じゃあこれからどうするか」へシフトいたしましょう。みなさんの課題は感情のコントロールと冷静さを取り戻すことです。切り替え上手の九紫ならそれが可能かと存じます。

・・・はい、こんな感じです。長くなってしまいました、みなさん小腹が空きませんか、ダイニングルームに和洋中取りそろえたバイキングをご用意いたしました。ライブキッチンでは天ぷら、ステーキ、窯焼きピザ、おにぎり、お寿司、串カツなどもお楽しみいただけます。食後のスイーツはお好きなものをお好きなだけ、童心に戻れるでっかいチョコレートファウンテンもございます。ここ大宇宙では食べることがせめてもの楽しみ、心の脱臼や肉離れ、打ち身、ねんざにはおいしいものが何よりでございます。

地球に置いてきた肉体がコロナに感染しないか心配ですか? 未来を憂えて気に病んでも仕方ありません、今私たちにできることはうがい手洗い殺菌消毒、そして毎日の栄養と運動と睡眠で免疫力を上げることです。さらに趣味や恋愛などほんの少しのお楽しみ、それさえ心がけていれば大丈夫、心配には及びません。

みなさんが地球に帰還するころにはコロナ禍も一段落していることでしょう、それまではここから地球を眺めてゆっくりとご自分の行く道を思い、ウキウキワクワク暮らす方法や、もっと幸せになるにはどうすればいいかじっくりお考えください。

地球帰還は2022年2月3日節分を予定しております、それまでもうしばらく大宇宙の旅をお楽しみください。
それでは肩の力を抜いてリラックスされ、引き続き安全で快適な空の旅をお楽しみください。大丈夫、なるようになりますし、あなたに必要のないことは起こりません。子丑天中殺のみなさんに幸いあれ。
Good Luck、Thank You。(一同礼)

2021年5月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさんこんにちは。
明るくさわやかな新緑の季節は本来なら遠出して観光やアウトドアを楽しみたいところですがコロナ禍ではなかなかのびのびできません。
そこで住まいの見直し、より快適により楽しく過ごせる環境を作る、5月は衣替えのついでに洋服その他の不要品を処分して身辺をすっきりさせてはいかがでしょう。
いらないものをせっせと収納するくらいなら潔く捨てる、物がぎちぎちに詰まった部屋に住んでいると運気が頭打ちになるからです。
今年は例年以上に運のいい私でいたい、ならば身のまわりはすっきりシンプルにしといたほうがいい、身が軽いほうがいざというとき迷わず動けます。

全員に共通の凶方位は北東、南東、南西、北西。残る北、東、南、西が吉方位になるかどうかは星によって異なります。
それでは5月5日から6月4日までの九星別運気と吉方位、まいりましょう。

★一白水星・・・人生とは悩みの海=苦海を泳いで筋トレするようなもの、押し寄せる波に呑まれてあっぷあっぷする時期を低調期、苦海から岸に上がってのんびり甲羅干しできる時期を好調期と申します。ずーっと低調期だとつらくてやってられませんしずーっと好調期だとラク過ぎて身体がなまる、なのでどの人もすごくつらいの1割すごく楽しいの1割残り8割はどっちでもない感じで「ほどほどにいい感じで成長なさい」と時間を割り振られます。
九星気学で読み取りますと一白のあなたの今月の運気は・・・はい押しも押されもせぬ好調期、すでに砂浜に座って「空が青くてきれい」とか言いながらおいしいジャンボンフロマージュ頬張ってる一白もいるでしょう、ふふふすてきねフルーツやチョコボンボンや赤ワインも用意してあるのよ久しぶりのピクニックを楽しんでね。
いや全然楽しくないむしろ溺れてるンですけどという一白はいま宇宙船に乗ってるか過去に自然に反したことばっかしてきたか「自分は不幸」と思い込んでるかのどれかです。一番多いのはみっつめかな、不幸という名の松葉杖をつくのがクセになっちゃってるのかもしれません。松葉杖を捨てるなら今がチャンス、捨てちゃえそんなもン。
吉方位は東、西。心の筋肉を鍛えたいなら東、脚の筋肉を鍛えたいなら西へどうぞ。

★二黒土星・・・塩辛いものを摂りすぎると血中の塩分濃度が上がって身体がむくむだけでなく胃が荒れたり高血圧になったり腎臓に悪影響を及ぼすことになります。健康でいたいならしょっぱいものはほどほどにしとくのがいいでしょう。
これ胃袋に限らず心も同じ、塩辛い=辛い=つらいことばかり続くと心が荒れたり心がむくんで気持ちに余裕がなくなり怒りっぽくなったりどうせあたしなんかと自己卑下して投げやりになるなどいいことひとつもありません。心の健康を保つためにもつらい経験はほどほどにしとくべきでしょう。
二黒は今年に入ってから心身がちょっとむくんでますか、食生活で気をつけるのはもちろんつらい目に遭いすぎてないかもしくは自分に厳しすぎないか振り返ってみてください。「体重の増減が激しい」「血圧が不安定」「胃腸の具合が今ひとつ」「なんかもうどうでもいい」というならしょっぱい現実から逃避して景色のいい場所でゆっくり甘いもんでも頬張りましょう。
吉方位は東、西。自分を俯瞰したいなら東、人間関係の修復は西へどうぞ。

