寝耳に水 2022年2月号


アントワーヌ★
お嬢さまったらこの広大なお城で小さな屋根裏部屋のこたつに潜り込んだまま漫画ばかり読んで。年が明けてからもう1カ月、そろそろこたつから出てはいかがですか。今朝は春の息吹が感じられる温かな日が射しておりますよ。
お嬢さま★だって寒いんだもの。
アントワーヌ★あらっお召し物が黒地にグレーの卒塔婆柄で辛気くさい。気分は身につける色柄に左右されますからもっとこう春を呼ぶようなピンクとかオレンジとか黄色とかお花色のドレスにチェンジされてはいかがですか。
お嬢さま★だって寒いんだもの。
アントワーヌ★そんなことだろうと思ってほれっグリーン地にローズピンクが華やかなドレスを用意してまいりました。こちらのほうがお嬢さまにはよほどお似合いです。
お嬢さま★(こたつに入ったままもそもそ着替えて)何だか気分が上向いてきたわ! なるほどこういう服を着たら本当に外に出たくなるわね、よしっ日当たりのいいガーデンに出てお茶でも飲むか!
アントワーヌ★ほほほ単純、では熱々の黒豆抹茶に摘みたてイチゴのタルトをお持ちいたしましょう。ついでにタロットもおめくりになっては。
お嬢さま★承知! 生クリームとカスタードクリームをたっぷり添えてね! では今月もみなさんの運気を生まれ月別にタロットでチラ見してみましょう。

★1月生まれ・・・どこへ行っても自分と気の合わない人は登場するものです。職場しかり、ご近所しかり、サークルしかり、親類しかり、あるいは家族しかり。不思議ですよね、なぜ行くとこ行くとこ申し合わせたように「イヤな人」に出会うのでしょうか。「苦手だから」と逃げてもその先でまた同じようにイヤーンな人が待っている、しかも前の人よりパワーアップしてたりします。
はい、彼らは全員あなたのパーソナルトレーナーとお考えください。「負荷をかける役」を天から任命され、あなたに磨きをかけてくれる人たちなのですね(たぶんトレーナー本人は気づいてないでしょうけども)。人の縁って色々な種類があって、味方についてくれる縁もあれば敵対する縁もある、どちらも自分にとっては貴重な存在、だって関わることで自分がどういう人間かわかってきますから。
今月は「ストレスを感じる相手とどう関わるか」のエクササイズ期間、逃げてばかりいるとさらに負荷かけてきますから、一回バシッと相対してみてください。「この人は自分のどの部分を鍛えようとしてくれているのか」を考えると、対応法が見えてくるのではと思います。

★2月生まれ・・・「本当に大事なことは人の手を借りずに自分でやれ」と開運学では申します。他人をあてにすると何かと気をもみますし、万が一その人が失敗したとき「あの人のせいで」とグチをこぼすことになります。なので絶対にミスしたくない案件に取り組むときは、自分の力でチャレンジしたほうがいいでしょう。
誰かと手を組んでビジネスを立ち上げるときも同じ、「責任はイーブン、報酬もイーブン」はあり得ません。必ずどちらかの責任が重くなりますから、最初から「トップと補佐」「組長と副組長」「ママとチーママ」といったように役割分担をはっきりさせ、受け取る報酬も肩の荷の重さに比例させるといいでしょう。
これから何か始めようとしていますか? それが重要な案件なら、誰かに頼らず自分でやることをおすすめします。自分にないスキルを持つ人の力を借りるのはありですが、情より理を優先させましょう。特に金銭がからむ場合「あなたと私の仲じゃない」は禁句、できる限りビジネスライクに、最初に双方で取り決めたルールに則って進めるのがキモです。

★3月生まれ・・・清らかな水をたたえた大きなカメに濁った水を注ぐと水全体が濁ります。人間の意識も同じようなもので、意識の集合体=クラウドに個々人が濁った想念を飛ばすとクラウド全体が濁ることになります。自分は全体であり全体は自分、自分は全体の相似形であり逆もまた真なりでお互いに影響を及ぼし合っているのですねってわっかるかなわっかんねえだろうなあ(©松鶴屋千とせ)。
宇宙から見れば地球は青いビー玉、暗黒の宇宙空間で燦然と美しく光り輝いているのでそれほど捨てたもんじゃないわけですが、ピンチアウトしてよく見てみるとところどころ濁ったり真っ黒だったりでまだまだ改善の余地があるのではないでしょうか。
スーパーマンとかワンダーウーマンとかじゃないので大きな仕事はできませんけどもせめて自分がつながっているクラウドはきれいでいてほしい、そのためにはまず自分から清らかなものと濁ったものを分別する必要があります。「誰かの役に立つなら」が源の行動が前者、「自分さえよければ」が後者です。
「できるだけ清らかなあなたでいてください」とカードが告げています。それを心がけとくと、クラウドからすっごくいいものがダウンロードされるでしょう。

★4月生まれ・・・人はなぜ未来に不安を覚えるかというと矢面に立っているからです。過去はもう済んだことなので安心感がありますが未来は未知、手探りで進むしかないので本能的に不安を覚えるのですね。
「この子たち、時間軸がなければずっと一カ所に立ち止まってるじゃろう」というわけで、神さまはこの世の時間を強制的に前に進めることにしたのです。そこで生まれたのが「一瞬先は闇」という言葉です。
しかし闇があるなら光もある、先に進むことは必ずしも怖いこと恐ろしいことばかりじゃない、進まないと得られない幸せもありますから。
はいなぜこんなお話をしたかと申しますと「じきにうれしい便りが届くでしょう。それは仕事や金銭に関わることかもしれません。恐れず前進してください」とカードが告げているからです。人生そう悪いことばかりじゃない、今まで頑張ってきたぶん見返りは得られますよ、大丈夫、ご自分の運を信じてそのままお進みください。

★5月生まれ・・・直感がはずれるのは観測に願望が混じるからです。「こうなったらいいな」と「現状はこうである」は違う、違うどころか真逆であることも少なくありません。代表的なのが「Aちゃんに告白したらむこうも好きっていってくれるに違いない」「明日のテスト全然勉強してないけどきっと何とかなる」ってやつ、希望が先走って現実が追いついてこられないのですね。隣にいる人が「え? そうかな」「そうなったらいいけど」と横やりを入れてくる場合、たいてい横やりのほうが正解です。
5月生まれは直感と行動力どちらも冴えてることと思います、お元気で何よりです。しかしそれをそのままストレートに発揮するのはちょい危険、特にお金がからんでるときや早く早くと返事を迫られてるときの即断即決は避けたほうがいいでしょう。
急がなくちゃいけないのはトイレに行きたいときだけ、その他の案件はじっくり考えてから結論出しても全然遅くありません。

★6月生まれ・・・ちょっとしたことで傷ついても、ひと昔前なら野原で風に吹かれる、大地をてくてく歩く、浜辺を散歩するだけで心が軽くなったものです。自然が人の心を癒やしてくれたのですね。しかし昨今では野原は区画整理されてビルが建ってるわ地面はアスファルトで覆われてるわ海岸はテトラポットだらけになってるわでなかなか大自然の息吹を感じられません。
自然が蓋されちゃった結果、心の傷がなかなか癒えずにそのまま病んじゃったり傷つくことに敏感すぎて閉じこもっちゃう人が増えました。繊細できめ細やかなのはいいですけども度が過ぎるとささいなことですぐ傷ついて面倒くさい人になっちゃいます。
「強くなりましょう」とカードが告げています。身も心も弱いより強いほうがいいに決まってます、そして自分の強弱を決めるのは自分自身です。「弱い自分のままでいいや」と思えばどんどん弱くなりますし、「強い自分になろう」と思えばどんどん強くなります。たまに温泉や海山野原に出かけて心をリセットし、過剰な恐れを削除してください。

★7月生まれ・・・過去の自分を恥じたり悔いたりして「うままままま」とうめき声を漏らしたことありますか。それを何回も反すうしてると海馬にインプリントされて何かあるとすぐうまままままと口に出るようになっちゃいますから気をつけましょう。
だいたい辛い過去の記憶を掘り起こしてもいいことひとつもないですよ、タイムマシンがあればそのときに戻って反撃したりもっとましな対処ができるかもですが未だ実現化されていません。
ならばイヤな過去は「もう終わったこと」と割り切って忘れるしかない、あのときの自分はそのときにできることをやったまで、あれが精いっぱいの対応だったのだ、それで出た答えが正解であり、それがいやならこれから違う答えを導いていけばいいだけと考えればいいのです。
「失ったものを取り戻そうとするのは無駄、今さらそれを手に入れたところで幸せにはなれません」とカードが告げています。時計の針を今この瞬間に合わせてください。