★三碧木星・・・「親の因果が子に報い」は迷信でも何でもなくまぎれもない事実、なぜなら子どもは親が選んだ衣食住の環境で成長し親から価値観を受け継ぐからです。なので親が太っていたら子どもも太りやすくなりますし親が掃除をしないなら子どもも掃除しませんし親が離婚したら子どもも離婚のハードルが低くなります。
家を出て独立するとしばらくは親の影響を引きずりますが、四方八方から揉まれるうちじきに「この考え方はズレてるな」「こういうやり方は自分ちだけだったんだ」と気づくことになります。自分という硬い粘土をいかにもみもみしてどこまで美しく造形できるか、それが人生の課題であるといっても過言ではないでしょう。
三碧は自分の価値観を試されるかもしれません、DNAが頑固すぎると否定に始まり否定に終わってせっかくのチャンスがむだになる、目の前で起こることはすべてバージョンアップの試金石ととらえてちょっとアタマと心をもみもみしてみてください。
大吉方位は東、吉方位は西。読解力を高めたいなら東、ヒアリング能力を高めたいなら西へどうぞ。

★四緑木星・・・エンパスとか繊細さんとか最近よく耳にしますよね、要は神経が細やかでちょっとした刺激にも敏感な人ということです。空気を読むのがうまい、人の気持ちがよくわかる、共感能力が高い、カンが鋭いなどのメリットがある反面、ささいなことでくよくよする、打たれ弱い、深読みしすぎて勝手に疲れる、人混み行くと頭が痛くなるなどのデメリットがあります。生まれ持った気質なのでなかなか変えるのは難しいですが、もし変えたいならゆってぃのわかちこ踊りをするか、「まあいいか」を口癖にするか、人のこと気にするヒマがないくらい忙しくしてるといいでしょう。
四緑は周囲の和を重んじてわりと気ぃ遣う傾向がありますが今月は人の思惑なんか考えず思ってることをストレートに口に出してみましょう。「四緑さんの言う通り」とすんなり受け入れられ、「あ、これでいいんだ」「間違ってなかったんだ」という自己肯定感が芽生えます。自信をちょっとずつ積み重ねていくうちかいわれ大根のように細い神経もやがてタケノコのようにぶっとく成長していくことでしょう。
吉方位は南。細かいことを気にせずもっと図太くなりたいなら南へどうぞ。

★五黄土星・・・四緑と真逆なのが五黄土星、この星は他人の思惑など一切気にせず邪魔者を蹴散らしながらわが道をドスドスのし歩く猛者(もさ)であります。「力強くてカッコいい」とあこがれる人もいれば「無神経」と敬遠する人もいる、もちろん五黄本人は他人から好かれようが嫌われようが知ったこっちゃない、ただわが道を行くだけであります。
今月ももちろん五黄はわが道を行くでしょう、ただしそこかしこにごきぶりホイホイやハエ取り紙がぶら下がってる暗示です。それらは「あんまりぐいぐい歩かないほうがいいかもですよ」という気づかせ、たとえ引っかかったって五黄は自力で剥がすでしょうがその先でもっと粘着力の強いトラップが設置されることになるでしょう。
なので自分勝手に進むのちょっとやめて、前でしゃがみ込んでる人に大丈夫ですかと声かけたり後ろから走ってくる人に道を譲ったり隣にいる人にはいこれ飴ちゃんなどちょっと周囲に気ィ配ってみませんか。その途端ああら不思議、あちこちに仕掛けられたトラップが次々に消滅していくことでしょう。
大吉方位は北、吉方位は東、南、西。金運財運アップは北、モテ運は東、コネ運スポンサー運は南、仲間に恵まれ運は西へどうぞであります。

★六白金星・・・元号が令和に変わってからコロナ禍やオリンピック開催の是非など色々な問題が浮上していつもは考えないことを考える機会が増えました。「発症率や死亡率がものすごく高いわけではないのにどうしてこんなに規制だらけなのかな」「情報番組を見ると不安になるのはなぜだろう」「マスクはいつはずせるの」「ワクチンって本当に効くの」「オリンピックってそもそも何のためのイベントなの」「SNSが荒れやすいのはどうして」「家族や同僚や友達との距離の既定値はどこに定めよう」「自分が本当にやりたいことは何だろう」「一番大切なものって何だろう」。
今までのルールや価値観を再考する大きなきっかけになったというだけでも新型コロナが登場した意義はある、医療現場が野戦病院と化しているところもあるようですがたしかにこれはひとつの戦争、国と国との戦いというより自国システムのスクラップアンドビルド戦争、そして個人の意識改変戦争といえるかもしれません。
ここ読んでる六白も自分戦争の真っ最中かな、やる気も体力も絶好調の今月は煮詰まった価値観を鍋ごと捨て、新しい鍋に新しい価値観を入れて火を入れるチャンスです。
吉方位は西。新しいレシピを発見したいなら西へどうぞ。