★8月生まれ・・・新しい環境に入ったときにまずやるべきは自分を中心とする半径1.8mに境界線を引くことです。円の外側では当たり障りなくフレンドリーな関係を築いても、中には誰も立ち入らせてはいけません。「いいじゃん、このくらい」といわれてもそこは譲らない、「あっもうこんな時間!」「サインコサインタンジェントの違いって何でしょう」など煙幕を張って微笑みながらその場から逃げましょう。
どこに身を置いてもあなたの世界はあなたがルール、やることさえきちんとやってれば自分に都合のいい秩序で運営しても誰も文句はいいません。
8月生まれはこれから新しい世界に移行する暗示、すてきね夢がいっぱい、ひとつひとつがキラキラ光ってるのね、ですが肝心なのは最初のポジショニング、周囲の目を気にしていい子ちゃんぶったり誰かのご機嫌取ったりする必要なんかありません。初期にきちっとバリヤーを張り、隙あらばと忍び寄ってくる妖怪怨霊魔界村のみなさんからしっかり我が身を守りましょう。

★9月生まれ・・・世の中って不公平と思いますか、「あの人だけ幸せになってずるい」「自分はこんなに苦労してるのにちっとも幸せになれない」って。
・・・その考え方が間違ってることは年を取るとおいおいわかってまいります。
世の中って本当はとても公平で、頑張った人は頑張っただけの幸せがつかめることになっています。楽して幸せになったように見える人は華やかな微笑みの下に苦労を隠してるだけ、実は人の何倍も苦労してます。逆に苦労する前に下手に幸せをつかんじゃうと、その先に待っているのはイバラの道です。「若いときの苦労は買ってでもせよ」というのは嘘じゃない、先に辛い目に遭っとけばそのあとの幸せが何倍も甘くなるということです。
はい9月生まれは多少しんどくても我慢の子、辛いときはスパハワイアンズのポリネシアンダンス見る、タネイムアで希望の灯(ひ)が灯る、続く群舞で心に虹がかかります。美しいものを見て泣いて浄化して頑張って進んでいくと橋を降ろす大車輪がいきなりぐるんと回り出し、大きな川を渡ることができます。橋のむこうには幸せ王国への入り口があります。

★10月生まれ・・・人が友達や恋人や家族など仲間を作りたがるのは星が寄り集まって星団を作るようなものです。そのほうがより明るく大きく力強く輝けますし、連帯感が生まれて自分の足場ができたような気分になるからです。
星と星がいい関係を持続するにはコツがあります、それは「相手と同化しようとせず自分は自分の色で輝く」。放つ光の色は人それぞれ違う、同じである必要はない、比べる必要もない、変えようとする必要もない、だってもともとそういう波長なんだもン。
群れから離れてひとりで輝く星は格好いいですが自分が投影する光を誰も反射してくれないのでちょっと物足りないし寂しいかもしれません。でもそういうのあまり気にならないなら孤高の星として輝くのもすてきです。
引き寄せパワーが高まる今月は波長の合う星が見つかる暗示、モットーに関係なくどんどんシンクロしてラインをつなげてみてください。めったに手の届かないきら星ともコンタクトできるかもしれません。

★11月生まれ・・・「こんな忙しい生活はもうイヤ! 自分の時間がほしい」
仕事に家事に育児に忙しい方なら一度や二度は思ったことあるでしょう。そこで我慢して踏ん張ればいいのですが逃げ出して自分の好きなことばかりやってると人生頭打ち、本当はもっと高みに登れるのに残念ながら「やめた時点止まり」になります。
忙しいのは他者から鍛えられているあかし、特訓から逃げ出さずに頑張るとどんどん根を張ってそこから大きく成長できる、「忙しい・面倒くさい」は「伸びる」に通じ、「ヒマ・楽ちん」は「停滞」に通じます。
11月生まれはあれしてこれしてそれもしてと身辺が何かと忙しいことでしょう、精神的にもストレスたまってるかな、しかし乗り越える馬力とスキルはちゃんと持ってます。高い山の頂上から見下ろす景色はふもとから見上げる景色と全然違います、「やればできるじゃん」「頑張った甲斐があるじゃん」としみじみ思う、自分を自分でほめてあげたくなる、そんな1カ月になるかと思います。

★12月生まれ・・・「これをすると高確率でいいことが起こる」という行いを縁起と申します。「単なる自己暗示でしょう」という人もいますがいやいやちゃんと理にかなったものもある、たとえば日本古来の行事ですね。節分に豆をまいたらそのあと掃除するでしょう、掃除は家に溜まった厄=鬼を掃き出す行為ですから運気が上向くに決まってます。ひな祭りに飾る桃の花は邪気を祓うとされていますし、子どもの日につかる菖蒲湯は魔を切る(菖蒲の葉が刀に似ているから)など伝統行事はまさに縁起のオンパレード、担げば担ぐほど運が開くようにできています。
行事に限らず日常生活でもさまざまな縁起があります。「私って運が悪いなあ」と嘆くヒマがあるなら何でもいいから縁起を担いでみることをおすすめします。
「ちょっとしたことから加速度的にツキが上がるでしょう」とカードが告げています。有名なパワスポにわざわざ足を運ばなくても、冷たい滝に打たれなくても、マリア様に必死に祈らなくても運を上げる方法はたくさんあります。「負けられない日は新品を身につける」「勝負の前に東を向いて3回深呼吸する」「5年前のデパコスより新品のプチプラ」など、できる範囲で楽しく縁起を担いでみてください。

・・・はい、こんな感じです。コロナもそろそろオチがつくかな、軽症でもかからないに越したことはないですから引き続きうがい手洗い人との距離感を守りましょう。それでは今月も明るく楽しく元気に行ってらっしゃい!

2022年1月の九星別運気と吉方位


全国1千万人の開運ファンのみなさん、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

思い起こせば日本のコロナ禍の始まりは2年前、2020年庚子(かのえね)の年でした。庚は大ナタ、子は十二支の最初の動物。「古い世界に大ナタがふるわれ、新しい世界がスタートした」と解釈できます。
続く2021年は辛丑(かのとうし)。大ナタで切り開かれた世界がさらに細分化され、それぞれふるいをかけられました。丑は鬼門の北東に位置する十二支ですから、世界のカラー&みんなの価値観が否応なく一変した年と申せましょう。

そして2022年は壬寅(みずのえとら)。壬は海や大河を表し、寅は丑と同じく鬼門方位に位置します。簡単にいえば「冬の大河を渡るタイガー」、有無をいわせぬスピード感のある年、ときに流れが速すぎて危うさを感じるかもですが意識の底には雪解けの希望が伴います。厳しい冬のあとには必ず温かい春が来るのです。

今年波に乗れるのは「目的意識のある人」「積極的でアクティブな人」「行動する勇気のある人」「好奇心旺盛な人」です。川の中州でぼやぼやしてると取り残されますから、水の流れをよく見てフレキシブルに移動してください。運は自分持ち、周囲に流されず自分の底力を信じていきましょう。

1月17日から2月3日は冬土用。一年で最も寒く体調を崩しやすいとされる時期ですから、栄養のあるものを食べ、適度に運動し、夜は温かくしてお休みください。

全員に共通の1月の凶方位は東、南東、南西、西、北西。残りの北、北東、南が吉方位になるか否かはそれぞれの欄をご参照ください。
それでは1月5日から2月3日までの九星別運気と吉方位、まいりましょう。前半部分は1年の流れ、後半は1月の流れを予測しています。

★一白水星・・・2022年の一白は自問自答しながら成長します。金銀財宝は自分の外側ではなく内側にある、自分と向き合うことを恐れなければ「ここにこんなお宝が!」「ここ掘り下げるとざくざく小判が出てくるじゃん!」みたいな発見がたっぷり得られるかと思います。やっぱりこの世で一番面白いのは自分、いけ好かないのも自分、頼もしいのも自分です。どうぞご自分との対話で豊かな実りを得られますように。
一年通じて色々なことがあるかと思いますがどんなときも「天上天下唯我独尊」、いいんですよ自分の好き勝手やって、「世界は自分の脳内宇宙」という説もあります。ならば人のルールではなく自分のルールに則って好きなように宇宙を形成し人生を回していけばいい、暗くて辛気くさいデストピアなんか蹴散らして、宝の山があちこちにてんこ盛りの明るく楽しい桃源郷を思い描いてください。

人はこの世に生まれるや他者と関わりながら生きていきますが、いかなるときも最終的に頼りになるのは親でも子でも友でもなく自分です。なので困ったときは自分と相談するのが鉄則、自分は自分に絶対ウソをつきませんし本当の答えを知っているからです。答えを間違えるのは欲が出しゃばっているかそのときの運気が悪いからです。
今月の一白はうっすら予感したことがズバズバ当たりやすい、つまり運気が上がっています。なので行動力が高まっている今を逃さず、気になる現実を動かしとくといいでしょう。体調に不安があるなら病院で検査しとく、人間関係で迷ってるなら自分の本音を確認する、仕事で行き詰まってるなら別の道を模索してみるなど、現実世界を快適なほうへ舵切りしてください。