★七赤金星・・・時代がどう移り変わろうと自分の人生は自分持ち、みんなそれぞれ自立した存在なので家族も遠くの親戚もご近所さんも誰も助けてくれません。「子どもは大きくなったら親の面倒を見るのが当たり前」「兄弟は兄弟同士で力を合わせるもの」「いざというとき手を差し伸べるのが本当の友達」などの「常識」はこの先どんどんすたれていくでしょう。
じゃあ力強く人生を送るには何が必要かというと知恵と知識ですがその前に先立つものはまずお金、お金がないと人生がぐらぐらします。投資で増やす自信がないならひたすら貯めるしかない、じゃあどうやったら貯まるのか、はい支出額が収入額を超えないようにすればいいだけです。自制心のない人はカードやめて現金払いにするとか最初に天引きして絶対引き出せないようにしとくとかコツコツ小銭貯めるのもいいでしょう。貯金箱は心の文鎮、貯金箱が重くなるほど心も安定してきます。
七赤はいま貯めどき、今貯めなくていつ貯めるのというくらい貯蓄運が高まってます。ゴールデンウィーク中に自粛してたのは幸いでした、だってお金使わずに済んだじゃん。余ったお金は貯蓄に回して将来の人生基盤をがっちり固めときましょう。
吉方位は西。がっちり貯めたいなら西方位の信頼できる金融機関に預けましょう。

★八白土星・・・頑張りすぎて体調崩したことありますか。仕事、家事、育児、介護、夫婦関係の修復、深刻なトラブル対応などなど面倒なことを自分ひとりでずーっと背負い込んでいると、交感神経が緊張しまくってやがて心身に支障を来すことになります。
イライラしてすぐキレる、やる気が出ない、食欲がない眠れないお通じもない、頭痛肩こり腰痛、すぐ風邪を引く、パニック症などわりといつも調子が悪いという人はどこかにストレスがかかっているかもしれません。
特に真面目な人、責任感の強い人、やさしい人、感情を溜め込みやすい人は要注意、歯を食いしばってそのまま頑張り続けるとパンクするおそれがあるので気をつけましょう。一番いいのは脱兎のごとく逃げる、「しばらく消えます、探さないでください」と書き置きして大自然豊かな吉方位の温泉でのんびりお湯に浸かりおいしいもの食べてぐっすり眠ることです。それが無理なら誰かに相談して任せられるところは任せる、それも無理なら完璧目指すのをやめて従来の4割から6割できればよしとしましょう。
今まで頑張ってきた八白はそろそろ休憩タイム、身を削ってまで頑張らないといけないイベントなんて人生にそう何回もありません。このまま頑張るべきかどうか判断しかねるときは「この努力は将来の自分のためになるか?」で考えてみてください。
大吉方位は北、吉方位は南。身体を休めたいなら北、心を休めたいなら南へどうぞ。

★九紫火星・・・「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になり、行動になり、習慣になり、性格になり、運命になるから」とマザーテレサは言いました。「思考は現実化する」とナポレオンヒルは述べました。「因果応報」とお釈迦様は説きました。みなさん同じことおっしゃってるんですね、「自分の運命は自分で決めている」と。
運命を作る源泉は自分の想念です。たとえば「あの人に絶対会いたくない!」と強く思うほどばったり会ったりしませんか。あるいは「当たったらうれしいな」と素直に思ったら本当に当たったこともあるでしょう。よくも悪くも「ストレートに」「強く」「感情に訴えた」ことは現実化するのですね。こういうのを念力といいます。人生で起こることは誰のせいでもなく自分のまいた種、すべて自分の念力が引き寄せたことと考えられないでしょうか、「あいつのせいでこうなった」じゃないんですね。
前向きな想念は明るい現実を、後ろ向きな想念は暗い現実をたぐり寄せます。なので不安をあおる人や情報にはなるべく近づかない、もしアクセスしちゃったら潜在意識にマイナスの種を植え付けられる前に離れる、流す、消去する。幸せになりたいなら不快なことをいつまでも引きずらず身も心もカラッと軽くしとく、そしてすごく小さいことでいいから楽しみを見つけてなるべくいつも笑っていてください。
吉方位は北。身も心も軽くいたいなら北へどうぞ。

・・・はい、こんな感じです。さわやかないい季節ですね、コロナ禍が去ったら何をしたいですか? それが現実化した様子を思い浮かべながらウキウキワクワクお過ごしください。