1月の吉方位は北東。現実をダイナミックに四捨五入したいなら北東へどうぞ。

★二黒土星・・・「素の自分に戻る」が2022年の二黒のテーマです。
2021年にけっこうストレス感じてた二黒は実は多いのではないしょうか、仕事や恋愛や人間関係やお金が原因で心にかすり傷受けた人もいるかな、自然に無理なく傷が癒えればいいですけども傷が深くて膿んじゃうと考え方に変なねじれ癖がつくことがある、それ放っとくと面倒なことになります。
今年は素直な自分を取り戻す年、このままでいいんか自分、自分に胸張れるんか自分と常に指さし点検して「このままじゃいけないかも」「どこかねじ曲がってるかも」と思ったら健康で清らかな自分を取り戻しましょう。
心のねじれやひきつれを誘発しているのはたいてい欲や執着や怒りや憎しみ、人は無垢で生まれてきても生きてればどうしても汚れが憑いちゃうんですね。
浄化するには美しいものを見聞きするのが一番、絵画でも彫刻でも音楽でも小説でも映画でも何でもいいから「一流」「本物」と呼ばれる作品に触れるといいでしょう。大自然豊かな場所へ旅行したり吉方位の温泉に浸かるのもおすすめ、心が洗われます。

1月はぴったり閉ざされていた窓が開き心の室内に新鮮な風が吹き込んで気持ちがせいせいするでしょう。絶対に解決しないように思えた懸案事項も少しずつめどが立ってくる、「かたくなに見えるものごとも時間がたてば変化するのだ」「前向きな気持ちが前向きな現実を作るのだ」「頑張って生きてりゃいいことあるじゃん」と実感できるのではと思います。
「んじゃ久しぶりにふぐちりでも食べるか」「ふぐの唐揚げとふぐ刺しも注文すっか」「ヒレ酒もいっとくか」と心と財布に余裕ができる、ほんのり薄暗かった世界に希望の光が射してくる、そんなウキウキワクワクの1カ月になるでしょう。ちなみに海のもの、特にふぐには厄落としパワーがあります。毒は毒をもって制すからです。

1月の大吉方位は北東。瓢箪から駒を出したいなら北東へどうぞ。

★三碧木星・・・2022年は「ご破算で願いましては」と天から三碧にかけ声がかかります。人差し指で一直線に珠(たま)を払い、心をリセットしてから人生の新しいサイクルに勢いよく飛び込んでください。あなたの今年のテーマは「心機一転巻き返し」。
誰かに遠慮して自分を出せなかった? 言いたいことをはっきり言えなかった? 自信がなくて腰が引けていた? はいもうそんな必要ありません、なぜなら今年は古い自分から脱皮して本来の自分に新しく生まれ変わる年だからです。個性や才能を隠すのは罪、これからは自分のやりたいことをやりたいようにやりましょう。
巻き返しのチャンスは職場や実家の近辺などあちこちからもたらされます。「これやってみない?」「参加しない?」「手伝ってもらえるかな?」と打診されたら人生リセットのサイン、気軽に乗っかってみてください。うまくいけば恋愛、結婚、転職、合格、才能のお披露目、引っ越し、店オープンなどの夢が叶うかもしれませんよ。
人生は夢を咲かせてなんぼ、「2022年は夢の種まき」と心してフットワークよく進んでください。

1月はやりたいこと、やらなきゃいけないことが次々に目の前に浮かんでは消え浮かんでは消えしてなかなか落ち着かないでしょうが急いてはことをし損じる、あせらなくていいので優先順位を決めてひとつずつ確実にクリアしていきましょう。
方々から色々な選択肢や判断材料が入ってきて絞り込みに迷うかもですが、「やってもやらなくても現状は特に変わらないな」と思ったら今しなくてもいいこと、「今やっとかないとあとで立て直すのが面倒だろうな」と思ったら即やるべきことです。

1月の吉方位は南。心の視力を上げたいなら南へどうぞ。

★四緑木星・・・人との縁を活かすコツは「こんな人と出会って運が悪いなあ」「どうしてこんなひどいことをされるのか」と相手を呪う前に「この出会いにはどんな意味があるか」を考えることです。出会った相手は自分を反射するミラーボールだからです。
ものわかりのいい四緑はその辺うっすら理解してますから対人面で何かあっても顔に出しません、いつもそよ風のように微笑みながら内省する知恵をお持ちです。
今年もたくさんの出会いや交流があるでしょう、ただ例年と違うのは敵より味方が多くなることです。こちらが一方的に敵認定してる人がなぜか力を貸してくれる、よく知らない人から「ずっと見てました、あなた頑張ってますよね」とエールを送られる、いけずと思い込んでた目上や上司が自分を認めてちゃんと評価してくれるなど、意外な誤算が多くなるでしょう。人生これから面白くなりますよきっと。運命は人との出会いで決まります、人間関係で恵まれまくるこの1年に乞うご期待ください。

1月は早めに臨戦態勢に入りましょう、いつまでもダラダラしてるとせっかくの幸運の芽をつかみ損ないます。今月は毎日がチャンスデー、いつどこでうれしいお声がかかるかわかりません、スーパーでも歯医者通いでも丑の刻参りでもどこ行くにもちゃんとした格好をすることをおすすめします。自分じゃ気づかなくても玄関口や停留所や横断歩道ですれ違ったとき「あっあの人だ」と認知されてることが多いのをご存知か。
仕事やプライベートで肩の荷がちょい増える暗示もありますが逃げ出さずに笑顔で責任果たすと立春以降に次元上昇、上の世界ってこんなにいい香りがしておいしくてきれいな景色が広がってるのか、もっと早く来るんだったと感動することでしょう。

1月の吉方位は北東、南。精神面で次元上昇したいなら北東、現世利益を得たいなら南へどうぞ。

★五黄土星・・・2022年はすべての星が自分の定位置に戻る年です。こういう年はものごとの本質が色濃く出やすい、もちろん人の本質もあからさまに浮き出ます。裏と表の距離が縮んでわかりやすくなり、因果と応報の時間も縮みます。
なので今年うまくいかない人は何かが足りてないということ、その「何か」はちょっと考えればすぐ思い当たるはず、そこで頑張って修正すればすぐ現実界に反映されるので運気を立て直すのが比較的容易になります。誰にとっても「思考力と実力と運が試される年」なので気合いを入れ、張り切っていきましょう。

さて五黄の定位置は中央、今年中央に回帰する五黄は他のすべての星たちの「重心」になります。これはつまり「軽々しく動けない」「責任が重くなる」「周囲を見渡せると同時に周囲からも注目される」ということ、2022年の世界は五黄を中心に回るのです。なので今年はくれぐれも慎重に行動する、なりゆき任せとか気分で動かない、ちゃんと考えずに行動してミスすると糾弾されたり責任取らされることになります。
人の手助けとか尻拭いもほどほどにしといたほうが無難、軽はずみに動かず王様とかお殿様みたいに膝上の猫なでながらどっしり構えてるといいでしょう。
五黄の今年のテーマは「インプット」。周囲から情報を集めてもぐもぐし、いらないものはペッと吐き出しながら日々栄養つけましょう。「今年はひと回り大きくなる年」と心して、世界の重鎮としてもりもり力を蓄えてください。

1月はのんびり開放的な気分になるでしょうが正月太りに注意。重鎮になるのはいいけども身体が重鎮になっちゃいけません、体型は心持ちの表れ、過度な肥満もやせすぎも気持ちのバランスが崩れている証拠です。ご自分の身長から適切な体重を知り、まめに体重計に乗って健康と運気を守りましょう。
それ以外は特に不安材料はなし、好きに過ごしていいでしょう。金銭的にも体力的にも余裕のあるときですから、時間があるなら吉方位に出かけて前からほしかったものを手に入れてはいかがでしょう。メガネ、指輪やイヤリングなどのジュエリー、財布、バッグ、化粧品、靴など、運のいいときに買った高級品はその後もあなたのラッキーアイテムになってくれます。

1月の大吉方位は北、北東、吉方位は南。今の体重をキープしたいなら北、体重オーバーの自分にカツを入れたいなら北東、体重なんか気にせず人生をもりもり楽しみたいなら南へどうぞ。

★六白金星・・・この星の本質は「天」、つまり「無限大の思考の広がりと底なしの行動力を持つ」という個性を与えられます。本来の姿は天衣無縫&純真無垢&天真爛漫、しかし地上に生み落とされるやいなや人間界の縛りを課されてしまう、必然的に六白は窮屈な思いをしながら成長することになります。
本当はのびのび自由にやりたいのに叶わない、それはなぜ、どうして、何のため。なぜこの世では思うようにことが運ばないのか、どうして人間関係は煩わしいのか、何のためにお金を稼ぐのか。そういった数々の問いを常に巡らせながら育つ結果、六白はやがて独自の哲学を身につけるようになります。
2021年の六白はじっくり考える時間をたっぷり与えられ、哲学者として少なからず成長を遂げたことでしょう。あなたが得た真理は何でしたか。
さて今年のテーマは「リミッターをはずして限界突破」。六白は本来スケールのデカさが身上、小さくまとまっては六白の名がすたります。体得した真理を現世との係留綱とし、四方八方ダイナミックに飛行して大きな夢を叶えてください。

1月はよくも悪くも予期せぬことが起こる予感。先が見えないときは時間とお金と気持ちに余裕を持たせるといいですよ、万が一トラブルに見舞われても切り抜けられますから。「30分早く行動する」「いざに備えてお金をいつもより多めに持っていく」「最初から過度に期待しない、ダメでもともとよければラッキー」、この3点を心がければ大難は小難に、小難は無難になるでしょう。
許せないこと、アタマにくることがあってもいちいちハラ立てない、もともと理想主義でまっすぐな星なのでお腹立ちはごもっともですがよけいなエネルギー使ったら損、「娑婆はそういうもの」とある程度割り切ることも必要です。小さいことを気にしてたらキリがない、それよりも今年の大望に照準を当ててやることをやりましょう。

1月の大吉方位は北、南。係留綱をより頑丈にしたいなら北、自分で自分にかけてるストッパーをはずしたいなら南へどうぞ。

★七赤金星・・・コロナ禍はなかなか終息しませんけどもいつまでも意気消沈してたらだめ、だって2022年は勇気とやる気と行動力を発揮した人が幸せになれるからです。
憂いや不安から逃れられないならスマホやテレビを消せばいい、瞬時に世界からコロナが消えてなくなります。どうも昨今は私たちひとりひとりが試されているような気がしてなりません、何を試されているかというと心棒つまり心の軸です。軸の細い人はちょっとしたことで右往左往し、軸の太い人は何があってもでんと構えてます。さてあなたはいかがでしょうか。

七赤の2022年のテーマは「人生をとことん楽しむ」。
「コロナの不安でそれどころじゃない」という人は軸が細め、スマホ見る時間を減らして前向きになれる映画を見たりじっくり考えさせられる本をたくさん読みましょう。日々のコロナ感染者数に一喜一憂するより、どうやって自分の1日1日をより豊かにより楽しく過ごすかにエネルギーを注いだほうが軸が太くなります。
ふところが温かくなる今年は衣食住&余暇の過ごし方をグレードアップしてみてください、いつもより少しぜいたくして新しい喜びを発掘しましょう。旅に出るなら宿は今までより上ランクを選ぶ、モテ運かなり上がる年ですから大浴場のれん前のお休み処で独身イケメンから「おひとついかがですか」と冷たいレモン水を差し出されるかもしれません。
飲んで食べて着飾って大開運、「今年はとことん楽しんだ者勝ち!」と肝に銘じ、お楽しみ無制限のスペシャルイヤーをご堪能ください。

1月はこれから始まるスペシャルイヤーの前哨戦、楽しいことがたくさん起こりますよ、自分がその気にさえなれば。気持ちが後ろ向きだとネガティブなことしか起こりませんが、前向きになるとポジティブなことが連続して起こるようになります。
好調期の今月にいいことをたくさん顕現化させとくとその後もいいことが起こるクセがつきます。コツは自分で自分の機嫌を取って気持ちを持ち上げること、もしイヤなことがあっても「まあいっか」と右から左へ受け流すこと、自分を大切にするのはもちろん相手の立場や気持ちもしっかり思いやることです。

1月の吉方位は北東。玉の輿運、出世運を上げたいなら北東へどうぞ。

★八白土星・・・「上手に流される」、これが2022年の八白に与えられるテーマです。天体の動きや天気はどう頑張っても人力で変えられませんよね、進化発展した文化文明をもってしても大自然の流れには絶対に逆らえません。八白の身にも「あ、これ逆らうの無理」と受け入れざるを得ない局面が何度か迫ってくるかと思います、しかしそれはそれでいいのです。
なぜなら自分の意に反することが自分を成長させてくるからです。「こんなの絶対いや!」なことが自分内に眠る知恵を掘り起こしてくれますし、「ホント頭に来る!」なことが戦闘力を鍛えてくれますし、「もう打つ手なし、いったいどうしたらいいの」なことが守備力と忍耐力を高めてくれます。
なので今年もしいやーんなことが起こったら「これは成長するきっかけなのだな」と思ってください。もちろん黙って耐えよということではなくできる範囲で対処したうえで、どこで見切りをつけるか、着地点をどこにするかじっくり考えるのです。
落とし前のつけ方が間違っていなければ、流されちゃっていやーんのあとに流されてよかったーんが来ます。

ただし流されるにも気力と体力が必要、じゃないと変なところに打ち上げられてそのまま干からびちゃいます。不規則な生活や運動不足や気持ちのゆるみで身体なまってないですか、2022年の大きな流れに巻き込まれる前に今月は心身を引き締めて筋力アップしときましょう。
やり方は簡単、早寝早起き、腹八分、ウォーキング、掃除、ババシャツやババパン、ババ腹巻きの買い換えなどで気持ちがリセットできると同時に運に筋肉がつきます。
今ひとつやる気が出ないときはお金使うといいですよ、電化製品や家具など大ものを思いきって買い換えると運気のすべりがよくなって流れが変わり、大きめの波にも上手に乗れるようになります。

1月の大吉方位は北東。美しいシックスパックを作りたいなら北東へどうぞ。

★九紫火星・・・2022年、太陽の恩恵を率先して受け取るのは九紫のあなたです。「気持ちの湿気が取れてカラッと前向きになる」「身体が温まってエンジンがかかる」「個性と魅力がくっきりする」「光合成が促進されて創造力が高まる」、つまり太陽光を浴びてあなたという存在がパワーアップするのです。
ただし太陽の光はポジティブな面と同時にネガティブな面もあらわにします。つまり長所が短所にひっくり返りやすい、白黒はっきりつける長所は「グレーゾーンがない」という短所に、一刀両断する長所は「短気」に、情熱的という長所は「カッカしやすい」「理性より感情でものごとをとらえやすい」といった短所に反転しがちです。
五黄土星の欄でも述べましたが2022年はそれぞれ持ってる個性が強調されるので、九紫のあなたは「エキセントリック」「よくも悪くも個性的」と見られるかもしれません。でもそれはそれでいいじゃないですか。
「過去の失敗や秘密がバレやすい」という暗示もあります。太陽光があなたの周囲をまんべんなく照らすからです。でもそれはそれでいいじゃないですか。もしバレたら「その通りですが何か?」と居直るといいでしょう。
はい九紫の今年のテーマは「自分の長所も短所も認め、それでよしとする」。
自分を変えようと思っても変わらないですよ、だってそれが自分だもの。ただ人は現実から学んで賢くなれる、世の中との接し方やフォローの仕方さえ間違えなければ短所はあんまり目立たなくなります。大丈夫、そのままの自分でいきましょう。

太陽光が頭上に射し始める1月は何となくむずがゆくて落ち着かず突発的に行動したくなるでしょうがまあ落ち着いて、サンダル突っかけて外に飛び出すとずっこけます。
頭に血が上って足もとまで注意が届きにくい今月はケガや事故や早合点、誤解など不注意ミスに要注意、特にチャリや車の運転、スマホの乗り換え、高額品購入、家の契約、冠婚葬祭などのセレモニーが控えている人はお気をつけください。結婚式に黒留袖のつもりが喪服着てたとか、山田家のじいちゃんの骨を拾おうとして名前よく見たら山日家であったなどということのないよう、くれぐれもよろしくお願いします。
大事に臨むときは鼻の穴から大きく息を吸って過熱気味の脳をクールダウンさせ、いつもより少していねいにやるといいでしょう。

1月の大吉方位は北。足取りをしっかりさせたいなら北へどうぞ。

・・・はい、こんな感じです。寒くて憂うつなとき、細かい作業が面倒なとき、人生にちょっと疲れちゃったときは豚バラ白菜、ふぐちり、もつ鍋、ほうとう、ぶりしゃぶ、キムチ入り水餃子など鍋ものが最適解です。おいしいですし手軽に作れて野菜がたっぷり取れてカロリーも低め、残ったら翌朝卵でとじておじやも楽しめます。というわけで今年もみなさんにとって素晴らしい一年になりますように。Good Luck!